代表取締役社長 川島 直也


代表取締役社長 川島 直也

設立 2009年9月10日
事業内容
    • 不動産メディアサービス企画・立案

→マンション・アパート口コミサイト『マンションレビュー』

→不動産売却 一括査定サイト『家いくら?』

  • WEB制作・SEO対策
会社HP http://www.groove-r.co.jp/
関連サイト マンション・アパートのクチコミサイト『マンションレビュー』

起業のきっかけは、サラリーマンよりも、起業した方が面白そうだなと思ったこと。

起業を初めて意識したのは、大学2年生の頃でした。
きっかけは、友人の父親がITサービス業で実際に起業しており、そのエピソードを聞いたことです。
サラリーマンの家庭に育った私は、将来に対しては「自分も父と同じ金融業界に就職するのかな」
くらいにしか考えていませんでした。
しかし友人から耳にする話はどれも刺激的。そのうち、自分で起業することに興味が沸いてきました。

その友人との会話で一番印象に残っているのは
「40代、50代になって、会社が毎日つまらない、とぼやく人生で良いのか?」
そう問いかけられた時のことです。
そこから、自身の人生を思い描いて行く過程で「確かに…」と感じている自分がいたんですね。
一方で単純に「起業は面白そうだ!」という学生のノリもありましたが、
「30歳までには起業しよう」と卒業までには決めていました。

マンション・アパートのクチコミサイト『マンションレビュー』とは?

大学の卒業時には起業を志していましたので、
就職活動では「成功者に合う機会が多そう」だからと不動産と証券会社を中心に活動していました。
起業するならITサービスが小資本でも、成功する可能性が一番高そうだなと思っていましたが、
大学での専攻は文系で、バイトも居酒屋でやっていただけなので、
理系の知識だけでなく営業やマーケティングの知識もゼロ。
高額な商品を取り扱えて、営業とマーケティングの知識を学べる不動産業界が短期間で、
一番成長出来るかなと感じたので、就職を決めました。

入社して3年目くらいでしょうか。
不動産業界には、まだまだユーザーが求める情報が足りてなく、
情報に対するニーズがあるなと感じるようになりました。
不動産を購入する際には、人生経験を積んだ40~50代の方でも慎重になるものです。
高額な買い物ですから当然ですが、
ユーザーの口コミ情報がないことで、不安要素を払拭できないのではないか?とも感じました。
そんな潜在的なニーズから具体化したのが、当社サービスの『マンションレビュー』です。

最初は都内23区からサービスを開始しました。
情報=ユーザーレビューが集まらないと始まらないので、
当初はレビューを集めることに苦労しました。今も苦労していますが (笑)

webマーケティングやキャンペーン等で、レビューを増やす施策を実施することで、
情報量が徐々に蓄積されたのと、扱う地域を全国に広げたことで、情報が情報を呼ぶ循環に少しづつ入ってきました。

住まいに関するwebサービスで、No.1のカンパニーになる!

実は『マンションレビュー』の初期段階のプログラムを書いてくれたのは、
先程話した大学時代の友人でした。
彼も、同じようにwebサービスでその後起業したんですが。

29歳で実際に起業するまで、常に多方面にアンテナを張っていましたし、資金も少しずつ貯めていました。
不動産に関して自分なりに現状の問題点も見えていたし、
知識もあったので、色々とアイデアも出しましたが、ボツになったものも沢山あります。
現在は、150万PV/月と順調に成長している『マンションレビュー』ですが、
まだまだこれからなので、もっとコンテンツを充実させて、情報量を増やしていく必要があります。

また、「良いサービス」を提供していく上で、
大手とベンチャーで明確な違いや住み分けがあって良いのでは?と、考えています。
大手がやった方が上手くいくサービスとベンチャーがやった方が
上手くいくサービスがあると思っていて、グルーヴ・アールは、
あくまで『自分達がやった方が良いサービスが作れる』と思った事業しかやらないつもりです。

「自分たちにしか出来ないサービスを作ること」が大事です。
そうしたサービスを生み出していくことで、
自ずと、住まいに関するwebサービスで、No.1のカンパニーに近づいていけると思います。

新規サービスは上手くいかないので、興味が続きそうなこと以外はやってはダメです。

今は、自分の夢=会社の目標ですから、
「住まいに関するwebサービスで、No.1のカンパニーになる」ことが、個人としても、今の目標であり夢です。

起業してみて、ひとつ言えるのは、自分が興味あることだからこそ、続けられるのだということです。
新規のサービスは、「順調にことが運ぶ」ものではありません。

机上で考えている事業計画書は、多少のリスクや懸念事項があっても、
自分達が損する事業を具体化していくわけではありませんから、
順調に事業が成長し、プラスに着地することを想定しています。
でも、実際出してみると、サービスは、上手くいかないんですよね (笑)

だからこそ、自分にとって興味があり、好きなことでなければ続けられないし、
「このサービスを続けられるのは、自分しかいないな。じゃあ自分がやるべきだ」という使命感も沸いてくるんです。

まだこの世にないものを生み出す楽しさ。

私の人生観で大事にしているのは、楽しく生きることです。
まだこの世に存在していない、新しいものを生み出すことが好きなので、そんな仕事をしている時は楽しいです。
会社でも同じ。まだ世にないサービスを、グルーヴ・アールが創り出したいと考えています。

組織作りで常に心がけているのは『皆が意見を言える』ことです。
年齢や役職に関係なく、自由にアイデアを出すことはとても重要です。
アイデアに正解はないし、誰かが感じている想いや意見には、社会のニーズが含まれています。
だから、アイデアを口に出すことを「こんなこと言ったらバカにされちゃうかな」と尻込みしてしまうのは勿体ない。

大学時代に、「サラリーマンがつまらない」と思ったのは、
言われたことだけをこなして、やりたいことをやれない人生がつまらないと、自分なりに考えたからです。

自分が面白がっていれば、周囲も楽しくなってくる。まずは、自分が楽しむことから始まると思います。

一歩を踏み出し、継続していくこと

就職活動は、本当に<縁>としか言いようがないと思います。
縁のある企業に出逢うのが、1社目か30社目かは、人それぞれ違うので、分かりません。
だからこそ、途中で休んでも良いから、就活をやめないことが大事だと思います。

事業にも同じことが言えます。
上手くいかないことが重なったからといって、そこでやめてしまっては結局ゼロになってしまう。
続けていれば、世の中の方が変化してきて、事業が好転することもあります。
「継続は力なり」とは、上手くいかない時にも、
続けられるかどうかが問われているという意味が込められていると思うんです。

あとは、一歩を踏み出すことが重要だと思います。

起業を考えている学生の方には、タイミングもありますが「これだ!」と目標を決めて
早く動くことをお薦めします。自分ももっと早く起業しておけばよかったなと思っています。

よく言われることだと思いますが、起業してから経験出来ることの方が、やはり密度は高く、早く成長出来ます。

やりたいことがないのに、起業する必要はないですが、
やりたいことが決まっているんなら、早く起業した方が良いと思います。

自分の感性を信じて行動して下さい。