代表取締役社長 藤田 法夫
設立 | 1983年11月2日 |
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事業内容 |
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会社HP | http://www.sgk.co.jp/ |
謙虚な姿勢で「本当の価値」を見出す
現代の社会には、自己中心的な考えが蔓延しています。
経営者が成功したいと思う気持ちも、結局は自分の利益や満足のため。
また顧客第一主義を掲げている企業でさえ、
単にお客様のことだけを考えているわけではないでしょう。
やはり企業の利益が第一優先で、お客様は二番手ということが大半。
こうした表面的な訴えばかりが飛び交う世の中では、
何が正しいことなのか、判断基準がずれてしまうことも起こり得ます。
そして社会には、いかにも自分が正しいと信じ切って持論を語る人もいます。
成功者ほどその傾向に陥りがちです。
しかし私は、謙虚さこそ大切だと思うのです。
正しいことが何か分からない世の中だからこそ、
「これも一つの見方ですよ」と、一つの意見として述べるべきです。
そして様々な見方の中から、何が本当の価値なのか見極めるのは、
すべては個人の判断に委ねられます。
ブレない自我で真の価値を選択し、本当に自分のやりたいことを貫けば
皆が幸せになれる理想の社会が成り立つでしょう。
システムは使われる時にこそ価値を発揮する
私がコンピューター業界に進んだのは、今から40年前。
当時はまだ「コンピューターって何?」という時代でしたが、
人類が月に到達できたのも、コンピュータの力なしでは考えられません。
今後は必ず、コンピューター中心の時代が来ると確信していました。
その中で私は知恵の部分、つまりハードではなくソフトに注目しました。
結果的に現在、すべての情報はクラウドシステムによって管理されています。
ソフトとはテキスト、コンテンツ、アイデアなどの大きな捉え方。
あらゆるモノの価値は、モノ自体ではなくそれを使うときに生じます。
ソフトウェアの価値も、使うシーンがあってこそ発揮されるのです。
公共の安全に貢献するシステム
当社の主な事業は、災害管理など公共事業を支えるシステムの構築です。
大気や河川、国道、高速道路などの管理・監視や、防災システムも担っています。
これらの社会インフラは多くの命を支えている事業であり、
なければ大騒ぎになってしまうでしょうね。
自然災害はいつ我々に猛威をふるうか分かりません。
災害を防御することはできずとも、少しでも早く察知することで
公共の安全に貢献していきたいと考えています。
ただ現在は、国土交通省や取引先からシステム構築の依頼をいただき、それに忠実に従うまで。
もちろん誇らしい仕事ですし、使命感も感じていますが
今後は自社で社会に貢献できるようなシステムを開発・提案していきたいと思っています。
社会の安心・安全を守るシステム
今後は、ソフトウェアを通して世の中に貢献し、理想の社会を築いていけたらと考えています。
たとえばクラウド化が進む現代社会で、現状のIDパスワード管理だけでは、
個人情報の安全に対応しきれていません。
それどころかIDパスワードをだまし取る事例もたびたび発生するなど、
社会の疲弊は進行するばかり。
個人の社会保障番号・税番号などマイナンバー制度の導入が遠くない日本では、
パスワード制度に対する脅威はますます高まっていくでしょう。
そこで当社はクラウドの安全性を高めようと、OTP認証技術の開発を進めてきました。
まだ前例はありませんが、社会の安全・安心を守るために
必ず必要になるサービスだと考えています。
この精神に賛同してくれる企業を探しながら、実現を目指している段階です。
まだ理想論ではありますが、どこもやっていないことに取り組みながら、
社会を良い方向に変えていきたいのです。
こうして少しずつ、IT社会の問題を解決していきたい。
そして理想の社会づくりへ、少しでも貢献していけたらと思います。