代表取締役 郭 義在
設立 | 2004年10月13日 |
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事業内容 |
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会社HP | http://www.wowkorea.jp/sub/company_info.asp |
<留学目的で来日しました。>
初めて日本に来たのは1999年10月。
日本証券奨学金財団から奨学金を5年間受ける機会に恵まれた事が直接のきっかけ。
日本に来る前に、アメリカに1年間住んでいたのですが、その時、
日本人と知りあった事が国際的なきっかけ。
韓国では第二外国語として日本語を2年間勉強していた為、
日本に興味を持っていた事など、これら偶然の重なりが、
今日本で仕事をしている礎です。
学生として来日してからは、まず東京大学の修士課程を修了。
最終的に先生になる事を目標として、次の段階である博士課程に進みました。
ここで、初めて勉強を続ける事に疑問がうまれ、つまらないと感じるようになりました。
平たく言えば、生き甲斐を感じないというか…。
ある程度はいきましたが、その上は向いていなかったのでしょうね、
勉強は、博士課程で中退しました。
<起業のきっかけ>
修士課程の時、Webサイトを制作する会社でアルバイトを始め、
それまで社会学を専攻し文系畑にいた私は、
そこでインターネットの世界を知りました。
ただの経験のつもりで始めたバイトでしたが、何年か勤めているうちに
人脈を得る事もできました。
バイトを経て、韓国の大手ポータブルサイトの日本進出に伴って、
そこの新規開発事務長を半年経験しました。
その頃、日本は「冬ソナ」などの韓流ブーム。
しかし、勤めていた会社ではブームに手を出さない。
ブームに乗るのは今しかない。
ならば自分でやるしかない。
と、2004年、10月起業しました。
ビジネスとしてインターネットしか知らなかった私にとって、
最初は、簡単には進みませんでしたね。
制作は、友達や人脈を頼り簡単に作ってもらえたのですが、
ユーザーと直接対面するサイト運営は全く違う、
今までの知識だけでは歯が立たなかったのが、現状でした。
制作会社ができるのは作る事だけ。
ユーザーを取り込む対策は扱っていない。
制作会社にSEOは必要なかったのです。
しかし、うちのメインはWOW KOREA WOWゲーム K-POPなどの
ウェブコンテンツ情報を配信するサイト。
ユーザーにいっぱい来てもらわないと話にならない仕事。
SEOの必要性を痛感した私は、ここの対策に力を入れ、充実させていきました。
ふりかえってみると、
うちはSEO対策を充実させたお陰で成長してきたといえますね。
<現在の会社構成>
現在、WOW KOREA モバイル含め月間約2000万PV。
ゲームで4000万近く。
K-POPは二か月前に始めたのでまだ数字は出ませんが、
このコンテンツ配信に対して、
広告を取り、全体7割の収入を得ています。
あとの3割は、韓国ニュースを、ヤフーニュース、ニフティ、
goo、楽天、アサヒドットコムなど大手に提供したり、
ゲームレンタルなど、原価のかからないソフトウエアーで
得ています。
現在社員は9名。
チーム別に編成されていて、WOW KOREAコンテンツ3名、
ゲーム1名、広告担当1名、開発担当(プログラマー)2名、
デザイン2名。
私を入れて韓国人4名、日本人6名 でやっています。
今後は韓国コスメ、コスメを超えたビューティー概念、
またミョンドンナビ、などにも
ユーザーを重ねて発展していきたいと考えています。
<社長とは誰もがなれるもの。>
起業自体想像もしていなかった自分を思い返してみても、
社長と言うのは誰でもできると思いますね。
こういった経験がないとできないというのではなく、
やりがいを持って頑張れば誰でも可能。
「やればできる」のだと思います。
勉強にやりがいを感じなくなり、経験ぐらいの気持ちで始めた
仕事にやりがいを感じ始めて、今の自分がある。
仕事には、「得るものが眼に見える」
「社員に給料を支払って、社員の生きる場所を提供している」など、
実感を伴うやりがいがあったのが大きかったですね。
私の場合、ブームに乗った事が成功の秘訣でした。
<新卒就活生に向けて。>
面接をして感じるのは、第一印象の大切さ。
新卒の場合特に知識や能力をアピールする材料は
出てこないのが普通、そんな中で身だしなみやしっかりした
マナーを見せられれば、とてもプラスになりますね。
自分をしっかり出す為には、本を読んだり、余裕があれば
ビジネスマナーを教える専門学校に行くなどの事前準備を
する事は非常に有利。人間は感情の動物ですから。
履歴書には勉強以外の事も細かく書く。
経験のなさを補うのは積極性である事も覚えていて欲しいですね。
話す内容からは性格を重視。
長いスパンで組織にいるのだから、組織に向いているか、
上司や同僚とどう向き合うか、
決まりを守れるのか、こういった部分はよく観察しますね。
嫌なことにどう対処するのか、すぐ頭にこないなども大事な点です。
社員を評価する立場から見ても、
自ら積極的に動くクリエイティブな人は好きですね。
いろんな発想で積極的に提案する「やる気」は
どこでも評価されると思います。
小さな会社は特にマルチで対応できる人を求めています。
なかでも営業は大事ですね。
マルチに対応できる自分をアピールして下さい。
就活生へのアドバイス
最近の若い人たちを見て思うのは、
みんな頭もよくて、やれって言われたことはきっちりするけど、
必要以上にやらないというか、
余計なことはやらないという印象があります。
それこそ、パッションが足りないんです。
個人の考えもあるし、会社に求める条件もあるのでしょうが、
例え給料が下がっても行きたい会社に転職するとか、
安くてもこの会社に入りたいという人も、やっぱり中にはいるんです。
だから大学生の間からそういった意気込みでいられたら、
きっと就職活動もうまくいくんじゃないでしょうか。
昔より厳しい状況ではあるのでしょうが、
アピールの方法はいくらでもありますよね。
例えば自分のチラシみたいなのを作ったりとか。
チラシじゃなくてもいいのですが、自分を売り込むツールですね。
目立つ必要はないと思いますが、何が得意で何がやりたいかを、
自分に向き合って見極めている人は、
就職活動をしていくうえでも有利だと思いますし、
そういう人はどんどん頑張って欲しいと思います。