代表取締役 大橋 孝行

日本リアライズ株式会社 代表取締役 大橋 孝行

代表取締役 大橋 孝行

日本リアライズ株式会社
設立 2009年1月20日
事業内容
  • 新築マンションの企画・開発・販売
  • 不動産の売買・賃貸借・媒介・管理
  • 住宅の増改築、建替え及びリフォーム
  • 損害保険代理店
会社HP http://www.n-realize.co.jp/

想いをぶつけてこそ掴めるもの

大学時代は飲食・接客を中心に、引っ越し・清掃・警備員のバイトなど、
本当に沢山のアルバイトを経験しましたが、基本は親のスネかじりな大学生でした。
今となっては恥ずかしい話ですが、就職活動もお世辞にも真面目とは言えず、
大学で同級生が面接対策や自己分析の本を読む姿を見ては
「自分を出さなきゃだめじゃないか!」と軽く考えていたんです。
面接でも他の人の『志望理由』を聞いて「凄いな…」と客観的に見てしまい、
自分には到底できないと思える程でした。

そんな私ですが、どうしても1社「絶対に入社したい!」と強く希望した大手OA商社が
ありました。12歳年の離れた兄が、以前勤めていたことや当時の私が唯一知る
企業であったことが大きな理由でした。
とにかく「ここだけは絶対に受かりたい!」と必死に頑張りましたね。
終始自分に自信を持ってアピールしましたが、今振り返ればその強い気持ちを
持ち続けていたことが大事なんだと分かります。
就職活動はまず相手に想いを伝えるためにぶつかっていかなくては、
チャンスを掴むことすらできない。これは、就職活動においての極意だと思います。

仕事には愛嬌も大事

せっかく入社した会社なのに、まだ学生気分が抜けなかった私はOJT期間中に遅刻を
したりと講師に怒られることも度々で…
そんな素行の悪さからか、配属されたのは私が想像していた「オシャレでカッコいい」
地域とはかけ離れた、のどかで地味な地域でした。
最初の挫折(笑)ではありましたが、都内でこの地域を担当できたことが、
私自身の成長に大きく影響したのは間違いありません。

営業の醍醐味は<数字>です。
入社1年目で『名刺獲得枚数トップ』を獲り、「これは気持ちいい!」と実感したのを契機に
年間成績もトップを勝ち獲りました。
コピー機をはじめとしたOA機器の提案は「会社の効率化」と切り離して考えることはできません。
担当地域では、直接経営者の方へ提案することが殆どでしたから、
相手が聞いてきたタイミングで、きちんとした内容で返せるか?その瞬間を逃したら次はありません。
そして、営業に大切なのは足で件数を稼ぎ、愛嬌良く、状況をしっかりと見極めて
ベストタイミングで提案をする。私にはこれが一番ベストで簡単な手法でしたね。

独立起業を決意させたのは「家族との時間」

その後、念願叶って花形エリアを担当もしましたが、給与面でもっと挑戦したい!と
決意し大手マンション販売会社へ転職しました。

ところが入社早々、今までの営業手法が使えない=上手くいかない時期が続き、
ノイローゼ寸前に。3ヶ月目にしてやっと実現できたときは「あ~よかった!」と
胸を撫で下ろしたほどです。

<マンション>は決して安くない買い物です。何より大事なのは「お客様の満足」
如何に納得して購入していただくか?そのための提案手法は、現在の当社の原型にもなっています。
取締役になり、収入も申し分がない中で、独立起業を決意したのは、私としても想定外でした。
新卒から大手企業で働き、同じ『数字』を追求するにしても、『経営は別』と考えていたんです。

しかし、仕事を理由に家族を蔑にするライフスタイルが、私自身
納得がいかず「自分が幸せでなくて、どうして他人を幸せにできる?」と決意し独立しました。
自分の想いを実現するのは、自分しかない!何より、自身のマネジメントは
全て自分で行うのですから、家族と仕事の両立が叶う。
まさに私にぴったりな働き方が独立起業だったのだと思います。

地道で丁寧なコンサルティングなくして営業はできない

現在でも私はお客様を担当していますが、何より嬉しいのはお客様から「お礼」の
メールをいただける時です。
お客様にとってマンション購入というのは、今後の生活設計を含めた重要なターニング
ポイントになります。私たちの役目は、地道かつ丁寧なコンサルティングをお客様の
立場になって一緒に考えていくことです。

大事なのは「購入後、お客様が幸せになれるか?」以外にはありません。
社員に対しても「契約数だけではダメ」と日頃から徹底して教育し、嘘をつかないことや
道徳心を何よりも重んじています。我々の仕事は、謙虚さがなくては成り立ちませんし、
お客様からすれば「誠実さのかけらもない人から買いたくない」と言うのが本音です。

先日も、あるお客様から「大橋さんに相談して本当に良かった。夫として父として、今後の
人生設計も含めてしっかりと考え購入できたことに満足しています」とお礼のメールを
いただきました。仕事をしている中で、こうした言葉は何よりも励みになりますね。

就活に大事なのは覚悟を決める準備

就職活動で大事なのは『方向性を定める』ことです。
方向性が決まらなければ、何の覚悟も生まれませんし、相手に自分を見せることも
儘なりません。例えば、当社のようにベンチャー企業で営業職の説明会に参加している
のに、終始冴えない表情でいては話にもなりません。
「大学で教えてくれてない」と言ってしまうのは簡単ですが、少しでも自分なりに想像する
だけで違ってくると思います。

100%これと決めていなくても、目的意識と覚悟を決める<準備>だけはしておくに
越したことはありません。私も新入社員当初は仕事が辛く、兄に相談する度に
「石の上にも3年だぞ耐えろ!」と叱咤激励されました。もちろん、私自身も親に大学に
行かせてもらった身で「1年で会社は辞めたくない」と覚悟を決めて働いていました。

就活で内定を獲てもゴールではありませんし、大事なのはその先どう働いていきたいか?
ですが、まず働く場を獲たいならば、会社が求める人物像をきちんと考えなくては
話になりません。その会社で働く覚悟の違いが、大きく左右するはずです。