代表取締役 木村 紀章

代表取締役 木村 紀章

設立 2007年12月
事業内容
    • インターネットメディア事業(インターネット広告メディア・コンテンツの制作・運営管理)
    • インターネット広告代理事業(インターネット広告の販売・代理事業)
    • その他広告代理事業
    • セールスプロモーション・プランニング事業
会社HP http://www.con-course.com/

あえて、家業とは違う仕事を選ぶ

当初、私は実家が設計事務所を営んでいた為、私自身も設計の専門学校で勉強していました。
当時の自分には建築設計士になるのが当たり前と思っていたので、その流れは自然でした。
しかし、学校で学んでいくうちに建築業界の文化や慣習に違和感を覚えるようになってしまい、
別の仕事を探すようになりました。

ただ、ビジネスとして「住」を担う仕事には興味があり、
また実際に人と会って話をする仕事がしたいと考えていたので、
不動産関係の会社を選びました。
その会社は、投資用不動産の販売を行う会社。
かなり厳しい会社でしたので、休みもほとんど無く、毎日が営業、営業の日々でした。

でも、辛いとは思いませんでしたね。
お会いする方々には、独立されている税理士や弁護士の先生も多く、
自分自身の成長が実感できたことが大きかったのだと思います。
そして、お会いする方々に感化されていき、
もっと違うステージの仕事がしたいという気持ちが強くなっていきました。

営業成績トップを達成し、モバイル系のベンチャー企業へ

違うステージとはいっても、一度は自分で選んだ不動産営業の道。
やり始めたからには、何か実績を残さなくては・・・
そう考え、「この会社で一番売れるようになったら辞めよう」と決意しました。
結果、入社して2年目に、物件販売数で社内TOPに。
これをきっかけに、当時の社長に「独立ができるような仕事をします」と伝え、
モバイル系のベンチャー企業に転職しました。

この会社には、業界知識ゼロ、なおかつ会社初の営業専門社員ということで
採用していただきました。
当時この会社は、コンテンツの運営を仕組み化し量産していくモデルを追及していたため
営業という文化がまったくありませんでした。
しかし、広告事業の立ち上げに伴い、営業をやる人間が必要だということで、
私が営業専門の社員として採用されたのです。

2年半ほど働き、多くのことを勉強させてもらいました。
また、日々の営業活動の中で、たくさんのコネクションを得ることもできました。

会社を立ち上げてコンテンツ事業スタート

その後、遂に自分の会社を立ち上げることに。
最初の頃は、昼は知り合いの会社の手伝いでお金を稼ぎ、
深夜に自分の会社のことをやるという2重生活。
ただひたすら働いていました。

現在当社では、いわゆるコンテンツビジネスを行っています。
日本人が作るコンテンツはとても優れているんですよね。                        
いい例として、海外において日本のアニメが流行しているということがあげられるでしょう。
しかし、まだまだ埋もれてしまっているものが、たくさんあるんです。
そのようなコンテンツを、広く世の中に配信していきたいと考えてます。

例えばですが、個人のイラストレーターが一人で海外進出なんて出来ないですよね。
そもそも、コンテンツを制作する段階と、世間に広めていく段階では、
やり方・必要なものが全く違うのです。
その為、多くの優れたコンテンツが埋もれてしまっているんです。

そんな方々の才能を発掘し、まとめ、商品として世界中に配信していきたい。
それが当社のビジョンです。

日本ナンバーワンの会社へ

当社の強みは、大手企業と協業でコンテンツ制作ができ、かつ実績もある点です。
コンテンツを買ってもらうというスタンスではなく、
一緒に製作していくというスタンスなので、
企業にとっては一緒に事業を行うというのがそんなにハードルが高くないのだと思います。

また人としての部分で、当たり前のことを当たり前にできる社員が揃っていることも、
大きな要因なのだと思います。
会社として普通のことなのかもしれませんが、
普通だからこそ意外と軽視してしまいがちな部分なのではないでしょうか。

多くの縁に恵まれ、現在のところ順調に、多くの大手企業と仕事をすることができています。
将来的には、コンテンツ事業を行う会社の中で、日本ナンバーワンになりたいですね。

学生へのメッセージ

自分が打ち込める仕事を探して、そこで働くことが一番大切だと思います。
でも、最近の若い人には、やりたいことが漠然としていたり、やりたいことがなかったり、
自分の気持ちで行動出来ない人が多いと感じています。
もっと、直感を信じて行動してもいいのではないかと思うこともありますね。

私自身は、最後までちゃんと頑張れる人、
そして、自分の仕事に対して責任感をもって取り組める人と働きたいと思います。
失敗したときに人のせいにするのではなく、矢面にたって責任をとれるかどうか。
採用面接の際は、一番重要視していることです。

自分が打ち込める仕事、
少なくとも、自分が少しでも好きになれることをやってほしいと思います。
好きになれないことやっても仕方がないですし、第一自分のためになりません。

「自分が本当に好きなことは何なのか」

学生時代に多くの経験をしておくべきなのは、それを探すためだとも思います。
時には人の意見や失敗を気にしすぎない図太さも大切です。
若い間は取り返しがきくので、どんな事にでもチャレンジしてみて下さい。