代表取締役 瀬川 雄貴


代表取締役 瀬川 雄貴

設立 2007年9月20日
事業内容
    • 郷土料理振興事業
    • グリーン・ツーリズム事業(都市農村交流推進事業)
    • 食に関するコンテンツ制作事業
    • 前各号に附帯する一切の業務(ホームページやバナーの制作、インターネット広告代理事業など)
会社HP http://www.location-research.co.jp

起業のきっかけ

大学卒業後、マーケティング会社に就職しました。
その後、ウェブマーケティングを手掛ける会社に転職。
新たな環境に慣れ始めた2007年、新聞で農林水産省が郷土料理百選という企画を開催することを知りました。
この企画は、日本各地の郷土料理やB級グルメの魅力発信を通じて地域振興を図るというもの。
漠然とですが、大きな可能性を感じたことをよく覚えています。
この企画を多くの人達に知ってもらい、地域振興の一助となることを仕事にしたいと思い、
郷土料理の振興を手掛ける会社の設立を決意しました。
そして、設立直後の2007年暮れ、「郷土料理百選」の積極的な展開を農林水産省に提案。
2008年から本企画の運営に、エクスクルーシブで携わらせていただくことになりました。

郷土料理の魅力を全国に

私達は、「郷土料理の振興を通して、地域活性の一助となる」という言葉を、経営理念に掲げています。
この理念に基づき、郷土料理店200店以上の協力を得て、郷土料理の振興事業を行っています。
設立当初、この事業を展開しようと考えた理由は3点ありました。

1点目、私が郷土料理が好きだった、関心があった。
2点目、郷土料理は、歴史ある奥深いもので一過性のものではないと考えていた。
3点目は、食の安全、自給率、食育に対する関心が時期的にクローズアップされており、
これらの関心はいずれ郷土料理に結び付くと考えていた。

加えて、郷土料理をテーマにしたビジネスをしている企業が見当たらなかったというのも理由として挙げられますね。

郷土料理を軸に拡がる事業

郷土料理振興事業に取り組んで、2013年で7年目。
多方面からお問い合わせをいただき、事業展開が拡がっています。
東京急行電鉄社のカルチャースクール開講や調布市民カレッジでの料理教室開催。
スーパーマルエツの料理教室の企画監修。地場産品を用いた町興しイベントなどなど。
これらの企画は、郷土料理店の女将さんや料理長が共感して手伝ってくれるからこそ、実現しています。
最近、色んな食品を故郷化するサービス、「郷土料理百選ラボ」を公開しました。
この企画の目的は、食品メーカーこだわりの製品を通して、日本の食文化を学べるようにすることです。
この企画においても、郷土料理店の女将さんと料理長の知恵や技術が活かされています。
本企画第一弾は、クラシエフーズの「甘栗むいちゃいました」。
現在、「北海道」「青森県」「千葉県」「鹿児島県」の食文化に基づいた「甘栗レシピ」を公開しています。
他食品メーカーとの話も順調に進んでおり、いずれコマーシャルやスーパーの売り場などにおいて、
「郷土料理百選」を目にすることが増えると思います。

グリーン・ツーリズム事業

弊社では、グリーン・ツーリズムにも力を入れています。
都市農村交流推進と言われ、
具体的には、農山漁村において自然や文化、人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動のことです。
2013年6月現在の事例は、2つあります。「東京都日の出町」。
新宿から1時間、気軽に遊びに行けるエリアにもかかわらず、意外と知られていませんでした。
そこで、有楽町の飲食店を舞台に2週間のフェアを開催。
実施内容は、名産食材を使った日の出町メニューの販売提供、店内での椎茸収穫体験、サンプリング等です。
成果として、来店客が日の出町に足を運んだことを確認できたことに加え、有楽町の飲食店が日の出町食材の継続仕入れを決定。
また、フェア期間中の人気メニューのレシピを日の出町の飲食店に公開、複数のお店がメニュー化に成功しました。
もうひとつ、「長野県高山村」。ここの村では、農家のお嫁さん探し「ムラ婚活」を実施。
結果、2組のカップル成立。さらに別の1名の方は高山村に移住し、現在農業学校に通っています。
農家の担い手の方々にお嫁さんがきて、そしてお子様が生まれ。。。意欲ある人が移住し就農したり。
時間はかかるかもしれませんが、これらの活動は地域活性化に繋がると考えています。

今後のビジョン

5年後も10年後も、ある意味変わらないと思うんです。
「地域振興の一助となる」この理念は永年変わらないはずなので。
数年後に何をやりたいという具体的なことではなく、この理念をぶらすことなく、地に足をつけて、
今まで続いてきたことの延長線を走り続けていきたいと思っています。

就職活動にこそチャンスが溢れている

就職活動は多くの社会人、創業者に会える貴重な機会です。
企業側は求める人材を採用すべく、真剣勝負で臨んでいますので、
就職希望者も安易に妥協せず、長期戦覚悟で取り組んだ方がいいと思います。

「あなたはどんな仕事をしているの?」と聞かれた時に、胸を張って語れる人は格好良いものです。

1週間のうち5日間は仕事をしているわけですから、人生の多くの時間を仕事に費やしているようなもの。
だからこそ、誇れる仕事と出会うためにも、徹底的に自分を見つめ直し、妥協せずに就職活動に取り組んでください。