代表取締役社長 井上浩一郎


代表取締役社長 井上浩一郎

 
設立 2002年3月15日
事業内容
    ◇企業再生コンサルティング◇

  • 賃料改定コンサルティング
  • 保証金返還コンサルティング
  • 不動産の売買・賃貸の仲介および管理
  • その他経費削減コンサルティング
会社HP http://www.i-trust.co.jp/

わんぱくな子供時代と、父親の存在

幼少時代を振り返ってみると、わんぱくな子どもでした。
変わっていたなと感じるのは、経営者だった父の厳しいしつけ。
「先週は何をやったのか?今週何をやるつもりなのか?」という観点で、
週ごとに目的を立てさせられました。
達成できなかったらお小遣いはマイナス。達成できて初めて満額もらえます。

さらに、私の両親は、長男である私を含めた3兄弟を、全くわけ隔てなく育てました。
長男だからといって優遇されることはありません。
目的に対するそれぞれの成果を見て、平等に評価する両親でした。

私自身経営者になってみて、社員の業績などを平等に評価するのは、
父の影響が少なからずある、と感じています。
また、「徹底的にお客様のため」という姿勢、経営者としての人との接し方、
仕事に対する情熱はとても参考になりましたし、
この点については父親の影響を多分に受けていますね。

学生時代の将来像

既に述べたように、厳しく尊敬できる父でしたが、
その影響で当時から「私も経営者になろう。」と思っていたのかというと、
そうではありません。
父の経営する会社に入ろうという気もさらさらありませんでした。
むしろ、「自分の人生は自分で切り拓きたい。」と感じていたのです。

では、私自身は学生時代、将来についてどう考えていたかというと、
“アジアに携わることのできる仕事に就こう。”と考えていました。

旅行が好きだった私は、
当時今よりも経済状況の厳しかったアジア諸国に行った際、
著しい貧困問題を目の当たりにし、どうにか力になれないかと考えました。
そして、それがビジネスとして成立するのなら、
その国も、会社も、私自身も幸せだと思い、
海外に携わる事ができる商社や銀行に入りたいと考えました。

一番大事にしている価値観

大学を卒業後、縁のあった大手信託銀行に入行しました。
私の性格上、オンもオフも徹底的にやるタイプなのでNo.1を目指し、
周りの同期の何倍も努力をしました。
そして、その努力の結果、
学生時代の夢であったアジアでの仕事を実現させることができました。
その後、海外赴任の際に出会った「賃料改定」と言うビジネスモデルが、
日本にはまだ浸透していないと気付き、ビジネスチャンスを感じて当社を立ち上げました。

起業当初は不安ばかりでしたが、
不安を払拭するために脇目も振らず、一生懸命に働きました。
しかし、この時に自分自身のためだけに働くのではなく、
『お客様のために働く』ことを常に意識していました。
この考えは社会人1年目から一貫して大事にしてきた考え方です。
なぜならば、お客様のために働くことで、
おのずと結果は付いてきてくれると確信していたからです。

そして、当社が手掛ける企業再生コンサルティング事業は、成功報酬型。
つまり、お客様の満足を追求すれば、自然と利益も生まれる仕組みになっているのです。
そうであれば、あとはお客様のためにがむしゃらになればいい。
極めてシンプルで、まっすぐな考え方です。

今後の展望と活躍できる人材

今後の展望についてお話しします。
まず、今後当社は、コスト削減コンサルから総合コンサルへのシフトを考えています。
海外、特にアジアへの展望も見え始めてきました。
将来的には誰もが知っている会社にしたいですね。
そのためには「常にプロであれ。」と私自身も含め、社員には意識させています。
しかし、常にプロであるためには勉強をし続けなくてはいけません。
様々な役職の方々にお会いするだけでなく、
英語、会計、法律、不動産、税務などの座学も必要不可欠です。
例えば、朝30分早く起きて勉強をする。
この少しの努力ができるかどうかが、
30代~40代になって雲泥の差となり表面化してきます。
大事なことは、誰に言われなくても自分で自分を高められるかどうかなのです。

就職活動期の皆さんへ

もしかすると、皆さんの中には
「それなりにやって程々の生活ができればいい」と考えている人もいるかもしれません。
ですが、それは大きな間違いです。
「最大限に頑張った結果に程々の生活が付いてくる。」これが現実です。
今を一生懸命生きられない人が、10年後一生懸命生きられるでしょうか?
どんなに大きな夢を掲げたとしても、
今、日々目の前のことを一生懸命やっていく以外に夢を実現する道はないのです。

就活では「自分の長所を見つけなさい」などとよく言われますが、
一方で自分の長所が何か分からず困っている学生も多くいます。
でも、誰しも「誰にも負けない自分の武器」を必ず持っています。
どんなに小さなことでもいい。
まず、それを、身近にいる親御さんや友人から聞き出してみて下さい。

そして、一番大事なのは、
「何のために働くのか?」「将来、自分は何になりたいのか?」を明確にすることです。