代表取締役 石原 鉄兵


代表取締役 石原 鉄兵

設立 2007年4月
事業内容
  • 各種イベント、式典等の企画・運営・管理
会社HP http://www.mahalonet.co.jp/

何も「決めない」というスタンスで挑んだ就職活動

親が経営者だったこともあり、いつか僕も起業するだろうなと思っていましたが
自分の適性ややりたいことが何もわからなかったので、
様々な運命のご縁がありましたIT関係の企業へ就職を決めました。
大手ベンチャーなど、全く何も考えずにまっさらな状態での就職活動。
日本オラクルという会社を選び、就職することにしました。
当時、他と違う勢いを感じたことも就職を決めたきっかけです。
サラリーマンもいいなと思ったこともありましたが、
経営者の血をひいているということから、いつかは自分で会社をやりたくなるのかなと思っていましたね。
もしかしたら親もそう思っていたのかもしれません。

学生時代、部活動やバイトを色々とやりましたが組織の中で
必ずしもリーダーというのもずっとやっていたわけではありませんでした。
僕はやってみなきゃわからないタイプで、
「誰に何を言われても自分でやってみないとわからない」というスタンスで
固定観念は持たないようにしていました。
経験して合うなら続けよう、何かやりたくなれば起業をしよう、
合わないならやめようとシンプルに考えていましたね。

転機となったブライダル業界への転職

日本オラクルの後、ブライダル業界に転職しました。
全く畑が違う業界、そんなに甘くないだろうと思いブライダルの専門学校に入学、
卒業後ワタベウエディングの子会社に勤めることになりました。
前職が営業でしたので、つぶしがきいた点もあったように思います。
社会人として仕事をしていく中で接する業界ってありますよね。
例えば製造メーカーや自動車メーカーなど。
その接している中にブライダル業界ってなかったんですね。
そんな中、自分の結婚式を挙げてみて「これは面白い業界だな」と新鮮に感じたこと。
そしてお客様の幸せに直接触れる仕事がしたいと思ったこと、これがきっかけですね。

やむなくその会社を閉じることが決まった時、
やりたいこと、理想を追い求めたい気持ちから起業を決めました。

ウェディングプランナーとして独立しさえすれば、
資本もそれほどかからないという点ではブライダル業界は比較的「起業がしやすい」と思います。
一緒に起業した3人は一人は前職で同じだった方です。
この人なら本気で、仕事をやり抜けるかなと思って選んだひとですね。
もちろん、二つ返事で起業をOKしてくれたわけではないので、
徐々に同じ「起業」という温度感を共有していきました。

事業を通して「社会貢献」を目指す

僕は出来るだけ早く独立したいという思考を持ってきましたが、
思いついたアイディアにピンと来たらすぐ行動しようと思っていました。
タイミングを待っていたと言ってもいいかもしれません。
ウエディングの知識が得られたこと。
そして、営業から経理に至るまで自分で「出来る」という自信を得たこと。
この2つが揃ったところで起業を決意しましたね。
僕は他がやってないことをやりたい。
自己満足でなくて、こっちの方が当たり前だろというモノを見つけ出したい。
それが生きがいなんですね。

ただ稼げるからという理由ではなくて、社会の役に立つ事業をしたい。
そう思い、まだ実現してはいませんが
「今までにない婚活の場」や
「老人ホームなどでミドル・ハイエイジの皆様向けの結婚式をプロデュースする」という事業を
成功させたいと思っています。
ホーム内でのカップルが籍を入れなくても、
形だけの結婚式をする、それをお手伝いできたらお二人は幸せなんじゃないか、そう考えたんです。
ただ実際、壁は厚くて問題も多いんですけれどね。
年齢や性別に関係なく「幸せになりたい」そう願うひとたちすべての方々の大切な日、
セレモニーをお手伝いすることを目指しています。
またこの事業を通して広く少子化対策や高齢社会に貢献し、少しでも日本を元気にしたいと願っています。

時代に合った「婚活」をプロデュースすること

事業の柱に考えていたのが「婚活」で、こちらはまだカチリとハマったというわけではないのですが、
事業として伸ばしていきたいと思っています。
当社が運営する婚活コミュニティ「MAHALO」は、
出会いの場をプロデュースするためのコミュニティですが、
結婚相談所や合コン、お見合いとは違い、「紹介の輪の中で、何度も顔を合わせる」という、
かつてない取り組みを実現しています。
「MAHALO」のコンセプトは「オープンな婚活」。
結婚相談所に通うような気恥しさもなく、自然と出会うことに近い形をとっています。
時代の流れから、出会いの場が減少していると言われる現代、
積極的に出会いを求めていくことがむしろ当たり前となってきています。
その中でたくさんの方々が「馴れ初めはマハローです!」と言ってくれるようになれば最高ですね。

事業がうまくいく時もあれば
、壁にぶち当たることもあるのは「当たり前」だと考えているで、
フットワークを軽くして事業を拡大していきたいと思っています。
もう一つご縁があって「物販」も行っており、トレたまに出たこともある面白い商品なのですが、
こちらも将来もっと大きくしていきたいですね。

今後の展望について

現在3つの事業があるのですが、それぞれ専門性を高められる人員を増やしたいなと思っています。
専門性ももちろんですが、それよりも大切に思っているのは「やる気」があること。
言い換えれば自分のやりたいことに全力を尽くせる方です。
勉強や部活だけに限りません。遊びでもいいのです。
ただなんとなく過ごしている、ではなくて、やりたいことに本気で燃えられる方と、
仲間として末長く一緒にやっていきたい。
よく起業への登竜門として就職してほしい、というベンチャー経営者がいらっしゃいますが、私はちがう。
結果としてうちを卒業して起業するのであれば応援したいと思いますが、
「一緒に事業を大きくして一緒に成功してやる」くらいの気概があるひとに来てほしいですね。
今一番取り組んでいるのは「婚活」事業で、将来的には100名以上の会社にしたいと思っています。
現在38歳なので、40代のうちには、実現させたい。
さらにはハワイ進出することも目標のひとつに掲げています。

やる気からすべては生まれる

前にも述べましたが、どんなことをするにも「やる気がすべて」だと思っていますし、
やる気と運さえあれば、何でもできると信じています。
何かができないときは、ほとんどの場合、やる気が足りないのではないでしょうか。
やる気さえあればできないことなんてないのです。
そう考えると、未来の選択肢は、無限にあります。
例えひとつ失敗したとしても、たいした事ではありません。成功も同じです。
小さい事にこだわらず、くよくよせず、大きな目標に向かって全力で取り組んでみてください。
就職活動中のみなさんに特に言いたいのは自分で見たこと、
聞いたことだけで判断しないこと、決めつけないことです。
「体験」して得たことはまったく違うと思います。
想像力をフルに働かせ、自分で「体得」したものこそ重要だと思います。

また、たとえ希望していなかった業界でも前向きに取り組み、そこでベストを尽くすこと。
一つにとらわれないことが自分を成長させるカギになるというのが僕の経験則から得た答えです。