代表取締役社長 大岩根 成悦

株式会社ブライト 代表取締役社長 大岩根 成悦

代表取締役社長 大岩根 成悦

株式会社ブライト
設立 2003年10月1日
事業内容
  • カジノイベントの企画・運営の全て
  • カジノディーラーの派遣
  • カジノ機材のレンタル
  • カジノ教室の運営
会社HP http://www.bright777.com/

初めて「カジノ」を目にした時の衝撃

「カジノ」・「カジノディーラー」との出逢いは、
大学時代のアルバイトがきっかけでした。某アルバイト雑誌で時給も良いし、
カジノという言葉に「面白そうだな」と安易に考えていたんです。
けれど、バイトの場所は新宿…実は怪しい仕事なんではないか?とも正直思っていました。

面接が昼間だったので、まぁ大丈夫だろうと建物に足を踏み入れたら、
そこには自分の想像とは全く違う世界が広がっていました。
明るくて華やかで、お客様はコーヒーか紅茶を飲みながらカジノを楽しんでいる光景に、
衝撃を受けたんです。その時、カジノディーラーという職業も初めて目の当たりにしました。

結局、その店でアルバイトを始めて3か月もした頃、社員の方から
「学生で時間があるなら、豪華客船のカジノで働いてみないか?」と声を掛けられました。
その客船というのが世界一周航海に出る日本を代表する<飛鳥>でした。
ここでの仕事は本当に面白かったですね。世界60か国をお給与を貰いながら、
周ることが出来て三食タダ!まさに学生の自分には夢の様な環境でした。
しかし、大学4年生になり就職活動も一応しなくちゃなぁ…と考え、
卒業後に広告代理店に就職を決めました。

誰かに押し付けらた人生を選びたくない

でも、人間とは不思議なもので好きなことをしていないとパワーが出ない。
広告代理店の仕事も学ぶことは多かったのですが、
「これが自分が本当にしたいことなのか?」
「自分はこの仕事が好きなのだろうか?」
と考えた時に、夜中の2時・3時まで仕事をして帰るだけの生活に疑問を感じ、
カジノディーラーの世界に戻ってしまったんです。

元々、自分が本当にやりたいことをやるのが大切だという信念がありました。
自身の人生を充実させるのは、誰からに押し付けられたものでは絶対にダメ!
自分の好きなことを極めなくてはいけないと、小さい頃から実感していたんです。
自分ではあまり覚えていないのですが、周囲には「俺は社長になるぞ!」と宣言してようで(笑)
きっとそれは、父親が典型的なサラリーマンで、中間管理職として
苦労する姿を見ていて「あんな風にはなりたくない」感じた結果だと思います。

「カジノを日本で産業にしよう!」と決意させたもの

カジノ世界に戻って2年後、ある出来事がきっかけで、
この産業の将来性を考えるようになりました。
ひとつ目は、船内カジノで獲得したチップ及びコインを現金や記念品に
交換できないことの矛盾をアメリカ人のお客様に指摘をされたんです。
世界を周遊する客船は基本、所属する国の法律が船内でも適用されますから、
当然カジノが合法化されていない日本では、制限がかかります。

ふたつ目は、カジノディーラーという仕事を親に素直に話せていない自分がいたことです。
もう、ここまで来たら学生時代も含めて6年間就いてきた仕事を
世間に認めさせなくては!と心底思い起業しました。

実はカジノが認められている国では、
カジノ関連の企業だけで軽く40社を越えると言われています。
そこに新たな雇用創出がされ、働く人々は本当にカッコ良く輝いています。
きちんとした職業として認識されており、給料も良く、性別による差別もない。
結婚後も仕事を続けることが出来る。そんな職業・カジノビジネスの魅力・将来性が
「カジノを日本で産業にしよう!」と決意させました。

もちろん、お金の動くところには犯罪も懸念しなくてはいけませんから、
クリアするべき問題は沢山ありますが、カジノはオネスト産業といわれる程、
そこで働く人々に正直さを厳しく要求する世界だからこそ、
可能性があるのだと信じています。

ハードルが高いことが原動力になる

私自身、この業界に飛び込んで21年になります。
その間、石原都知事の「カジノ構想」を主張し、
追い風になった時期もありますが、未だ実現には至っていません。
普通であれば、諦めてしまう状況ですが、自分の発想は全く逆です。
むしろ挑戦できることが沢山あると考え、それが原動力になっているんです。

カジノディーラー養成スクールを設立したのも、将来を見据えてのことですが、
石原都知事の発言が追い風となり、初年度250名の生徒が入学してきました。
ただ、現状ではまだ法律で認められていないので、産業として一人立ち出来ていません。

カジノには、本当の意味での喜びを生み出す可能性があります。
そのひとつが雇用であり、新しい流れを創造していかなくては、
日本の産業はこのままでは、沈没してしまいます。
もちろん、日本の奥ゆかしい風土は大切にしなくてはいけませんし、
自治体や周辺住民の皆さんへの配慮や十分な説明は必須です。
起業・スクール開講時に、私の背中を後押ししてくれた方や
カジノビジネスに夢を託してきた方の想いを決して無駄にしてはいけない…
そのために苦労はしますが、得るものは遥に大きいですし、
成し遂げた後に得られる喜びのために挑戦し続けているんです。

必要なのはチャレンジ精神と問題解決能力

仕事だけでなく、社会に出た時に必要となるのは、ひとつはチャレンジ精神を持つこと。
チャレンジとは、常に新しいことに興味を持ち、今に満足しない貪欲さです。
もうひとつは<問題解決能力>を身に着けることです。
これは、壁にぶつかった時にどう解決していくのかという能力が高い人は、
どんな場所でも通用します。

また、アイデアを単に話すだけで終わらせるのではなく、
失敗してもきっと何か得るものがある!とまず行動に移すマインドを持つことも大切です。
自分も色んなことに興味深々な人間だったと周囲からも言われていました。
例えば、宝くじはなぜ儲かるのか?天気予報がなぜ当たるのか?
この疑問が高じて気象庁関連の仕事をしたこともあります。
こうして経験した時間は全く無駄になりません。もちろん、
多額の損失が出るのが最初からわかっていながら、挑戦するのは無謀ですから
おススメしませんが、金銭的な損がないならまずは行動に移してみることです。

3月の震災以来、芳しくないニュースが流れることもありますが、何に対しても諦めず、
風評に左右されることなく、確固たる信念を持つことを忘れないで欲しいです。
当社もエンタテインメントの可能性を信じ「我々も良いものを世の中に売っていくんだ!」
と前向きにとらえてイベントを提案していきます!
実は今度、老人ホームにボランティア訪問し、利用者の皆さんに
カジノを体験していだこうと企画しています。皆でゲームをすることで、
手を使い、頭を使い、何より笑顔になっていただくことで、
もっともっと人生を楽しんでもらいたいのです。
躊躇わず挑戦すれば、ビジネスチャンスは開ける!と信じていますから。