代表取締役 丹羽 一貴

株式会社ジェイワンホームズ 代表取締役 丹羽 一貴

代表取締役 丹羽 一貴

株式会社ジェイワンホームズ
設立 2010年
事業内容
  • 不動産取引業全般
会社HP http://www.j1homes.jp/

「天職」に出会うまで

当社は昨年5月、2名からスタートしました。
私にとって不動産業界は「天職」。どんな仕事よりも今が楽しいです。
起業に至るまで、他の業界を見たからこそ「天職」であると確信しています。

今とは少し違うと思いますが、私の就職活動は、まずOB訪問してから始まるといった形でした。
私は商社や広告関係などいろいろ受けてましたね。
そして、最初はTV局に6年間勤めました。
続いて、一攫千金を狙って設立したプロダクション会社。
「最後の日まで充実した生活が送れるような場を作りたい」という、老人ホーム経営者の
一言に感化され、私も中・高世代向けをターゲットにしたサービスを行いました。
ただ、世代のギャップが壁となり、なかなかうまくはいきませんでした。

独立へ

そして、出会ったのが不動産営業でした。

不動産営業は、売れば売るだけ称賛があった。どんなプロセスを踏もうと、
結果が全てだったのです。ストレスを感じたことは一度もありません。
営業にはいろいろなスタイルがありますが、
高額商品を扱う不動産業では、お客様も真剣に考えますから、
自分もそれに答えなくてはいけない。
私は白黒はっきりさせたい性分だから自分にすごく合ってるのだと思います。

その後、私は管理職でマネージメントを経験しました。そこで、ただ自分を売るだけではなく、
人を管理して結果を出すことの喜びややりがいを感じるようになりました。
営業とマネジメント、その両方を経験し、今なら自分でもやれる!そう思い独立しました。

この仕事にストレスを感じないのは、オン・オフの切り替えが
うまくいっているのも理由のひとつです。
「人事を尽くして天命を待つ」ではありませんが、
ベストを尽くした後は、結果を待つことを覚えるべきです。

私の場合、家族と過ごす時間がオフタイムですが、生真面目に仕事のこと
ばかり考えるのではなく、力を入れる時、抜く時を知っていたので、
功を奏したと思います。

トップとしての愛社精神

会社のトップとなった今、会社に対する愛着が一変しました。

ただ仲間が集まった商店で終わるわけにはいかない。
社長となった今、利益を追求するのが使命となりました。

そうして会社は成長します。成長する会社が人を選ぶようになる。
つまり、トップが社員を選んでいるのではない。トップも会社に
選ばれている一人であるということ。
私が心得なければならないことのひとつです。

その上、トップは経営し続ける義務と、反面、リスクを背負っています。
だからこそ、「今」を止めるわけにはいかないのです。

現在、当社は新卒者6名を迎えるための、転換期を迎えています。
私と同じ理念を持つ者で組織化されないといけません。
人は環境に左右されやすい生き物。だからこそ、自分と同じ価値観を持つ
人間を育て、次期を迎えたい。まさに気と気のぶつかり合いですね。

そして、私がいなくても、同じ思考を他人に伝えられるかどうかが大事。
会社の理念を共有し、「私」という遺伝子を継承してくれることが、今後社員に期待することです。