代表取締役社長 武田 俊孝
設立 | 平成21年 6月 |
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事業内容 |
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会社HP | http://www.altelex.com/jp/ |
アメリカ生活でパイオニア精神に感化され、将来の独立を決意
高校卒業後はアメリカの大学に進学し、現地で就職しました。
アメリカには、アメリカンドリームやパイオニア精神があり、
「いつか独立しよう」と思っている人が多くいます。
年齢に関係なく、いつでもチャンスがあり、
何かやりたいことがある人を応援してくれるお国柄です。
私はアメリカに9年間住んでいたので、感覚はもうアメリカ人。
そんなカルチャーに影響を受けて、将来は自分の会社を作ろうと思うようになりました。
ところが、帰国すると、
日本人は「年相応にふるまわなければ」「その年齢からではもう遅い」など、
ネガティブな考え方。
日本に住んでいるうちに、だんだんと日本に染まり、起業への思いが薄れていきました。
「年金に頼らず、定年後も働ける環境を自分で作ろう」と会社設立
そんなある日、テレビで年金に関する番組を見ていると、
年収700万円程度だと、もらえる年金は月20万円くらいだというのです。
持ち家でもない限り、それだけで生活していくのは難しいでしょう。
それに、私たちが年金をもらえる可能性は低いと思っているので、
定年後も働ける環境を作っておく必要があります。
サラリーマンだと難しいので、自分で会社を作って、
定年がない状況を作ろうと考えました。
また、終身雇用が崩れ、リストラも多い中、50歳を過ぎると就職が難しいので、
自分で会社を作って経営するのがいいと思ったのです。
それが、会社を作る直接のきっかけになりました。
日本を変えるため!
会社を作ったもう一つの理由は、「日本を何とかしたい」という思いです。
他の先進国も、日本と同じようにある程度満たされて停滞してきています。
技術力では、発展途上でバイタリティがある中国や韓国に負け、
このままではまずい状況にあります。
そんな中で、日本が他の先進国と大きく違うのは、資源がないこと。
頭脳で勝負するしかありません。
しかし、コンピュータが普及して世界が小さくなっている今、
再び立ち上がるのは難しいでしょう。
この状況を変えるには、教育しかないのです。
しかし、今の私がこんなことを訴えても誰も聞いてくれません。
だから、事業を成功させることで自分の名前が世に知られたら、
少しでも聞いてくれる人がいるのではないかと思うのです。
若いうちに海外に出て、自分の目で外の世界を見よう
学生さんたちには、もっと海外に出てほしいです。
今の若い人には「日本がいい。外に出たくない」という人が多いですが、
そんな考えでは世界で勝っていくことはできません。
今の日本は団塊世代の人たちが一生懸命に働いて作ってくれたから
なんとかもっていますが、この状態は長続きしないでしょう。
国際化の波に乗るには、外に出て世界を自分の目で見る必要があります。
今は情報化社会で、みなさんは何でも知っていると思っているかもしれませんが、
日本は島国なので、外の情報は全然違うのです。
日本にいると、日本で流れている情報を信じるしかありません。
正しくない情報も多く、マインドコントロールされているといってもいいでしょう。
だから、外に出るのは本当に大事なこと。
私は、ラッキーなことにアメリカに住んでいたので、
外から日本を見ることによって非常に勉強になりました。
今後も、国や国境に縛られず、日本だけで通用するのではなく、
グローバルな視点で考え、事業を行っていきたいです。
学生さんにも、若いうちにたくさん旅をしてほしいですね。
国内外含めて、自分が接している文化とは違うものを知ることによって、
視野や考え方が変わり、それによって自分の目的が見えてくるかもしれません。
求める人物
私が社員を採用する時は、その人の考え方や視野を見ます。
「将来、独立したい」と言ってくれる人がいいですね。
その会社に入って自分がどのように貢献できるか、
自分が入ることによって会社にどんな利益をもたらすことができるか、
ということを考えてくれる人を求めています。
学生へ向けてのメッセージ
自分で行動を起こさないと何も始まらない
私が好きな言葉は、「革命」「改革」。
この時代を変えたいのです。
今の日本人は他人任せ。
「政治家が悪い」などと口で言うのは簡単ですが、
言うだけで行動が伴っていません。
自分で行動を起こさないと、何も始まらないのです。
まずは、自分で行動を起こして下さい。
きっと何かが動きだすと思います。