代表取締役社長 豊田 浩文
設立 | 1992年6月17日 |
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事業内容 |
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会社HP | http://www.softbrain.co.jp |
10年後の自分が見える働き方、そんなものつまらない!!
大学を卒業したのが、1991年というバブル時期だったため、
就職活動はそれほど苦労せず、とにかく「学生が会社を選ぶ」時代でした。
そのため、大半の学生は、ブランド力で会社を選んでいましたね。
私も他の学生と変わらず、たまたま受けた銀行にそのまま就職しました。
今は、就職して3年以内に辞める人が多いですが、
その頃は、そういう人は少なく、せっかく入って
すぐ辞めるなんておかしい、という雰囲気でした。
それにもかかわわず、私はたった2年で銀行を辞める決心をしたのです。
もしかしたら、堅くて、真面目な「銀行」というフィールドが、
性格に合っていなかったのかもしれません(笑)
なにより、周囲を見回すと、自分の10年後、
20年後が想像できてしまうのが恐かったのです。
周りを見ると優秀そうな人ばかりで、自分がせいぜい頑張っても、
10年後にあのポジション、逆に、頑張りに相当な運がプラスしないと
そこまで行けないかもしれない(人材が当時はとても多かったので)と思ったのです。
そんな中で自分は10年、20年もやれるのか。
答えはNOでした。
会社を辞めてから、2年ほどは弁護士を目指して勉強をしましたが、
そんなに簡単にうまくいくはずもなく・・・。
時間が経つうちに会社の同期はどんどん出世していくし、
正直、辞めたことを後悔しましたね。
そして、「もう一度、企業の中で自分を試してみよう」と決意し、
転職活動を開始しました。そこで巡り合ったのが
ソフトブレーン株式会社だったのです。
飛躍的に成長したいなら、ベンチャーへ
実は、ソフトブレーン以外に、大手数社から内定をもらっていました。
ソフトブレーンは当時、本社の社員が30~40人の小さな企業で、
ベンチャーというのも怪しいし、入る気はありませんでした。
ところが、最終面接で創業者の宋文洲に会って、
気持ちがすっかり変わりました。今まで会った人とは全く違うのです。
この会社はもしかしたら、大きく成長するかもしれない。そう感じたのです。
サラリーマンとして安定とか世間体を重視するなら、
トラディショナルな企業の方が良いと思います。
でも、「自分が飛躍的に成長したい」
「違うステージに行きたい」と思うのなら、
ベンチャー企業に就職するべきではないでしょうか。
また、日本の状況は大きく変わり、グローバルに見ても、
アジアが伸びるなど、変化のまっただ中なのです。
今の学生が、あえてベンチャーに挑むのは素晴らしいことです。
可能性に賭けるのは、若い人の特権。
50代に比べると、お金も経験もないけれど、
可能性に賭ける時間があります。
もちろん、大手がダメというわけではありません。
大手は、時間はかかりますが、大きな仕事ができる、
ベンチャーは主体的に仕事をして自己実現ができると、魅力が異なります。
個人の価値観の問題なので、どちらが良いとは言えませんが、
視野を広げた就職活動をしてもらいたいと思います。
働くことに「情熱」を持った人を求める
ソフトブレーンは、急成長の時期が過ぎ、
階段でいえば、今、踊り場に入っているような状況です。
社長としてのミッションは、踊り場から抜け出し、再成長の流れを作ること。
それによって、次のステージに上がりたいと考えています。
ステージが上がれば、やれることが違うし、展望も開けるはずです。
会社の方向性として、みんながしっかりと生活ができ、会社が安定し、
倒産の心配がないというのも、一つの価値観だとは思います。
しかし、何も変革なしに「常に安定」なんてありえません。
安定を住みだすためには、現状に満足しない「ベンチャーマインド」が必要。
一時期、一部上場企業ということで、
大手と同じ社内体制が必要だという風潮に傾いた時期がありました。
入社してくる人も、「上場企業だから」と入社を希望する人が増えました。
ところが、2008年には業績が悪化し、自社はまだ
大手の体制を真似するというステージではない、と改めて思ったのです。
そんな痛みを経験しているからこそ、
私たちは常に成長することを求めているのです。
もし、そんな私たちと「情熱」を持って
一緒に働きたいという方がいたら嬉しいですね。
当社は大きくなってもベンチャーマインドを持ち続けていきますし、
常に成長できる良い環境だと思います。
私たちが頑張ること=若い人たちの選択肢を広げること
私のモットーは、「仕事は全て、受ける」「どんな仕事でも断らない」です。
受けた以上は、結果も出す。それが私の働き方です。
そして、ソフトブレーン株式会社が世の中に結果を出すことで、
若い人たちに「ベンチャー企業で働く」という選択肢を
持ってもらいたいと考えています。
一時期、ベンチャー企業で不祥事があったりして、
ベンチャーブームがトーンダウンしたことがありました。
しかし、今後はそのようなことがないように、
ベンチャーの経営者はきちんとした経営をしていかなければいけません。
私たちが頑張ること=若い人たちの働く選択肢を広げること
この使命を持って、真剣に経営と向き合うこと。
それが、今、私が情熱を傾けていることです。