代表取締役 清水 達也
設立 | 2011年4月8日 |
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事業内容 |
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会社HP | http://www.deiba.jp/ |
新しいビジネスモデルを世に問う
今年の4月、
株式会社DEiBA Company(デアイバカンパニー)を立ち上げました。
社長になりたくて会社を設立したわけではありませんよ。
私は大学卒業後、株式会社リクルートに入社しました。
在籍中は、同社のNo.2まで登りつめましたし、
何社かの子会社の社長も経験しました。
今更肩書が欲しくて始めた事業ではないのです。
自分の考えたビジネスモデルを世の中に問うて、
そのビジネスモデルを世の中に浸透させていきたい。
この思いで今の会社を立ち上げたのです。
私は25年間、リクルートに在籍しました。
じゃらんnetを立ち上げて大きな利益を出したり、
人材系の事業の総責任者を務めたりもしました。
最終的には同社の常務取締役執行役員を拝命することになるのですが、
その時には「サラリーマンとしてやるべきことはやった」と感じましたね。
現在はその次のステージに進もうとしています。
自分の考えたサービスが世の中に受け入れられ、
大きな流れになることが楽しみで、事業を展開しているのです。
最近のベンチャー企業の経営者を見ていると、
社長という名刺が欲しいだけの人が多いですね。
社会に新しい価値を生み出すような、そんな自らのアイデアを世の中に問うてこそ、
会社を設立する意味があると私は思います。
企業と学生のミスマッチが多発する現在の就職活動
DEiBA Companyでは、
企業様・学生様向けに「新卒就職支援サービス」を提供しています。
学生と企業の方が偶然の出会いを通して、
就職先・採用者を選べる場を提供していきます。
現在の新卒採用は問題だらけですね。
特に顕著なのは、企業と学生のミスマッチが驚くほど多いことです。
学生は、自分のレベルがどの程度か把握できていませんね。
だから、到底入社できないような企業にエントリーし過ぎてしまいます。
優秀な学生でも、100連敗、200連敗してしまう。
そんな事態が起きています。
一方、企業側から見ると、学生からの応募数が多すぎて、
大量の書類を見きれていません。
だから、人事部長クラスの人は、書類審査で落とした学生の中に
「良い人がいたんじゃないか」とみんな思っているんです。
今のように、短期間で候補者を絞っていくというスクリーニング・システムでは、
面白い学生は通りませんよ。バランスの良い学生が通るのです。
エッジの立った学生は、「協調性がないんじゃないか」と思われて、落とされてしまう。
ところが、企業のトップマネージメントが本当に必要としているのは
エッジの立った学生です。
でも現場判断でそういう学生は落とされてしまうんですね。
例えば、私が今、リクルートの面接を受けたら間違いなく落とされてしまうでしょう。
社長面接なら通ると思いますけどね。
学生の就活にはもっと偶然性があってもよい
名前の知られた企業は、
採用のミスマッチがあっても学生が自然と集まってくるので、
まだ良い方ですね。問題は中小企業です。
現在、リクルートが普及させたエントリー制度は、
会社名を知らないとエントリーできないという欠点があります。
素敵な会社があって、素敵な学生がいても、
お互い知らなければ出会うこと絶対にない。そんな悲惨なシステムなのです。
知らない企業でも、話をきいてみれば面白いと思う企業、
自分に合う企業というのものは案外と多いものです。
就職活動は自分の興味や関心の枠を超えて、もっと偶然性のあるものになってもよいと思うのです。
私はリクルートのことを知りませんでしたが、
社員の方と話をする中で「こんなに面白い会社があったんだ」と思いました。
その確信を信じた結果、素敵なサラリーマン人生を送ることができたのです。
良い人材を獲得するには待ちの姿勢では駄目!企業が学生を説得する必要がある
企業が学生を説得しないと、優秀な人材は採れませんね。
リクルートは、1980年代、入社したい学生を落として、
入社したくない学生を無理矢理に説得して入社させていました。
「入社したい人を採れば良い」とよく言われます。
半分は正しい。でも半分は間違っていますよ。
今、入社を希望している学生は、今現在の会社で通用する人ではあるかもしれません。
ですが、10年後、20年後に通用する学生ではありませんよ、きっと。
リクルートは10年後、20年後に通用する人という観点で学生を探し出し、
入社したくない学生さえも説得して採用をしてきたから成長できたのです。
我々は人材紹介会社ではないので、
学生に「この会社に行きなさい」とは言いませんし、言えません。
それはフェアではないですからね。
企業が優秀な学生に入社してくれるよう説得するのです。
私達はそうした説得の場は用意しています。
もちろん、学生には何ヶ月もかけて「どんな会社が合うか」、
「何をやりたいのか」などを問いかけます。
学生も自分に合った会社というものはありますし、
それを理解した上で、企業に説得されて入社すればよいのです。
就活は一度きりのことじゃない。だから自分に合う会社を捜す人を支援し続けたい
新卒の就職を支援するためだけに、DEiBA Companyを
つくったわけではありません。
学生が「自分に合う」と思って入社した会社でも、
2、3年たつとズレを感じる時があるものです。
ズレを感じたら、辞めたらいいのです。
「あなたに合う新しいバスに乗り換えなさい」というのが、
私の基本的な考え方です。
合わないバスに乗り続ける必要はないですし、
それだと企業・社員の双方が不幸になってしまいます。
自分に合った会社を探す人には、ずっと支援を続けていきたいですね。
努力すれば、自分でズレを修正できる可能性が広がる。
そんなマーケットを作っていきたいと思っています。