代表取締役 宮林 隆文
設立 | 2008年 |
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事業内容 |
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会社HP | http://www.upgrade.co.jp/ |
祖父の影響を受けた「社長」の夢
将来の夢は「社長になる」と、小学生の文集に書き残したのを思い出します。
漠然としていましたが、証券会社の副社長である祖父という存在が最も影響していました。
祖父はハイヤーでお出迎えをされたり、
6歳まで祖父と一緒に色々な会社に連れて行ってもらい、副社長の孫ということで、
行く先々で私は、坊ちゃん坊ちゃんともてはやされ、
私は祖父を「すごい人だな」と思っていましたし、家族全員に尊敬されていました。
人の輪の中心となり、先導する姿は雄姿そのものでした。
大学生になった時も、祖父への敬意は続いていた私は
80名程のサークルの副代表となりました。運営は順調で楽しかったですね。
「これでお金が絡むと会社と一緒だ」と思うと、起業するぞ!と改めて意識しました。
もしかすると気持ち次第では、卒業後、順調に独立して社長になれたかもしれません。
でも現場の立場を知らずしてトップに立てるのかと思うと、疑問符がつきました。
そう思った私は、一つの人生プランを立てました。
卒業後3年間は営業力つける。次の3年間で起業手段を考える。
30歳で起業し、33歳で軌道に乗せ、35歳で家庭を持つというものでした。
「鉄人」に学んだ営業の基礎
とにかく営業力を短期間で付けたい、
「売る力」をつけないと何も始まらないと思った私は、
営業力が付くと思える企業に就職しました。
その当時は、「鉄人」と呼ばれていたトップ営業マンに指導を受けました。
その部署で、私は1年半みっちり鍛えてもらいました。
おかげでテレアポ大会で優勝し、業績も残すことの出来た私は、
次のステップとして新規事業を任されることになりました。
その時、事件が起こりました。
「鉄人」が部署異動する私に対して、涙してくれたのです。
今の時代、他人に対して泣いてくれる人がいるでしょうか。
仕事に対してこんなに熱い想いを持っている人がいるでしょうか。
私はいないと思います。
それだけの想いを持ちながら私に教えてくれていたんだと思った時、
私は本当に申し訳なく、そして有難く思いました。
師匠である「鉄人」の涙から、営業には「想い」が必要だと学びました。
達成してやろう、同期あるいは他社に負けない…それこそ「想い」です。
「想い」は私の営業の基盤となりました。
そして、新規事業の部署で裁量の多い仕事をこなし、
営業の基礎を以って順調に伸びました。
その後、営業企画という部署で、
事業計画書、契約書の作成や新規商品の開発などを行い、
十分に学ぶべきものを得たので、転職を決意しました。
IT業界で培ったノウハウ
当時はインターネットの導入期で同世代もIT企業を目指す人が増えていました。
私は当時自分を含め3名の会社で、
インターネット関連のスターティングメンバーとして4年間在職しました。
私は経営全体を把握できる会社を目指していたので、小さな会社が適職でした。
入社初日、社長に「私は何をやればいいのか」と尋ねると、
「売るものは君が考えてくれ」という答えがかえってきました。
そう言われても、インターネット業界は未開の境地。
一瞬戸惑いながらも知人の企業を訪ね、
お客様が必要としていたものをサービス提供していきました。
それはホームページであったり、ネット広告であったりです。
当然自分では生産できませんので、ホームページ制作会社や広告代理店に発注し、
打合せを行いました。とにかく人と会うことで、
企業のニーズや専門分野の知識をどんどん吸収していきました。
正直「インターネットの世界とは」という実用書を読むより、
実務で学んだ方が、「生きた情報」なのでわかりやすかったです。
そして2年後、役員になった時、経営視点での責任を意識できるようになり、
その1年半後、独立を決意しました。
アップグレードの存在価値を上げるフロンティアスピリッツ
インターネット業界にいる私は、
インターネットを活かして他の業界をもっと活性化させる力を持っています。
ノウハウ、ビジネスパートナーがいること。それが今の私の強みなのです。
だから、他業界に参入するにあたっても、
ネット分野を活かすことを念頭に置いています。
例えば、私は農業にも興味があります。
農業の世界に飛び込む時も、
ネットを最大限活かして、事業を展開したいと考えています。
今、明確になってきたビジョンは、
アジアに今後10年以内に各国1社ずつ、計20社の子会社を作っていくことです。
まずはインターネットを活かした事業で各国に飛び込み、
各国の特色やニーズを把握しながら、新規事業を展開していきたいと思います。
既にタイには子会社を置き、日本人メンバーとタイ国籍の従業員が活躍中です。
これからのメイン事業は、アジアを一つとして捉えて開拓していきます。
自分の「分身」をアジアに
3年以内には、
社内起業支援制度をつくって自分の分身となる社長を輩出していきたいですね。
うちの社員が起業を希望した時、
私が人脈や資本を投下し協業することで、起業のリスクを減らせます。
そして、顧客に迷惑をかけずないという最低限のモラルさえ守れば、
自由に経営手腕を発揮し、自己実現できるというわけです。
こうしてアジア各国に20社の関連会社を持った時には、
私達はアジアで大きな仕事を持てます。
各国に会社を持つ企業にこそ、ビッグチャンスは舞い込んできます。
これが、私の描くアップグレードのビジョンです。
素直で一生懸命な人にチャンスはやってくる!
求める人物像は失敗を認められる素直な人と何事にも一生懸命な人です。
この2つを持ち合わせている人は、絶対に成長ができると思います。
私の好きな言葉に、「乗り越えられない壁はやってこない」という言葉があります。
神様(私は無宗教ですが)は、私達が乗り越えられるギリギリの壁を創ります。
目の前に壁がある時はとてもつらいのですが、
目の前にある壁は必ず越えられるのです。
逆に、越えられない壁は目の前にやってこないのです。
この言葉を信念に日々頑張っています!
完全招待制経営者限定交流会club66
2年ほど前に、私の周りで3社が倒産しました。
身近な会社が倒産してしまうのはとても悲しく、残念な気持ちになります。
私に何かできることはないだろうかと考えたのですが、
私にはまだ他社を助けられるような力がありません。
そこで、交流会を開催することを思いつきました。
仕事の話ができる場を作って友人の経営者を集めたら、
自然と仕事が発生するのではないかと思ったのです。
私は交流会にはよく参加するのですが、質の高い会はなかなかありません。
当然、高額な会費を払えばあるのかもしれませんが、
1万円以内の会費ですと、良い交流会は非常に少ないのです。
そのような現状から、年商50億円以下の中小企業にとっての「質の高い」交流会を、
自ら開催しようと決意するに至りました。
現在は、1000名の経営者の方にメールをお送りし、
交流会の他、助成金の情報など、中小企業にとってお得な情報をお届けしています。