代表取締役 伊藤 太一

株式会社セルブリッジ 代表取締役 伊藤 太一

代表取締役 伊藤 太一

株式会社セルブリッジ
設立 2010年10月25日
事業内容
  • ライフスタイル事業、マーケティング事業
  • フラッシュ&ソーシャルマーケティング事業「goozoo」運営 http://goozoo.jp
  • ライフスタイル共有サービス事業(開発中
会社HP http://cellbridge.jp

起業ストーリー

学生時代に就職活動を行う上で、商社で消費財を扱う仕事をしたいと思っていました。
そこで、確実に消費財に携われる専門商社に入社。
もともと「起業したい」という思いを持っていたので、入社面接時には、
「実績を上げ、5年で辞めます」と宣言していました。

当時はまだ転職が一般的ではなかったので、面接して頂いた方々は苦笑い
で対応してくれました(笑)。
しかし本気で5年後には、次のステージに行けるようになろうと強く思っていました。
周囲の人たちはあまり信じていなかったようですが、4年後にベンチャー企業に転職し、
まったく違う業界で、まったく違った仕事のやり方、ビジネスの作り方を勉強
することができました。

その後、ユニクロで知られる(株)ファーストリテイリング(FR)に入社
しました。
そこでの経験は本当に貴重なものでした。
現在の私の仕事に対しての考え、事業に対しての想いは、ここで培われたといっても
過言ではありません。
退社後、さまざまな紆余曲折を経て、(株)FRの元社長・副社長が立ち上げた
(株)リヴァンプに参加し、その支援先である(株)サードオフィスに出向、
そのまま転籍し社長に就任しました。
サードオフィスでは3年間社長をつとめ、それまでとは違った視点で会社や事業
というものに接する機会となりました。

そして、会社としての方向性が明確になったことと、私個人も別の分野で新しい可能性
をもつ事業を立ち上げたいという思いが強まり、サードオフィスを退任し、(株)セルブリッジを設立。
今は未知の分野で頑張っています!

今後のビジョン

社名の「セルブリッジ」のセルは細胞、ブリッジは橋です。
ヒトや事業といったものを細胞に置き換え、それらの橋渡し的存在になりたい、
という意味がこめられています。

現在、事業の中心となっているのは、ライフスタイル商品を共同購入できる
サイト『goozoo(グーズー)』の運営と、スマートフォン向けアプリの開発です。
とくに、もうすぐ立ち上げ予定の自社アプリについては、今までにないロジック
でソーシャルグラフを形成する面白いサービスとなります。
いま流行りのSNSというものですね。
それがうまく広まり、いかに認知度を上げていけるかが楽しみですね。
そのアプリによって会員数が増えれば、『goozoo』の形もどんどん変わっていく
かもしれません。

私はファーストリテーリング時代に柳井社長に多大な影響を受けました。
強烈な意志と実行力で事業を作っていく。商売に対する天才的な直観で、決めた
ら絶対にやり抜く。
しかし、その真似はリスクがあることにあるとき気付きました。
私は柳井社長のような商売に関する天才的能力は持ち合わせていない
(かも知れない)。
ですから(株)セルブリッジでは、「こういう会社」で「こういう事をやる」
という決め込みをあまりせずに、常にフレキシブルな事業を展開していきたい
と思っています。

しかし、もちろん会社としての軸はぶらしません。
それが、こういった小規模な企業ならではの強みであり、醍醐味でもありますから。

社長のテーマカラー

「白」
何色にも染まっていない、何にでもなれる色だからです。
いつまでも「白」でありたい、と思っています。

採用したい人物像についても、同じような感性を期待しています。
人間は、どうしても自分が属する環境によって固定観念を植え付けられて
しまうものです。
一度「色」がついても、いつでも塗り替えられる人間でありたいと思っています。
そして、いつでも素直な心をもって、フレキシブルに対応できる人材が欲しいですね。
公私ともに、そういう人たちと出会っていきたいと思っています。

座右の銘

「大きく考え、細部にこだわる」 「細部に神が宿る」
私は今まで沢山の成功者の方々のお話を伺う機会に恵まれました。

そうした方々を見ていて感じたのは、どんなに大きなビジョンを
描いている人でも、日々の仕事では細部を怠らない、ということです。
現場の人々や空気、末端の作業にも気を使い、小さな成功を積み上げていく
事が、大きな成功を導くのだと思います。
「大きく考え、細部にこだわる」という考え方は、ずっと大切にしていきたい
ですね。

求められる人材

会社によって、求められる人材のタイプにも、いろいろあると思います。
たとえば、事業を「火を燃やす」という作業に例えて考えた時に、火をつける人、
燃え出した火を絶やさないよう、風やその他の問題から火を守る人、
燃えた火をさらに大きくするために動く人…。
さまざまな役割がもとめられます。
現在の我が社が求めているのは、「火をつけ(興し)、燃やし続ける(拡大する)」
人材です。

何もないところから、何かを生み出そうという気概をもった人物が欲しいですね。
ただ、やりっぱなしはNGです。
しっかりと地味なルーティンも運用できないと事業は成り立ちません。
理想の採用は、インターンで会社に来てもらって、お互いの事をよく知った上で、
「この会社でやっていきたい」「ここでがんばってもらいたい」と、双方の意見が
合致して社員になってもらう、というパターン。
実際に、今までインターンの学生には、何人か来ていただいていますし、
これからも募集するつもりです。

学生のみなさんへのメッセージ

人にはそれぞれ価値観があります。
自分はどのような人生が送りたいのか、ということを考えてください。
その時に大切なのが素直に自分を見つめなおす、ということ。
無理が出来る人は、ハードな環境に身をおくことで成長できます。
無理のきかないタイプの人は、身の丈にあった環境で成長を目指すべきです。

自分がハッピーであること。
そうでないと、周囲の人をハッピーにすることはできません。
自分がハッピーに成長できる環境に身を置くことが、世の中にとっても
素晴らしいことなのです。
それからもう一つ。
「最近の学生は…」というのはあまり好きではありませんが、世間でいわれている
ように、「自分は草食系ですから」と、平気で言うひとが増えているのが気になります。
やっぱり、若い人には、もっとガツガツしていてほしい。
いまの世界は決して安定はしていません。

日本も震災で甚大なダメージを受け、世界の勢力図も塗り替わりつつあります。
言ってみれば安定期というよりも混沌期に近いかもしれません。
そんな中でよりよい社会を、よりよい将来を、これからみんなでつくっていく
のですからもっと肉食でがっついていかないといけないと思います。