代表取締役 中島 秀美
設立 | 2000年12月 |
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事業内容 |
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会社HP | http://www.w-manna.com/ |
高校美術部から美大のデザイン科【環境造形デザイン】へ
小さい頃から絵を描くことが大好きでした。
いつも、ノートにいたずら書きしている子供だったこともあり、
高校に入った時から「美大に行こう」と考えていました。
また、入った高校がとても美術部が盛んで、
毎年必ず何人かは芸大に入学するような高校でした。
その部活では部室のほかに、デッサン室という進路指導用の部屋があり、
通常は2年生方が入り浸って、ずっと石膏デッサンしているところでしたが、
私は1年の時からそこの隅っこに置かせて頂いていました。
2年になった頃には、美術予備校の講習に通うようになり、
本格的に美大に入るための準備が進んでいきました。
そして、晴れて東京芸大に現役合格することができました。
受験中、当初は油絵(ファインアート)を専攻しようと考えていたのですがが、
「自分は“芸術家”になるというよりも、“実生活に役に立つ”デザインがしたい」
そう考えていることに気付き、デザイン科を受けることにしたのです。
ここが大きな転機だったのかもしれません。
社内デザイナーから経営者へ
卒業後は(株)内田洋行という事務機器系の商社でオフィスデザインを担当しており、
ある大手企業様で、サテライトオフィスを立ち上げる実験に参加する機会がありました。
その時に感じたのが、
「在宅ワークでも会社と同じように働ける環境が整いつつある」という可能性でした。
その後、双子の出産を機に、しばらくはフリーランスで仕事をしていたのですが、
CAD図面を描いてくれる協力会社を立ち上げないかと元の職場から打診されたのです。
そこで、2000年に在宅ワーカーをむすんでオフィスデザインを行うデザイン事務所を法人化しました。
このような経緯があり、私は自ら経営者になったというより、
必要があって経営者という道を選びました。
もともと自分で手を動かすのが好きな性格ですので、今でも設計には自ら携わっています。
今後のビジョン
10年後、労働人口の半分が、50代以上になるとされています。
ユニバーサルデザインの分野が注目され始めている中、
私たちはだれでも不自由のない快適なオフィス環境を提案していきたいと考えております。
老年性の障害を持たれている方、また何かしらの理由で十分に働くことができない方でも、
社会進出できるような社会が、これからどんどん進んでゆくと思います。
その時を迎えられるよう、私たちは環境作りという視点から支援していければ幸せですね。
「まずはやってみる」ことが大事
私は会社員生活の中で沢山の経験、そして勉強をさせて頂きました。
すべてが望みどおりの環境だったかと言うと、決してそうではありませんでした。
しかしながら、「社会に出る」ということは、
まずやってみないとわからないことが多々あるということを今になって感じております。
皆さんには、「まず社会に出る」大切さを知ってもらいたいです。
何をするにも、「まずは初めの一歩を踏み出す」ことは大事ですからね。
そこで得られる人との関係・ネットワークは、たとえ会社を離れたとしても、
その後も大切な宝となります。
就職が厳しい環境ではありますが、勇気を出して一歩を踏み出してください。
応援しています。