代表取締役社長 石井 秀暁

株式会社TTM 代表取締役社長 石井 秀暁

代表取締役社長 石井 秀暁

株式会社TTM
設立 2009年(平成21年)1月15日
事業内容
  • 製造業務全般に関するアウトソーシング事業
会社HP http://www.e-ttm.jp/

何のために仕事をするのか

前職の会社は大手保険会社でした。
単純に金融系の会社で働きたいと考えていたのですが、
入社して気付いたのは、「求めている環境はここにはない」ということ。
学生時代から海外旅行が大好きで、アジア各国からヨーロッパまで、
とにかく様々な国へ行き、多くの可能性を感じていました。
そのため、「やはり海外で働きたい」そう思い、しばらくして転職を決意。
とにかく、海外へ行くためのお金を稼ごうと、
たまたま出会ったのが、TTMの前身の会社でした。

正直、まだまだ若造だった私は、上司とよくぶつかっていました。
あまりにも理不尽な怒られ方をしたときには、
「僕はあなたのために仕事をしているわけじゃない!!」と、
堂々と抗議したものです。

言われたことだけをやるのではなく、
何か大きなことをしたい、自分の力を試したい。
そんなことを考えていましたし、それだけ上との衝突を見ていたまわりからも、
「こいつ、何かしそうだな」と思われていたみたいです。

言われたことをするのも大事。
ただ、それだけではつまらないですよね??
就活中の皆さんには、仕事をする上で「大志」を抱くことをして頂きたいですね。
それを叶えるためであれば、時に上司とぶつかることもあるでしょう。
でも、その経験は後々必ず貴重なものとなります。

トップの決意

私は、「社長になりたい!!」と思って今の立場になったわけではありません。
かっこよく言えば、「仲間を守りたい」という気持ちが強かった。というところでしょうか。
私はTTMの前身を合わせると、この会社に13年間携わっています。

もともと2008年のリーマン・ショック後、
前身のグループ会社の時に当社の組織(部門)を立ち上げることが決まっていました。
しかし、この部門は別会社に売却されることに。
「みんなの為になるのであれば」と、
2011年9月に代表へと就任し、職務を全うしようと決心しました。

海外進出という大きな一歩を目指し

当社は製造業務全般に関するアウトソーシング事業を行っており、
現在日本には数多くの支店、サテライトを構えております。
そして、今後当社が情熱を傾けていくことは、
国内の経営資源を活かし、ASEAN諸国への進出していくことです。
国内外の企業間の円滑なやり取りを、当社が手助けし、
ニーズに対して的確なサービスの提供を考えています。
海外進出というと、安価な人件費のため生産拠点を海外に置くことを想定しがちですが、
今は新興国のマーケットを狙い、アジア各国で軌道に乗せた仕事もあります。
海外にお客様を求めたり、海外企業側が求める仕事を獲得したりするのも、
一つの方法でしょう。

そしてもう一つは、意識改革、人材育成のための環境作り。
サービスをご提供するうえで、お客様から求められることは、スピードと正確性。
会社として、仕組みで解決できることもありますが、
最終的には「一人ひとりの意識」が一番重要となります。
高い意識と、それに伴った技術力を身に付ける方法や環境を作り、
サービスも人間力も、どこにも負けない会社を創っていきたいですね。

個性は強すぎるくらいが丁度良い!!

過去に、前身の会社が廃業した経緯もあり、それだけに敗者復活の意識は高いです。
そのため、今集まる仲間はスターティングメンバーという意識を強く持っています。
そして、中には「自分がいることが当社の強みだ」と堂々と言えるメンバーも。
私たちにとって、そんな仲間がいること自体が会社の強みです。
創業当時の企業では、いかに自分のカラーを出せるかが勝負どころ。
出る杭は打たれる、でも出すぎる杭は打ちづらい!というところでしょうか。
もし、ベンチャー気質な会社で働くのであれば、個性は強く持つべきです。
特に、私は生意気な人が好きです。
むしろ、入社1年目の自分を越えるくらいの生意気な人と働きたいですね。

そうなると皆が突出してやりづらいんじゃないかと思われがちですが、
決してそんなことはありません。先程もお話しましたが、
みんなが高い意識を持ち、そして育つ環境を提供することが私の仕事。
全員の個性を受け止める覚悟で経営者の道を選んでいるので、
「出すぎる杭になりたい!!」という方がいれば当社に来てください。
あなたの杭を、もっと「出すぎた杭」にしてみます(笑)

学生へのメッセージ

これからの学生には、ぜひ海外に目を向けてほしいですね。
英語はもちろん堪能になってほしい。
これからのビジネスは国内だけでは収まりません。
海外へ視野を広げてこそ、ビジネスの成功へとつながっていくでしょう。
マーケットを海外に広げることを知った人こそ、きっと楽しい仕事ができると思います。

また、働く上で「適所適材」という考えを持って欲しいですね。
人が仕事を選ぶのではなく、人が仕事に合わせることが大事なのです。
要は、自分はこれがやりたい!!と、考えを固めてしまうのではなく、
与えられた環境下の中で、臨機応変に自分の魅力を発揮する、
柔軟な考えと行動力を持ってもらいたいのです。

仕事は、楽しいことだけではない。むしろ大変だったり、やりたくないことの方が多い。
でも、そこから逃げていては、本当にやりたいことになんて一生辿り着けません。
どんな時でも自分の魅力を発揮し続けた人にチャンスは訪れ、
そして、心からやりたかった仕事に辿り着くことが出来ます。