代表取締役 瓜生 佳久

株式会社加瀬倉庫 代表取締役 瓜生 佳久

代表取締役 瓜生 佳久

株式会社加瀬倉庫
設立 昭和53年4月25日
事業内容
  • 不動産賃貸
  • 不動産売買
  • 運輸・物流
会社HP http://www.kase88.com/

22歳、トラック1台で運送業を開始

工業高校の機械科を卒業した後、電気スイッチのメーカーに就職しました。
設計の仕事をしたのですが、社員が200~300人ほどいる中で、
自分の仕事はほんの一部でしかなく、自分は歯車でしかないと感じました。

そして、「自分で何かやりたい」と思って退職。
もともと、自分で商売をしたいと思っていたのです。
そして、旋盤工として友達の手伝いを始めたのですが、
「これでは下請けの下請け。先がない」と3ヵ月で見切りをつけることに。
実家はかつて段ボールの加工会社だったのですが、
私が中学1年生の時に、経営者だった父が亡くなり廃業していました。
しかし、会社で使っていた車がまだあったので、それを使って運送業をしようと思いつきました。

そして、あちこちの運送会社に売り込みに行ったのですが、
運送業の免許もなく白ナンバーということで断られるばかり。
そんな時、白ナンバーの車ばかりを使っているある運送会社に行ったら、
使ってもらえることになりました。
自分で車を持ち込み、運賃をもらう仕事です。
そして、22歳の時、トラック1台、たった一人で運送業を始めました。

運輸会社を設立し、運送する荷物を預かる倉庫業にも進出

そのうち、トラックは数台に増えました。
そして、運送業の免許を取得し、1973年に有限会社加瀬運輸を設立。
社員は増えていきましたが、始めのうちは友達に声をかけて誘うことがほとんどでした。
若干22歳で求人募集をするのも生意気な気がしたのです。

そのうち、友達だけでは人手が足りず、銭湯に求人募集の張り紙を出しました。
採用面接をするにも、応募者は年上ばかり。
どちらが面接官かわからないようなありさまで、気まずい雰囲気でしたね。
やがてトラックは50台になったのですが、運送業だけではなかなか儲かりません。

そこで、1978年に株式会社加瀬倉庫を設立。
倉庫を借りて、運送するお客様の荷物を預かる倉庫業を始めました。
重量によって設定した保管料をいただくことで、「預かって賃料をもらうるうまみ」を始めて知りました。

不動産業会社を設立し、現在の本業となるトランクルーム事業にも

倉庫を増やし、4棟になりましたが、4カ所に分かれていると管理が大変です。
そんな時、折しも景気が悪く、横浜の駒岡にある4,500坪もの
大きな倉庫の持ち主から、そこへの本社移転のお誘いを頂きました。
有難くそこに本社を移転し、拠点を一カ所にまとめました。
そして、借りている倉庫で空いているものをサブリースし、賃貸管理業を始めました。
「車も50台になったから、倉庫も50棟あったらおもしろいな」という発想で
増やすうちに不動産業にも興味が出てきました。

不動産の勉強をして不動産業の資格を取り、1985年にハウジング不動産株式会社を設立。
すると、不動産の情報がどんどん入るようになり、賃貸管理する倉庫の数も増えて50棟に。
現在では100棟以上になりました。

2002年には、借りている土地の中で空いている所にコンテナを置いて、
現在の本業であるトランクルーム事業を開始。
海上輸送用のコンテナは、10年使用した物は償却版として安く買えるので、それを利用しました。
短期の倉庫として多くのお客様にご利用いただき、今では500カ所で展開しています。

お客様にとって便利で重宝されることで、存在価値を高めたい

次に私が興味を持ったのはビルです。
それまでは借りる立場でしたが、大家業は効率がいいので、自分で持とうと考えたのです。
そして、競売でビルの購入を始め、今では130棟に。
競売物件には、強制執行で退去した入居者が残していったものを処分する、動産執行という仕事があります。
当社では運送業と倉庫業をしているので各地にトラックとコンテナがあり、
それで対応できるということで執行官に売り込み、動産執行業も開始。
競売で入札した物件の占有者を排除し、不動産として再生する事業も行っています。

その後、競売で取得したホテル経営も始め、現在8カ所に。
さらに、ゲストハウス、レンタルオフィス、ハウスクリーニング、
月極駐車場など、関連する事業にどんどん拡大していきました。
当社の経営理念は、「存在価値を高めること」。
事業をする上で何よりも大切なのは、お客様にとって必要であり、便利で重宝され、安価であること。
それによって多くのお客様に喜んでいただき、存在価値を高めるよう心がけています。

不動産の再生は日本の再生につながる

当社では、不動産の再生に力を入れています。
空いている土地をトランクルームなどで活用したり、借り手のない物件をコンバージョン
して魅力のある不動産として生まれ変わらせたりすることで、多くのオーナー様に喜んでいただいています。

最近では、不況の影響で、シャッター商店街の空き店舗の活用についての
ご相談も多くなってきています。
また、特に不良債権などで競売にかかった不動産は、不法な占有屋などによって塩漬け状態になっています。
それらを、占有者を排除し、リフォームなどによって再生し、世の中に提供する仕事もしています。
不法に不当な権利を得ている人を排除し、経済の活性化にもつながるという、
社会的な意義を感じています。

現在、当社では、首都圏に千カ所以上、16万坪の不動産を管理しています。
不動産は1年365日、24時間働いて稼いでくれる、素晴らしい商品です。

仕事に何よりも大切なのは「提案力」

当社が求める人材は、まず元気であることが大前提。
そして、仕事をする上で何よりも大切なのは、提案力です。
指示されて動いているようではダメ。
新しいアイデアをひらめく、発想力と行動力のある人がいいですね。