代表取締役 長谷川 博之
設立 | 2002年12月 |
---|---|
事業内容 |
|
会社HP | http://www.argo.bz/Home |
好きこそものの上手なれ!
私は小学生の時からパソコンに触れていました。
その頃はまだ、パソコンやインターネットが一般家庭に普及する前でしたね。
Basicやマシン語などプログラム言語の奥深さに夢中になり、独学で色々とやっていましたよ。
その後高校へ進みましたが、自分の将来を見据えて考えた時に
「大学へ行く」という選択肢が自分の中にはありませんでした。
私は、受け身の授業が大嫌いで、ただ座っているだけの時間を苦痛に感じていました。
アルバイトをしていたことも大きかったのだと思いますが、
働くことの楽しさを知ってしまい、社会人になりたい欲求の方が強かったんです。
とは言え、いきなり就職というのもなぁ・・・と考えていた時
「好きなパソコンをもう少し専門的かつ本格的に学んでみよう」と
専門学校への進学を決めました。
ただ、この専門学校でも、苦痛な授業の続きでしかなかったんです。
それは、周囲とのレベル差でした。ダブルクリックから授業が始まるんです(笑)
自分は小学生の頃から独学で、パソコンの色々な知識を既に得ていたので、
結果、授業が退屈で嫌になってしまったんです。
当然、退屈なので学校から足が遠のきます。
また、親元から独立して経済的援助を受けずにいたので、
アルバイトなしでは生活できません。
おまけに当時はパソコン通信が主流で、これには本当にお金がかかりました。
利用料金が1ヶ月で数万円になることも…
まだインターネットも出始めで同等のお金が財布から飛んでいきました。
しかし、こんな状況になっていても、
自分でタグを書きホームページを作ったりと常にパソコンに触れていましたよ。
時代はまさに携帯コンテンツバブル!
結局、専門学校は結局1年半で辞め、
パソコン通信の仲間であるコンピューター会社の社長業務を手伝うようになりました。
そして資金的な援助を受け、21歳で携帯のコンテンツ制作会社を設立しました。
とは言え、技術者は自分ひとりでしたから本当によく働きましたね。
1日20時間以上働く日もあり、会社の隣に部屋を借りて、
ご飯を食べながら仕事をしていましたよ。
この時には、既に時代が携帯電話主流となり、
新しいビジネスであるコンテンツ制作に面白みとチャンスを感じていました。
現在のSNSの走りとも言える『コミュニケーションコンテンツ』です。
時代の波とは事実あるもので、コンテンツ開始後1週間で利用者は10万人を突破。
本当にすごい勢いでした。
ただし、当時は今ほどにサーバー技術が確立しておらず、
専任のエンジニア職も不足していたので、かなりの負荷がサーバーに掛かり、
同業他社の中には夜10時以降になると使えなくなるコンテンツがほとんどでした。
自分は「とにかく動けばいい!」を目指して制作していたので、
夜の利用も他社に比べて利用者にとっては使い勝手のいいものだったのでしょう。
結果として利用者が増えました。
一人でサーバー管理・運営・お客様対応・新しい企画提案と本当によく働いたと思います。
組織がうまく回らなければ仕事は面白くならない!
i-modeの登場で携帯コンテンツはさらに活気を増し、仕事の規模も大きくなり、
人員増加や社屋の移転と会社組織が一気に大きくなりました。
たった一人から始めたものが、100人以上の企業になったのだから、
いかに勢いがあったのか皆さんも想像できるはずです。
当社の役割は単なる新規コンテンツ提案にはとどまらず、
コンテンツサービスプロバイダという役目、キャリアに新規提案、公式サイトを制作、
課金システムという新しいビジネスモデルを生み出していました。
勢いに乗れば、当然ですが会社は上場企業になるのを目指します。
ですが、その準備を進めていた矢先に「出会い系サイト」の存在に
出鼻をくじかれる憂き目にも遭いました。
個人情報漏えいや詐欺まがいの行為が横行し、通信キャリアや
コミュニケーションコンテンツの信用を揺るがす事件が起きたのが
きっかけではありましたが、こうしたコンテンツを悪用する輩が後を絶たなかったのです。
それと当時、急激に大きくなった会社組織の在り方についても疑問を持つようになり、
ただ儲かっていても仕事が面白くなければ意味がない!と独立を決意し、
2002年に株式会社アルゴを設立しました。
40歳で会社引退!新しい人生のために準備を!
株式会社アルゴは受託設計と自主コンテンツ業務の両輪で成り立っています。
IT業界の中で「アルゴに100%信頼して任せる」というものを作り出していく責任があります。
そのためには、きちんとした技術を提供できるエンジニアが必要不可欠です。
そして、受託設計で培った技術を自主コンテンツ制作に注いでいく。
こうした業務の循環がなければ、仕事に面白みは生まれてきません。
今、情熱を注いでいることは「会社組織を充実させていくこと」です。
当社の社員は「自分の人生をきちんと考えて日々を充実させる」ことを
常に意識してもらいたいです。
仕事に自分なりの目標や意味を持たせず、ただただ漫然と時間をやり過ごしていたら…
時間を無駄にしていることと同じです。
もちろん、意味を持たせるためには自己投資や必須です。
自らを高めてパフォーマンス力を上げていくためには、遊び心も忘れてはいけません。
要は結果としてバランスがとれていればOKなんです。
学生の皆さんは今の時代、生きにくいと感じていると思います。
でも、そこに甘んじて挑戦することを止めたら将来もっと生きにくい世の中になっていきます。
私自身は、この先爆発的に日本の景気が良くなることはないと思っています。
そんな中で皆さんに求められているのは、生きる力=コミュニケーション力・人脈です。
これは20代のうちに身につけなくてはダメ!
モノ・人・コトの全てに対して好奇心を持ち心底楽しむことが出来なければ
つまらない人生になってしまいます。
だからと言って、大手企業に勤めれば生きる力が養われ。
好奇心は満たされるか?決してそうではありません。
いい加減な仕事、人との接し方をしていたら、
いざ会社を放り出されたときに生き残れないのです。
当社の社員には「会社という箱を使って、
自分を売り込んでいくチャンスを作れ!」と教えています。
これがうまく行けば、6年後…40歳になった時に会社を引退!
人生の楽しみにチャレンジと目論んでいますよ。