代表取締役 佐々木 数修都

株式会社金太郎ホーム 代表取締役 佐々木 数修都

株式会社金太郎ホーム 代表取締役 佐々木 数修都

株式会社金太郎ホーム
設立 2002年2月
事業内容
  • ・不動産営業部(企画、仲介、管理)
  • ・賃貸管理、借上げシステム
  • ・CMコンサルタント、建築総合施工管理
    (建築費を20%下げる仕事・管理お手伝い)
会社HP http://www.kintarou-houme.com/index.htm

スーパー営業マンであり続けるために

元々働いていた会社では、会社の8・9割の仕事を受注し、
年収2400万円もらうスーパー営業マンでした。
当時から(今もですが)休みはゼロです。

しかし、私1人がいくら頑張ってもその会社が存続することができなくなり、
ついに会社が倒産することになってしまいました。
「私を信用してお仕事をくださっていたお客様に迷惑がかかってしまう」、それに耐えきれず、
職務を超えて自身の貯金も持ち出し、お客様のところへ奔走しました。
あちこちで頭を下げて回り、できないものを何とかできるようにしてもらったりする中、
お客様からは、「佐々木さんが担当してくれるならまた頼むよ」とおっしゃっていただけることも多くなり、
その言葉がきっかけで今度は自分で全責任を持って始めるべきなのではないかと感じ始めました。
そして、金太郎ホームを起業するに至ります。

営業は趣味、経営は楽しみ。

当時お世話になったオーナーさんには、今もお世話になっています。
だから、人を裏切れないし、人に不義理をしない。
責任感を持って、前向きにやること、諦めない。
これが人生の全ての開拓につながっています。
そうやって、はあっという間に大きくなっていきました。

社員はたった25名。
長所でも短所でもありますが、営業マンは私ひとりです。
営業は、私の趣味のようなもので、会社の経営は楽しみのひとつです。
贅沢はせず貯金をし、お小遣いは月に4万円。
それで十分です。

トラブルが起きたら、自分のできることを全てやること

一度起きたことはリセットすることはできません。
トラブルが起きてしまったら、自分にできることは何でもするしかありません。
それはお金の処理だけではありません。
例えばゴミを拾うことや心のケアなど…どんな小さなことでも、
考えられるものは全て見つけて、やること。
それが、本当の反省や、次の自分への知識や経験になるのです。

力を入れているのは、仕組み作り

私の起業のきっかけは少し泥臭いかもしれません。
ですが、その分、経営は熱く、なかなか倒れない仕組みを自分で作っています。

当社では、利益から考えて仕組みを作っています。
発注の仕方や工事の工程、資金の回収や顧客との打ち合わせなど、
少ない人数で最大の利益を上げるために考えています。
それをひとつひとつ細かく、スピーディに作っています。
また、クレーム対応も全員が同じ対応ができるようにしています。
顧客にとって、サービスは均等に受けるべきもの。
担当者がいないから応えられないことがあってはならないと思っています。
そのために、ひとつの業務に対して2〜3人態勢を取り、情報の共有化をしています。
これは同じサービスを提供すると共に、社員同士の成長にもつながります。

仕組み作りのポイントは、
何か困ったことがあればすぐ改善すること、
いいものはすぐに取り入れること。
これは私自身が失敗から学んだことです。
利益とはお金だけではありません。
利益を安定させるための仕組み作りであり、サービスを安定的に提供するのが仕組みなのです。

私は常に「世界で2番目に高い商品を取り扱うサービス業にポジションを置いている」と言っています。
1番目の商品は飛行機。その飛行機に次ぐ商品を扱っているのだから、
それに値するサービスを提供しなければいけないと思っています。
知識ももちろん必要です。
ただ売ればいいのではなく、その人の幸せを考えて売ることが大切です。
性能や品質を保ち、なおかつ安く。そしてサービスは世界一のものを提供する。
それを支えているのは人材であり、そのための仕組み作りを目指しています。

学歴は関係ない

学歴は気にしていません。
学力より、機転の利く学生が欲しいと思っています。

また、一番大切にしていることは、挨拶や礼儀作法です。
サービス業で一番大切なことなので、
その基本ができない人に仕事を任せることはできません。

座右の銘

「目標を持って、必ず頑張ること」
後は耐えるしかありません。
人のために動くことが、一番自分のためになると思います。

学生へのメッセージ

ダメな理由を見つけないで、諦めないでずっとやり続けること。
こんな時代だから就職活動も大変だと思いますが、
ダメでもへこまないで、数を回っていたらチャンスは必ずきます。
楽して採用された人の方が、社会での成長は伸び悩むかもしれません。
苦労した人ほど、チャンスはくるし、成長できる。ものの生き方を大切にします。