代表取締役 冨安優太

株式会社プラネタメディア 代表取締役 冨安優太

代表取締役 冨安優太

株式会社プラネタメディア
設立 平成15年12月
事業内容
  • インターネットメディア事業
  • クチコミメディア事業
  • TV・インターネット・雑誌広告代理事業
  • Mottomoメルマガ関連事業
  • Eコマース・モバイルコマースコンサル事業
会社HP http://planetamedia.co.jp/

単身渡仏、PV・番組制作会社設立へ

映画やエンターテイメントが好きで、大学は日本大学芸術学部へ。
進学後は自主制作で映画を作ったり、アルバイトをしたり。家庭教師や塾講師のほか、
放送作家の助手もしていました。自分のネタが採用されなければ収入にならないという、
完全歩合制・完全出来高制の特殊な仕事です。やればやっただけお金が手に入る
という点が好きで、月に10万ほど稼いでいました。
大学を2年で中退し、アルバイトで稼いだ100万円を持って渡仏。
語学学校や大学に入学するでもなく、何もない状態で行き、映画制作を学ぼうと。
単身でパリに行き、不動産屋で家を借り、大学にもぐり込んで授業を受けていました。
もちろん始めはコミュニケーションもとれませんし、お金もすぐに底を尽きました。
しかし、いきなり身を投げ出してしまうと、そこで得られる学びもある。パリでは家族も
友達も携帯電話もお金もない。そんな時に、勝手に労働意欲が湧いて、勝手に体が動く。
仕事を探し、自立心が育って、なんとかやりくりできる。
半年間、ブランドの買い付けなどの仕事をして、日本へ戻りました。

同級生は就職活動のまっ只中でしたが、私は映画会社の監督の採用試験だけを受けました。
数千人のうち残るのは5人という選考で、私は最終面接まで行ったものの結果は不採用。
映画を撮りたかったので、他の会社に就職しても仕方ないかと思い、フリーランスで
ビデオ制作を始めました。全国のライブハウスを廻って、インディーズバンドのPVなどを作って
生計を立てていたのですが、仕事の依頼が増えるに従って会社組織にすることに。
21歳で有限会社を設立。仕事は個人事業の延長でミュージックビデオ制作、
下請けのテレビ番組制作など。初めは見積書や契約書の意味も分かりませんでしたし、
給料は月5万。しかし家と飯があれば生活は何とかなると、一年ほど苦とも思わず仕事
を続けていました。

圧倒的なアイデアと行動力で年商10億へ

ある時から事業が回り出しました。番組制作だけでは儲からず、インターネットを中心に
事業を展開した頃です。そこから飛躍的に売り上げ・利益が上がりました。
やがてインターネット主体の会社になり、事業自体も変化しました。

映画制作・番組制作が儲からないなら、何が時代に合うだろう?
そう考えて立ち上げた芸能人のブログ広告事業が世の中にマッチした。
頭でっかちにならず、すぐに方向修正できる柔軟さが活かされたと思っています。
芸能人がブログの中で商品を紹介する。広告としての即効性があり、商品は爆発的に
売れるので、一気に収益を生み出せる会社になりました。
始めた当初は、ブログで商品を紹介しただけでなぜお金が貰えるんだと、なかなか理解
してもらえなかった。常識ではなかった事業、ゼロから始める事業には労力が必要。
しかし、ゼロをイチにするような圧倒的なアイデアがあり、それを実行した時に大きな
利潤をもたらしてくれます。
日本で一番最初であることも強みになり、現在は自社商品の販売も行っています。
ただ作れば売れる、というわけではありませんので、本当に上質の商品を作らなければ
紹介してもらえません。そこに情熱を注ぐのは最低条件です。
自社商品を自社の広告媒体で販売し、こちらも売り上げを伸ばしています。
私自身、学歴も社会的なキャリアもありませんが、9年間、会社を運営し続けています。
情熱とアイデアがあれば、資本金はなくても、年商10億の会社に成長させることが
できると思っています。

ソーシャルコマースにリアルなコミュニケーションを

ソーシャルコマースという新しい価値を生み出せるネットショッピングシステムを開発し、
今年リリースします。現在、Eコマースはゲームに特化されていますが、
「プラネタソーシャルコマース」は、デジタルコンテンツを買うより、
実際に存在する商品を買おうよ、というのがコンセプト。実際に買い物をして、
商品を手に持つ感覚を広め、ショッピングをもっと楽しくしたい。
具体的な機能としては、ショップのスタッフとチャットができること。
例えば、「どっちの色が流行ってますか?」「どの曲がおすすめ?」など、
店舗にいるスタッフとダイレクトに会話したり、値段交渉をしたり。
即効性があり、リアルなコミュニケーションも生まれます。
Eコマースにチャットを存在させることで、購入を考えている人と購入した人が
「この商品どうでした?」という会話もできて、一方通行ではない
リアルレスポンスのクチコミが発生するわけです。
他社のものに手を加えてより便利なものにする、というのではなく、そもそも世の中に
存在していない、あっても誰の目にも留まっていないものを生み出す。
それはビジネスが飛躍的に伸びるチャンスでもあります。

弊社の強みは、圧倒的なアイデアと商品力のあるブランディングカンパニーであること。
このリアルで直感的なコミュニケーションが生まれるコマースサービス、
「プラネタソーシャルコマース」をリリースし、3年後のIPOを目指します。

悩む前に、まずは色々な方向に動いてみる

私は今年30歳になりますが、ようやく自分がこれを世の中に広めて行こうと思える
ビジネスモデルが作り出せました。
私自身が色々な事業体に方向転換してきましたので、
皆さんも若いうちから「絶対にこうなる!」と決める必要はないと思います。
そのぶん、悩んでいる暇があったら、とりあえず飛び込んでみて欲しい。
人間誰しも悩みます。試行錯誤するのも当たり前。
適職といっても、やってみないことには何が正しいか分かりません。
必ずしも希望の会社に入れるとは限りません。

悩む前に、色々な分野に飛び込んでみる。進んだ後、動いた後に悩む。
動いてみて失敗したら、そこで軌道修正すればいい。違うカテゴリーに方向転換してもいい。
悩んでいる時間は一番の無駄。私はいつも、とりあえず色んな方向にやってみよう、
そこから学ぶこともあるはずだ、という気持ちで動いています。