CFP ファイナンシャル・プランナー 代表取締役 藤川 太
設立 | 1996年11月 |
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事業内容 |
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会社HP | http://www.370415.com/ |
夜空を見上げてため息もあった学生時代
山口から上京し、大学時代に味わった苦労生活が
ファイナンシャル・プランナー(以下FP)を目指した原点かもしれません。
それまで親に養ってもらい何不自由なく生活していたものが、
銀行口座を開設したり、部屋を借りたりと全てが自分ひとりでやらなくてはならない。
それに加えて、悪徳商法まがいなことで騙されたりと、精神的に参ってしまい、
人間ひとりで生きるのがこんなにも大変なのかと実体験しました。
ただ、お金に関しては競馬予想ソフトを自前で開発したり、
ギャンブルを楽しんでいました。
ただ、ギャンブルと言うのは、勝つ人がいれば負ける人もいる世界ですから、
趣味で留めることができずに生活苦になっている人も沢山見てきたことも、
この業界を目指す導火線になったのかもしれません。
二者択一の選択で見えてきたもの
実家・親戚と自営業が多く、サラリーマンをしている自分が
想像できなかったこともありましたが、漠然と起業をしたいと思っていました。
当時としては早過ぎた…と周囲からも言われますが、
宅配スーパーマーケット・冷凍食品を使った中食の事業など企画していました。
もちろん、お金がないこともありましたが、まず一歩踏み出す勇気がなかったんですね。
結局、大学院の卒業に併せて大手自動車メーカーへの就職が決まり、
社会人生活がスタートしました。
携わったのは燃料電池開発。
研究職ですので、特許・知的財産権に関する勉強も同時にしました。
こうした業務はまず「早く出してこそ価値がある」のでスピードが要求されますし、
新しいビジネスモデルがどう構築されていくのか?
色々なノウハウを吸収できました。技術ベンチャーの可能性を感じ、
企画立案をしたのですが・・・・実は技術系ベンチャーは製品完成までの
コストと収益が合わず断念しました。
悔しいことではありましたが、自己資本が圧倒的に不足していることや、
守るべき家族がいたことも大きかったです。
企業に属して研究職の道を極めるか?
独立して起業するか?
自分の中で抱えていた疑問の答えを探すべく、アメリカで就職活動もしました。
これが人生の分岐点になりました。
自分の家計は「ダメ家計?!」
アメリカでの就職活動が、
起業独立の道を選ぶきっかけとなったのですが、
独立となれば当然会社は辞めなくてはなりませんし、
仕事がなければ無職になります。
妻も働いていたので、無茶なことをしなければ何とか生活ができますが、
それでも将来的なことを考えれば付きまとうのは<お金>に関する心配でした。
そこで、偶然と言うか…
主婦の方が読む雑誌に家計特集記事が掲載されており、
これに我が家の家計を当てはめてみたら、ダメ家計の典型で驚愕しました。
その記事の著者の肩書きがファイナンシャルプランナー。
当時はこんな資格があることすら知りませんでしたから、
パソコン通信で調べて翌々日に開校するFP資格取得講座を紹介してもらいました。
即座に申込み通い始めたというわけです。
大卒でもお金の知識ゼロ?これじゃあ生きていけない!
FP講座で学んで愕然としたのは、
日本人はお金についてあまりに知らないということです。
もの凄いお金をかけて大学・大学院に行くのに、
生活をする基本的なツールであるお金に関する教育をほとんど受けていないのです。
何も考えずに自分の考えている将来をシミュレーションすると、
一生涯で1500万円もお金が足りないことが分かりました。
これは何も特別なことではありません。
皆さんも自分の将来をシミュレーションしてみたら、同じような結果になるでしょう。
これを日本の世帯数と掛け合わせたら…
とてつもない無駄が日本中で起きている!
知らないことがこれ程に恐ろしいものかと実感しました。
FP講座で学んだ知識を実践することで我が家の家計も黒字に転換できましたが、
この知識と経験を活かして人の役に立とう!
という想いが、この業界に飛び込んだきっかけです。
ただ、アメリカでは既に認知されビジネスとして成り立っていたFP業界ですが、
日本ではまだ根付いておらず、
日本人の生活スタイルに合わせたシステムを構築するのに3年を費やしました。
量より質!お客様のためにサービスの質を上げる
日本の景気は、今後も厳しい状況が続いていくと予想しています。
だからこそ、家計の見直しをしたい、というお客様のために何ができるのか?
厳しい時代だからこそ役に立つ会社でありたい。
本当に困っている方のお手伝いをしたいです。
当社の社員には、常に自立精神を持って欲しいと思っています。
自分の腕に自信を持ち、熱い心をもっているスタッフが集まる会社が、
一番安定し、発展していけると考えています。
ですから、一か所に留まる必要もない。
独立していく人は、その実力があったのだと、
私としては誇らしい気持ちにもなります。そのくらいの実力のある人が、
やはりうちで実力を発揮したいと思ってもらえる職場を作ることが目標です。
真剣にチャレンジしたことを精一杯アピールせよ
学生時代は一生のうちで、自由に使える時間が一番ある時です。
まぁ、自分もその価値に気づいたのは、社会人になってからですし、
勿体ない使い方していたなぁ…と悔やむこともありました。
皆さんには、この貴重な時間を使って何でもいいから経験してほしいですね。
どんな些細なことでも、実利がなくても無駄になることはありません。
当社では、中途採用が中心ですが、求職者の面接をすると中には、
何かにチャレンジした形跡すらない人がいます。
何というか、こじんまりしているんです。中小企業で働くのであれば、
小さく纏まっている人は必要ありません。
むしろ、失敗しようが熱くチャレンジしていく人が求められます。
人材は十人十色でなくては生き残っていけないのです。
何もやらず、冷めた目で耳年増でいるよりも、何事も真剣にチャレンジする
心意気のある人ならば、就職に苦労することはないはずです。