代表取締役 中島 修一

株式会社グローバルアソシエイツ 代表取締役 中島 修一

代表取締役 中島 修一

株式会社グローバルアソシエイツ
設立 平成12年3月
事業内容
  • 企業向け営業コンサルティング
  • 企業向け営業支援業務
  • 企業向け営業研修およびIT研修の企画・立案
  • 製品、サービスのプレマーケティング 
会社HP http://www.global-associates.co.jp

起業の覚悟を持って

起業まで、約20年間大手の情報・通信会社に在籍していました。
会社全体としての主なクライアントは中小企業が中心でしたが、
私が退職までの10数年間責任者として務めていたのは大手通信会社。
特殊なチームを纏めているうちに、
会社の方向性と自身のやりたいことの相違が見えてきたため、退職を決意。
起業を志しました。

入社後の5年間程度は飛び込みの営業が中心で苦しかったのですが、
今では営業の財産を培う事が出来たことに感謝しています。
しかし、大手通信会社担当時には責任者として会社の方向性と
クライアントからの要求のはざ間に立ち苦しかった事は確かでした。
大望を持って始めたというより、どこか反骨精神が働いたように思います。

退職し起業するにあたっては「自分の力で家族を守る」思いはたいへん強かったです。
ただ、子供達(小、中学生の2人)に
「お父さんは会社を興す。もしうまく行かないような事になったら、
新聞配達でも何でもやってもらうかもしれないよ。」と言ったのを覚えています。
今では父親として子供達に対して最大の教育だった様に思えます(笑)

座右の銘

特に座右の銘にしている言葉はありませんが、「楽しく仕事したい」という事でしょうか。
当然仕事ですから辛い事はありますが、
嫌でやっている仕事と好きでやっている仕事はエネルギーが違います。
そのエネルギーが身振り、顔の表情、目の力、言葉の抑揚等に出てくると思います。
誰でも元気のない人より元気のある人と話がしたいと思うのは当然かと思います。
それは仲間内でもクライアント担当者とて同様ではないでしょうか。
「誠実な仕事を」というのも大事な事と起業10年を越えた今、本当に感じます。
その場限りの仕事でなく、長くクライアントの事を考えた事が
小規模ながら長く会社を保っていると感じます。
長い時間軸で、クライアントの事を誠実に対応する事が大きな信用に繋がり
ビジネスに繋がっていくと思います。

学生へメッセージ

私たちが学生の頃は、就職協定がありましたから、就活は4年生の夏から始まりましたが、
現在は3年生から開始するのが当たり前になっていますね。
4年生の4月になるとエントリーするのにも間に合わなかったり。
私からすれば「え!?」と思う状況です。
学生時代の4年間のうち1年半も就活に費やさなければならないのがどこか腹立たしい。
授業料を払っているのに、というのは親の気持ちですけどね(笑)。
大企業を人気の高い順に回るという方が多いのではないかと思いますが、
選り好みせず中小企業にも飛び込んで行って欲しいですね。
ベンチャーでも良い会社はたくさんあります。
中小企業だとすぐに社長と面談できる場合も多いですしね。
自分はこれが好き!というものがあったら、どんどん飛び込んで行って、話をしてみたらいいと思いますよ。

最近は留年して新卒採用を目指したり、専門学校に入ったりしている人も多いようですが、
私は企業に入ってからでも充分勉強できると思っています。
社会勉強という大きな意味を持ちますし、会社や仕事を通じて成長できる。
その会社で自分のやりたいことを実現できればそれに越したことはありませんが、
まずは社会人としての経験を積むことが大切だと思います。

学生時代から起業を目指す方は、高校時代からそう考えていたでしょうし、
大学でそのような環境にあるのかも知れません。
優秀な方も多いと思います。
若いセンス・アイデア・感覚を活かして起業するのも良いと思います。
それでも「人に使われる」ことは勉強しておいた方がいい。
よほど天才的な人でも、一般常識的なものが欠如していると最終的にはうまくいかない。
仮に失敗しても若いからやり直しがきくかも知れませんが、
何年か社会人経験を積んで起業するのと、そうでないのとは違うと思います。
それは私が今まで様々な人を見てきた経験から思うことです。