代表取締役 東海林 誠

代表取締役 東海林 誠

設立 2013年4月2日(創業2007年8月1日)
事業内容
    • インターネットサービスの企画、構築及び運営
    • ウェブシステム及びモバイルシステムの開発
    • ITに関するコンサルティング及び教育事業
    • 前各号に附帯関連する一切の業務
会社HP http://www.primetheory.jp/

花形産業のIT業界で、好奇心が仕事に結びついた

IT業界に入ったのきっかけは、花形産業だったからです。
もともと、コンピューターが大好き!というわけではありませんでした。
ただ、とにかく好奇心が旺盛で、流行りものを含めて様々な事業に興味がありました。

社会に出てからも当時興味があった分野、流行りそうな分野を手掛けている会社に
躊躇なく飛び込み、独立する前には、5つの会社を経験しました。
もちろんたくさんのことを学べたのですが、
会社では、やりたい仕事をやらせてもらえなかったり、
提案した仕事が、リスクの都合で通らなかったり。
なんとなくですが「いずれは起業してみたい」と考えていました。

一方で、世間ではモバイル産業が盛り上がりを見せていて、
個人的にもとても興味が湧き、モバイルのWebサービスに夢中になりました。
そこで「モバイルのニーズを極めてみよう」と思ったのです。
こうして会社に在籍しながら、会社外で個人の事業をスタートさせました。

そのうちに、ありがたいことに働きながらではこなせないほど仕事をいただけて
2007年にフリーランスになり、さらに事業を拡大して今年2013年には法人化に至りました。
好奇心旺盛な性格と、流行り廃りに左右されないように、
特定のサービスではなくそれを支えるレイヤーにこだわっていたことが
功を奏したのかもしれませんね。

地道に実績を積み、提供したかったサービスの実現へ

現在の事業は、大きく分けて自社サービスと開発の2本柱です。
自社サービスでは、iOSのアプリケーションを中心に、
自分で考えたプロジェクトを制作、運営しています。

もう一つは受託の開発で、独立のきっかけにもなった仕事です。
こちらはコツコツと実績を積み、地道に続けています。

フリーのエンジニアには、常駐と請負がいるのですが
常駐のエンジニアは、リーマンショックの際に案件が激減して影響を受けたようです。
私は請負にこだわり、持ち帰って仕事をする契約を続けていたのが良かったようです。

これからも受託の仕事は、いただける限りは続けていくつもりですが
今後は自社アプリ・サービスの企画開発運営に主軸をシフトしつつ、
ヘッドマウントディスプレイや腕時計型のような
ウェアラブルコンピューターに対応したサービスも提供していけたらと思っています。

ポリシーは、どこにも負けないスピード感

私がずっとポリシーに掲げているのは、レスポンスの速さです。
例えば見積りの問合せがあったら、5分以内に返信するなど。
メールでもやり取りでも、とにかくスピードを重視します。

もともと溜めこんだり放っておくのは苦手だという性分もありますが、
やはり技術があまり変わらない会社が並んだときに
そういったスピード感や対応力は大切だと思うのです。

おかげで、お客様から「一番早く回答をもらえた」と喜んでいただけることも多いです。
スマートフォンアプリの会社がたくさん存在する中で、
ネームバリューのない小さな弊社がお客様から直接声をかけてもらえたり、
お仕事をいただけていますよ。

時代に合わせ、パートナーと連携

法人化してからも、今のところ社員は雇わずにパートナーの方とお仕事をしています。
今の時代、働き方もますます多様化している中で
あまり会社や正社員という形にこだわる必要はないと思うのです。
むしろ、相手が望む契約形態で一緒に仕事ができたら、それが一番いいはずです。
本業や副業という区分も、時代遅れですが、
社会的なインフラがまだ追いついていません。
まずは企業側から推進していければと考えていて、
勝手ながら、その一翼を担いたいという思いもあります。

パートナーシップを組むうえで、もちろんある程度のスキルは必要ですが
求めているのは、プロジェクトのゴールを共有しながら一緒にやっていける仲間です。

「フリーでやりたいから」と形にばかりこだわるのではなく、
「やりたい仕事を突き詰めていたら、フリーになっていた」という人は大歓迎です。
現在の仲間とも、今後もいい関係を続けていきたいですね。

また、これから事業を拡大して社員を雇うことになっても
20~30人くらいまでの規模が理想だと考えています。
目が行き届く範囲内で、一緒に情熱を持って仕事をしていけることが理想です。

やりたいことがあるなら、まずは飛び込むこと!

大学生の皆さんに伝えたいのは、「大企業にこだわりすぎるな」ということです。

もちろん、CMで名前を聞くような会社は、すごく魅力的に感じるかもしれません。
しかし、世間に知られていない会社にも、活躍している会社はたくさんあります。
特にB to Bの会社は、全体での知名度は低いのかもしれませんが
規模が小さくても、業界だと名の知れた優良企業こそ選ぶべきだと思うのです。

今、やりたいことがあるのなら、その仕事ができる最短のルートを探してみましょう。
大企業では、規模の大きさゆえ、希望の配属に就くことさえ難しかったりします。
思いがあるのなら、とにかく飛び込んでみてください。
またバイトでも何でも、少しでも今から経験しておくのもいいと思いますよ。

あとは、興味のある業界の知識について本を読むのもいいですね。
何事も今から知っておいて、損はないと思います。
目標の実現と直結する行動を起こして、どんどん突き進んでいってくださいね。