代表取締役 釜石 康平
設立 | 2012年1月4日 |
---|---|
事業内容 |
|
会社HP | http://www.wc-light.co.jp/ |
『とにかく稼げる会社』それが私の就職活動でした
私の就職活動時期は、景気も良く、さほど苦労する時期ではありませんでした。
メガバンクが3,000人くらい採用したりしていましたからね。
しかし私が就職活動を始めたのは大学4年の6月頃。
まわりの友達からは完全に乗り遅れてしまったのです。
それまでは学費を稼ぐために、ずっと夜のバイトをしていたため、
就活のことなど考えていなかったのです。
周りの友人がどんどん大手に内定が決まるのを見て、「そろそろ就活しないとマズイ」と思い、
面接を受けに行くことにしました。
ところが6月ともなると説明会が終了している会社ばかりで、受けられる会社は
少なかったのです。
なので、実際に試験や面接を受けたのは4社くらいでした。
就活は不動産業界に絞っていました。その理由は固定給が高い仕事だからです。
私は親に学費の負担をかけないように、時給が高い夜のバイトをしていたせいか、
就職活動に関しても、正直言って「お金が稼げるなら、どこでもいい」と考えてるように
なっていたのです。
そのため、会社を選ぶ際の基準は、できるだけ多く給料がもらえること。これが第一でした。
ネット回線を売るだけではなく、社会に貢献できる存在を目指して
その後、不動産販売の会社に入社したのですが、わずか3ヶ月で退職しました。
結果に対しての、歩合が少な過ぎると思ったからです。
入社2ヶ月目で、一戸建てと中古物件で合計4億を売り上げたにもかかわらず、
少しのインセンティブしかもらえない!!と疑問を持ってしまったのです。
今考えるとコスト感覚が分かっていなかった・・・若かったんですね(笑)。
転職先として選んだのは、バリバリの実力主義で有名な光通信。
仕事はきついのですが、体育会系の私には、その厳しさが合っていました。
2年ほど働いた後、マーケティング会社を経て通信事業会社に入社し、
出向先として働いていたのが、現親会社のウェブクルーだったのです。
出向したのは震災後の5月。
ネット回線が、病院や学校等と並ぶ重要なインフラであることを痛感しました。
今やインターネットは、情報収集には必須のツールです。
我々はインフラストラクチャーとして、より安く、より速く、お客様にもストレスがない
サービスを提供する、それが使命だと考えました。
回線事業は多大なる利益を社会にもたらし、貢献ができると会社側に訴えて
分社化させて頂いたのが、株式会社ウェブクルーライトです。
私たちの強み。それはベンチャーであるからこその「スピード感」
当社のメイン事業は、インターネットの取次業務です。
親会社のウェブクルーが、業界最大手の比較サイトを運営しており、
そこをご利用頂いているユーザー様へのサービス提供を行っております。
また、当社はグループ会社なので、基本的にはグループの方針に従いますが、
新しい事業や新しいサービス立ち上げに関しては、権限委譲してもらっています。
なので、ウェブクルーライト独自のサービスも、常に模索をしている状況です。
現在、力を入れ始めているのが太陽光事業。
これは大きく拡大していく可能性がある分野であり、日本の発展にもつながる
商材だと思うので、当社としてもスピード感をもって取り組んでいこうと考えています。
この「スピード感」というのが、ベンチャーの強みでもありますから。
目指すは250人体制での自社サービス展開
現在、業績は非常に良い状態です。
まだ設立3ヶ月ですが、予想以上の売り上げが上がっており、
今期は10億を超す勢いで成長しています。
これを平均年齢26歳、8人の社員でやっているので、とても生産性が高いと言えます。
これだけの生産性を実現できている要因は、
先述したとおり、スピード感を持って事業展開できていること。
そして、情熱を持って一人ひとりが真剣に仕事と向き合っているからです。
また、結果に対してはしっかりとインセンティブを支給し、
人事も給与も明確にしています。
私ができることは、社員が働きやすい環境作りですからね。
もちろん、利益ありきですが(笑)
今後のビジョンとしては、
取次ではなく自社の独立したサービスを展開したいと考えているので、
まずは3年以内に250人体制にすることを目指します。
私はこれまでの経験から、何名の組織体系なら
どのような生産性を生み出せるのかが分かっています。
250人という人数は、適度に組織を分断化させることができて、
選択と集中がしやすくなります。
そうなったら50人を1人の統括が見るような、5事業部制にし、
その後私はどんどん権限委譲をしていきたいですね。
学生へのメッセージ
今は非常に就職しづらい状況だと思います。
だからその中で、いかに個性を出すか、自分をPRするかが重要。
私が就活をした時、面接を受ける際には、その企業の情報を丸暗記していきました。
資本金や役員構成、株主構成など、ほぼ全てです。
それが、私にできるせめてもの事だと考えていましたから。
そして私がそれだけの姿勢で臨んでいるのに、履歴書に書いていることをいちいち
聞く会社は、こちらからお断り!というスタンスでした。
私が学生の皆さんに言いたいのは、就職しづらい状況だからこそ、
媚びて採用してもらってはダメということ。
そんな状態で入ったら我慢の方が多くなり、成長は止まってしまいます。
そうではなく、対等な立場で、納得がいくまで頑張ってほしいと思います。
どうしても自己PRやコミュニケーションが苦手な人もいることでしょう。
ただ、たとえ話下手でも、希望する企業についての知識をつけて臨めば、
採用される可能性は広がります。
これからは少子高齢化や産業の空洞化が進むので、仕事の効率化がより強く求められます。
その時にしっかりした知識が必要になるので、企業もそういった人材を探しているのです。