代表取締役社長 萩原和彦
設立 | 2008年5月 |
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事業内容 |
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会社HP | http://spks.co.jp |
景気どん底時の起業、でも自信がありました
当社は2008年5月に独立したので今期で6期目になります。
ここにいるスタッフ全員は元々、IT関連の出版事業やデジタルメディアサービスなどを
おこなっているインプレスという会社のインターネット動画配信チームのメンバーでした。
2008年出版業界が全体的に下降気味な中、経営判断から新規事業にあたる
映像配信事業からの撤退をする事になり、そのチームメンバーごと独立したのが始まりです。
2008年と言えば、リーマンショックや超円高等の外的要因で景気はどん底の時期でしたが、
今後様々なデバイスが多様化する事が判っていましたので、
プロモーションやマーケティングに於けるデジタルシフトや
それに伴うプロモーション・コンテンツのニーズが高まるだろうと思っていました。
システムやメディア、更にはコンテンツそのものはもちろん、
業界の仕組みも知っていたので自信がありました。
創業当初は企業のプロモーションビデオや配信、WEBやシステム開発等を行っていました。
iPhoneのアプリ開発に乗り出したのが3年くらい前からでその後iPadが発表されました。
当時からiPadなどのタブレット端末では電子書籍が盛んに話題になっていた頃ですが、
私たちはそちらには興味は殆どありませんでした。
むしろ、iPadが様々なビスネスシーンで使われる時が来るというイメージを強く感じたからです。
iPadの発表から1年後、つまり今から2年前にiPad向けの「デジタルカタログ」のコンセプトと
制作ソリューションを発表しました。
これは、単なる「紙」のリプレースではなく、デジタルならではのメリットを活かし
商品や視点が自由自在に回転させられる等の動的な要素を取り込みました。
そしてそのデジタルカタログを社員に配信し管理する仕組み「Bizfile(ビズファイル)」を
2年近くかけ開発し昨年末にリリースしました。
ある意味、iPadをビジネスで活用するための必然的な流れだと言えます。
開発したのはWeb技術を使った革新的な営業ツール
企業でタブレット端末を導入する目的は、社員がWebを見たり、
メールをするだけではなく、営業効率を高め、売上を上げるのが目的で導入します。
従ってその為にはセキュリティ面は勿論、「紙」では表現しきれない
営業資材=コンテンツの訴求力や効率を期待している訳です。
当社が開発した「Bizfile」は、iPad専用の法人向けコンテンツ配信管理ソリューションです。
言い換えれば「仕組み」にあたります。
当然、企業で導入するためには、メリットを求めます。
例えば、新商品のカタログや新サービスの営業資材(コンテンツ)を
全社員のiPadに同時に配信管理したいとします。
今までなら、何らかの方法でファイルを渡し、社員がそれぞれi-tuneで同期し
自分のiPadにダウンロードします。
また、一旦それぞれのiPadに入れられたコンテンツはアップデートする事ができませんし
スペックや価格が変わった等内容の変更が生じた場合、
新しい資料や古い資料が混在してしまいます。
あまり効率的とは言えません。
「Bizfile」は、管理者がクラウドサーバーにアップロードするコンテンツは、
ユーザー(社員)のログイン時の情報によりダウンロードできるコンテンツを設定したり、
一旦端末にダウンロードしたコンテンツも期限が切れたり、
管理者が非公開にするとユーザーの端末からコンテンツそのもが閲覧できなくなります。
当然、ID,PWとDBサーバー認証等で管理されていますから
セキュリティ面を含め万全な機能を備えたのが仕組みである「Bizfile」です。
一方、コンテンツ面では、「紙」では表現できないデジタルならではの
表現力を持たせる必要がありました。そのひとつが、HTML5によるコンテンツです。
商品を手に取るように360度から見る事が出来たり、
視点を360度回転させる等「紙」では絶対に出来ないコンテンツです。
例えば、裏側や側面、上まで見せたい製品や不動産の物件を
実際に見ているかのようなコンテンツです。
また、画面タップ一つで車のドアが開いたり、
風景を昼から夜のバージョンに一瞬に変えたりする事ができます。
「紙」には「紙」のいいところもありますが、一旦刷ってしまった物は、
間違えれば刷り直ししなくてなならないですし、管理や輸送コストもばかにはなりません。
建材メーカーさんなどは 毎日分厚いカタログを持ち歩いたりされていますが、
それが「Bizfile」ではiPad一つですみます。
事務用品の通販カタログも、年数回の発行の間に商品の変更や
新しい商品の紹介は次号を待たなければなりません。
それが、たった一瞬で新しいカタログに、更に全方向から商品が見れたり、
わかりにく商品説明の映像が埋め込まれたりすると便利ですよね。
それが、「Bizfile」のコンセプトです。
システムもコンテンツも作れる それが強みです
当社は元々、動画やWEB等の制作とアプリやシステムの開発の両方をやっている会社です。
大抵の場合、システム開発は、システムである「側」だけ作って終わりですが
私たちの場合は元々メディア社出身という事もあり、
コンテンツ、つまり最終形には強いこだわりを持ってます。
そのこだわりを持って作ったコンテンツが配信管理できないと意味を持ちません。
また、その逆もしかりです。
「側」(システム)と「中身」(コンテンツ)がセットされて初めてつかいものになるわけです。
システムとコンテンツの両方を同時に実現できるのが当社の強みですね。
「Bizfile」のアプリ自体は無料、利用料も非常に安く設定しています。
最初は既存のPDF資料等をアップロードしてご利用頂ければ
「Bizfile」の優位性や扱い易すさに気付くはずです。
そのうち資料の一つを動画にしてみようとか、
新製品だからこれは動的なコンテンツにしてみようとか、
自社製品の特性を動くグラフにしてみよう・・・となると
当社のメリットをきっと感じて頂け、Sparksっていいね!って事になると確信しています。
ipadを使ったビジネスシーンを広げて行きたい
昨年(2012年)末のリリース以降 既に2回のバージョンアップをおこなっています。
お客様の声に答えて、また当社からの提案としてもより使いやすい物、
またビジネスでの利用表現が広がるような機能を追加していきたいと常に考えています。
既に医療系、製薬会社、住宅、建材業界等では広くiPadが導入されており、
まずはiPad導入率の高い業界に販路を広げていくつもりですが、
あらゆる業界に通用する汎用性の高いサービスだと思います。
そこでやはり差別化をするにはコンテンツ力が必要になってきます。
企業の営業担当者は常にライバル企業の上を行く営業活動や
成果を上げたいと思うのは皆さん一緒です。
その為には、人的な営業力に加え、より説得力のあるプレゼンテーションや
マーケティングをする、その為のアイデアは皆さん持っています。
それを具体化したり、ユーザー側のアイデアを実現するのも私たちの仕事だと思っています。
これから もっとiPadを使ったビジネスシーンを「Bizfile」で広げて行きたいですね。
自由と責任
学生時代の就活では主にメディア系や宣伝系を念頭に活動していました。
そういった意味ではやりたかった事の延長上に今の仕事がありますね。
前職では分社制で、社長の経験はありましたが、いってみれば雇われ社長。
ですから、今回の独立はステークホルダーへの責任等気持ちの面ではかなり違いました。
自由にチャレンジできる事の権利と責任や義務はワンセットだと考えています。
面白い仕事をしよう!
今の若い人たちは 私の若い頃よりも恵まれていると思います。
いろんなことにチャレンジする社会の理解がありますし、
やりたい事に挑戦できる環境があります。
ですからぜひ自分がやりたいと思う事に関して妥協せずに進んでほしいと思います。
人は皆同じ時間を与えられているのですから!
昔は好きな事を仕事にできるほど世の中そんなに甘くないと言います。
でも、私の経験から言えば、案外、好きな事で飯は食える物です!
その代わり、人一倍の努力が必要ですが。
でも、好きな事に打ち込んでると頑張ってるつもりじゃなくても
傍から見ると頑張ってる・・・に見えますしね。
前職の大ボスがよく「面白いことをやろう」と言ってくれました。
好きな事=面白い事、どうせやるなら「面白い仕事をしよう!」が私のキーワードです。
因みに、当社では面白いことを一緒に考え、
実現したいと思っている若いサーバー系やアプリ開発、Web関連のエンジニアを募集中です。
年齢や学歴は問いませんし学生の方もwelcomeです!(笑)