代表取締役 近藤 大二郎

株式会社アドマイアー 代表取締役 近藤 大二郎

代表取締役 近藤 大二郎

株式会社アドマイアー
設立 2007年8月
事業内容
  • 賃貸オフィスの仲介業
  • ビル管理事業
  • 不動産売買業及び仲介業
会社HP http://www.of-search.jp/pages/corporate/profile

たどり着いたのが不動産業

私は学生時代から経営者になる事を目指しておりました。
目指したきっかけは一人暮らしをしていた学生時代、
非常に貧乏な生活を送っていたため、社会人になったら
とにかく人より高い給料をもらって稼ぎたいと思っていました。

それに加え、経営者という立場は幅広く世の中を知れる立場であることも
私にとって、非常に魅力的だと感じました。

これらの理由から、就職活動も人より稼げて、
いろんな職業に会える職種は何だろうと考え、それを軸に活動していました。
その結果、たどり着いたのが不動産業。
その不動産業の中でも、経営者やお偉い方々と会える仕事を希望していた事もあり、
それが得られるオフィス賃貸の仲介に特化した大手不動産会社に入社しました。

2年間は辞めずに知識を吸収し「縁」があり転職

入社当初、持っていた想いは
「同期の中でも一番の売り上げを上げたい!」という目標でした。
そのためには、とにかく契約件数をこなさなくてはならない。
しかし、新人でまだまだ知識の浅いため、まずは上司からのアドバイスを
素直に受け入れ、上司のノウハウを身につけようと思っていました。

しかし、当時の会社は、睡眠時間もなかなかとれず過酷だった事と
営業結果が全て、という評価制度から、周りの人々は徐々に辞めていきました。
私はなんとか契約も取れていたこと、忍耐強い性格に加え、
何も身に付けていないうちに辞めてしまうのはもったいないという想いから、
私の中でとにかく2年間は何があっても辞めないと決めていました。

その想いを持ち、修業期間と定めた2年が経ちます。ただ、独立はしませんでした。

その当時、独立したとしても、今のように会社を存続させる力は
まだまだ足りていないと考えたのが理由です。
また、友人から、ものすごく苛酷な前職の環境を
「お前の会社、おかしいよ」と言われ続けていたため、
友人の言うまともな会社で一度、働いてみたいとも思いました。
そこで、今まで取引していた会社に声をかけられた事をきっかけに、
同じ不動産系の会社に転職しました。

マネジメントで急成長そして起業

転職した会社では毎年売り上げが伸びていき、
社員も数十人から最終的に120名ほどになるまでを経験しました。
前職との違いは、急成長に乗って組織を大きくする事に
大きく自分が関わっていた事。それが非常に楽しかったのです。

具体的には、この会社で初めて自分に部下が付きました。
ここで個人で活躍するプレーヤーからマネジメントを行うようになります。
今の自分を振り返ると、ここでマネジメントを経験した事が
今の自分に大きく影響を与えたと思います。

ただ、最初から全て上手くいったわけではありません。
上手く部下を活躍させるために、部下より30分位早く出社し、
部下の予定を毎日チェックし、行動管理を徹底致しました。
行動が足りないなと思う人には別の人を同行させたり、
営業時の引き出しをAパターン、Bパターン、Cパターンと事前に用意させたり、
さらには、「ホウ・レン・ソウ(報告・連絡・相談)」を徹底させました。
それにより、個々人で挙げる成果以上の結果を出せるようになりました。

年棒もすごく良かったし、辞める理由はありませんでしたが、
将来、この代表と3年後5年後10年後…一緒に居られるかなと不安になり
以前から起業を考えていたのもあって2007年に会社を立ち上げました。

会社にも従業員にも利益重視な会社を目指す1

企業は人の集まりなので従業員の満足度や
ここで働いていきたいという気持ちがないと業績も伸びていかないと
今までの社会人経験から思っています。
その想いから、長く一緒に働けるメンバーと急成長ではなく、
業績を少しずつ伸ばしていく事、
そして、それを実現する環境作りを行う事が私の経営方針です。

その経営方針から、当社は売り上げは二の次で利益重視するようにしています。
利益重視というのは会社の利益もそうですし、従業員の利益も関係しています。
同業の中でも120%くらいの給料の良さと休日を付与できていると思います。

これまで苦しい時もありましたが、今のところはある程度実現出来ているので
今後も実現し続けることが難しい時もあるかもしれませんが、
精いっぱいこれらを意識しながらやっていきたいと思っています。

今必要とされる人材

ありがちですが、
「明るさ」「元気さ」「素直さ」「会話のキャッチボール」の4つです。
そして必要不可欠なのは
「あきらめない気持ち」と「協調性」です。
「あきらめない気持ち」とは、面接などで意地悪な質問をされても
そこであきらめないで何回も食いつく気持ちです。
気持ちの現れがそこで出るか、出ないかというのを見ます。
「協調性」については会社の雰囲気に合うのかという点です。

今後は未経験の人を迎え入れたいと思います。
変に色が付いていないほうが自分たちのやり方を教えることが出来るからです。
今年から全くの未経験の新しいメンバーが入社し
3カ月研修後、4カ月目には目標を達成出来ています。
弊社は一切テレアポや飛び込みがない会社なので
営業に集中出来て成長速度も比較的早いのではないかと思っています。

就活生へメッセージ

ベンチャーに入って良い成果が出る方もいますが、
最初はいろいろ学ぶことが可能な、大きな会社に入ったほうがいいかもしれません。
とにかく入社したらある程度学べるまではすぐには辞めないこと。
数か月や1年以内で辞める人も多くいますが、
やはり2年は居たほうが良いと思います。
すぐ辞めてしまうと何も身に付かず、何も残るものがないので
人生を無駄にするだけだと思います。

まず就職したら経験を積むことを大事にしてほしい。
本当は好きな仕事に就ければ一番いいのですが、なかなか難しいですよね。
好きだと思って入ったら嫌いになったりすることだってあります。
実は私も最初はプログラマーになりたくて資格も取って
学生時代、派遣でSEの仕事を経験してみたのですが
過酷でみんな辞めていく姿を見て、考え方を変えました。
どの職種も過酷だと思うのですが、まずは修行のつもりで
就職したら頑張ってほしいですね。