代表取締役 岩崎輝之

代表取締役 岩崎輝之

設立 2009年3月3日
事業内容
    • ツール・エンターテイメント系スマートフォンアプリ・コンテンツの提供・開発
    • クイズコンテンツ・システム提供と開発「クイズ研」など
    • クイズデータベースを活用した各種サービス開発提供(API,OEM)
    • 受託開発(スマートフォン/PC/フィーチャーフォン)各種でバイス向けコンテンツ
    • システムコンサルティング
会社HP http://atamasoft.jp/

自分の力を試してみたい

大学の頃、特に社長になるとか、ベンチャーという事は頭になかったですね。
大学では通信系を専攻していたので、就活ではソフト系の会社を主にまわっていました。
ロータスという会社に就職し開発として働いていたんですが、
その親会社であるIBMと合併して大きな会社になり、
今後、自分ができることって何だろうと将来を考えた時、
既に出来上がっている大きな会社で何かをするより、
自分の力を小さな会社で試してみたいと思い、
オウケイウェイヴという今でこそ名は知れていますが、
当時は社員20人ほどの小さな会社に転職したんです。

ロータス勤務時代は組織が大きかったので、
締切が何時だから、チェックはこのタイミングでなど
開発の進め方などのフローがものすごくしっかりしていました。
一方オウケイウェイヴは人数も少ないし、
アップしたら即更新される納期までがものすごく短い世界。
理想のやり方と少数でも仕事をこなしていく事の違い、この両方を体験できた事は、
自分で会社起こしていく際に、とてもよい経験になりました。
オウケイウェイヴが株式上場し、また自分の将来について考えるタイミングがやって来た時、
このまま、会社と共に大きくなるのもいいけれど、自分一人でやってみようと思いが強くなり
2008年、個人事業としてソフト制作の仕事を始め、サービスをいくつか作りました。
そのうちの一つであるクイズのサービスにあるベンチャーキャピタルが興味を持ってくれて、
一緒に働いてくれる仲間も加わってくれる事になったので
1年後の2009年法人化、「あたまソフト株式会社」を立ち上げる事になった訳です。

今までになかったようなサービスをつくりたい

社長職、起業といった事を念頭に人生歩んできた訳ではありませんが、
一つだけ、今も昔も一貫して持っている軸となる思いがあります。
それは「今までなかったようなサービスをつくりだしたい」という気持ち。
誰かのマネでも、誰かのアイディアを改善するのでもなく、
今まで誰も思いつかなかったような全く新しいサービスを、自分の手で創り上げたい。
そこで勝負したい、そう考えています。

クイズとアプリ

あたまソフトの事業内容は、大きく分けて2つあります。

一つ目は企業向けのクイズ事業。
クイズを必要としている会社というと、
ゲーム会社やテレビの番組制作、キャンペーンにクイズを使いたい会社などが挙げられますが、
社内の担当者がその都度クイズをつくる事って意外に大変なんです。
そこで、私たちの会社が代わりに問題をご用意しましょうというサービスを思いついたんです。面白いでしょう?

テーマごとに分けられたクイズを15万問、こういったクイズが欲しいという時、
カテゴリからすぐに見つけられるいわゆるクイズのプラットホームですね。

普通クイズは、元クイズチャンピォンなどのいわゆるクイズのプロが、
自分の頭にある膨大なネタを絞り出して作っているんです。
でもそれってアナログですよね、経費もかかりますし。
私たちのサービスは クイズを出し合う「クイズ研」というクイズサイトを作り
各カテゴリーに精通したユーザーさん達が、遊び、楽しみながら、クイズを増やしていく仕組みなんです。
私たちは、ユーザーさんが作り出すクイズを真偽チェックした上で、データーとして管理している訳です。
クイズが欲しい人はサーバーにアクセスしてすぐに取り出す事が出来る、今までにない新しいサービスです。

2つ目の事業は家族とのコミュニケーションをもっと簡単にするスマホアプリです。
みなさん、家族と一緒に暮らしている人は、急な誘いで外食する事になった時、
なかなか家に連絡するチャンスがなくて夕食は済ませてきたなんて言って帰ったら
お母さんが「せっかく作ったのに!」なんて怒られたという経験はないですか?
私たちは、そんな些細な家族のコミュニケーションに一役買えないかという事で、
ワンタッチで1日の予定を家族でシェアするアプリを開発しました。
帰宅時間や夕食の有無、時には食べたい夕食のリクエストまで簡単にできるんです。
今年リリースしたばかりのアプリですが、今まで友達同士で共有するアプリは多くありましたが、
「家族で共有するアプリ」はそこまでありませんでしたから、
この新しい「家族」をテーマにしたアプリがどう広まっていくかとても楽しみにしています。

今後のビジョン

クイズ事業に関しては、月額利用なのでもっと顧客である企業様を増やしていく事。
今年リリースの家族アプリに関しては、
ちょうど今、親世代がスマートフォンに買い替えの時期ですから、
利用が増えるんじゃないかと期待しています。

求める人物像

どんなに優秀な人材でも、結局人として、僕と、また会社にマッチするかが重要だと思います。
同じ空間で仕事をする仲間だからこそ、同じ方向性や理念を共有できている事が大切です。
うちの場合は「新しい事がしたい、今までなかった事を創造したい」という気持ちをもっている人ですね。

ベンチャーで働きたいという考えを持っているなら、教えてもらう事を期待してはいけません。
自ら考え、進んで仕事ができる人、学べる人、提案が出来る人でなくてはなりません。
それとは逆に、どんなに忙しくて教えてくれなさそうな環境でも、
教えてくれとしつこく聞くがめつさと度胸、粘り強さも必要ですね!