代表取締役 森本耕司

代表取締役 森本耕司

設立 2003年9月
事業内容
    • BI(ビジネスインテリジェンス)事業
    • ASP事業
    • パチンコ事業
    • サイト運営
会社HP http://www.nexteria.co.jp/about/

時流に合ったITへ

大学を卒業してから、紙を扱う企業に就職しました。
この業界は他社と差別化が難しく、いかに顧客から信頼を得るかという
営業の人柄次第で売り上げが決まる世界でしたね。
この企業に勤めたのは、6年。
もう紙の業界では自分の成長が少ないだろうと感じていました。

営業の人柄だけで売り上げが左右される業界ではなく、
「より価値の高い商品をお客さまと共に創り上げたい。」
そう考えた私は、転職を決意しました。

時は、ITバブルといわれる2000年ごろ。
時流にあった業界ならば、ITかバイオか。
私は大学で情報工学を学んでいたこともあり、IT企業を選びました。

上場を目指す組織

転職したIT企業は、ちょうど上場しようと準備をしているところでした。
社員全員が上場への意識が高く、
またIT業界全体も、上場企業の株価にはとんでもない値がついていて、
業界全体に夢が詰まっていました。

上場後は、業績を上げるのに必死でした。
上場準備よりも、その後のほうが大変だった記憶があります。
当時、私は営業のトップを務め、頼れる人もほとんどいないなかで
組織を支え、結果を出すことに大変な思いをしました。

結果、業績は順調に伸び、成果も上げられましたが
株価がなかなか上がらない時もありました。
上場前は、社員が一致団結して会社のために必死になっていましたが、
上場後は自分の仕事よりも株価を気にする社員も出てきて、
なんだか会社の仲間の足並みが揃わないような
モヤモヤした空気に私は違和感を覚えるようになっていました。

自分がどこまでいけるのか

そのIT企業では、自分の出した成果に納得し、次は自分の力を試したいと起業を決意しました。
最初は目標も低く、稼ぎはとりあえず自分が食べていく分だけあればいい、
やりたいこともはっきりしない、そんな手さぐりでのスタートでした。
会社をやっていたというよりも、個人事業主という感覚だったかも知れません。

そんな私の会社が“会社らしく”なったのは、5年ほど前から。
もともと、営業とマーケティングを得意としていた私は
マーケティングシステムの制作、販売を思いつき、本格的に事業としてスタートしました。

開けてきた業界、コンサル領域への挑戦

当社のマーケティングシステムが大きく成果を上げているのはパチンコ業界での事業です。
とても大きなパチンコ業界ですが、ライバルが少なく
システム、マーケティング、コンサルティングのすべてをカバーできているのは恐らく当社だけ。
今後もパチンコ業界で成果を上げていきたいと考えています。

システムを販売する当社では、営業やエンジニアの努力によって売り上げを得るのですが、
私一人でも売り上げが取れる仕事もしてみても良いかな・・・(笑)と
速読を習得し、マーケティングや戦略の本を1年で400冊ほど読みました。
そこで得た知識をアウトプットして活かしていこうと
パチンコ業界である人材系会社とのご縁に恵まれたことをきっかけに
そちらと共同で私が講師を務める経営者限定セミナーを始めました。

そこから現在はコンサルティング事業にも発展しクライアントが必要とするノウハウから、
そのノウハウを社内に落とし込むところまでを請け負っています。
私の手掛けるコンサルティングは、抽象的なコンサルティング料ではなく
提供できる商品を具体的にして、それについての初期費用と成果報酬を頂くものです。

様々な業界でマーケティングを

まずは、パチンコ業界でのマーケティングシステムの事業を大きく成功させ、
パチンコ業界での地位を確立させたいですね。
今、当社はブレイクの一歩手前。
これから社員も増やして体制強化が整ったら、
目標に向かって大きくブレイクさせたいと思っています。

そして、今度は自分の会社を上場させ、
マーケティングシステムを参入させていく業界を増やして、
アジアをはじめ海外の市場にも挑戦したいです。

当社は、モノづくりの会社ですから「商品へのこだわり」は絶対に持ち続けたいと思います。
しかし、こだわりにはお金が掛かることもあります。
こだわりとお金のバランスをうまくとりながら、強い会社になっていきたいですね。
そして、社内風土も確立し、社員が同じ志を共有できるようにしていきたいと考えています。

お金をかけてでも行動の幅を広げる

20代の頃は、ひたすら“行動”をしておくと良いと思います。
勉強も人脈つくりもお金が掛かりますが、若いうちはお金を掛けてでも
自分の財産となる経験をたくさんしておくべきです。
若いうちの貯金は、自分の価値を高めることにはならないと思います。
お金を掛けてでも、色々な人に出会い、世界を旅して自分自身を高めて下さい。