代表取締役社長 内山 幸樹

株式会社ホットリンク 代表取締役社長 内山 幸樹

代表取締役社長 内山 幸樹

株式会社ホットリンク
設立 2000年
事業内容
  • SaaS事業
  • ソーシャルメディア分析ツール(ブログ分析ツール・twitter分析ツール)
    レコメンデーションエンジン
    キャラクターエージェント派遣システム

  • エージェントSI事業
  • エージェント技術を活用したシステム開発

会社HP http://www.hottolink.co.jp/

「空手で身に付けた忍耐力」

私は小学校1年生の頃から空手を始め、早々に黒帯を習得、
のちに国体出場するまでに至りました。
富山の私の実家は冬になると厳しい寒さに襲われましたが、
その中でさらに毎年年始に滝打ちを行い、まさに身体ともども鍛え抜きました。
このころ培った忍耐力は今でも糧になっていると思います。

かと言って、特に夢がなかった私は将来のつぶしがきくよう
とりあえず大学は東大理科?類に進学し、
弁論部、テニスサークル、イベントサークルなどとにかく
色々な活動に挑戦しました。

「存在意義と将来の夢を求め、インドへ」

色々活動した結果、ますます人生に迷いが生じてきました。
ふと、将来を考えるにあたって「なぜ生まれてきたのか」
というところから考えるようになったのです。

その頃たまたま友人の家で目にしたインドの関連書籍に触発され、
とにかくインドに行こうと思いたちました。大学2年生になったばかりの頃でした。
インドでは多くの気付きがありましたが、中でも印象的だったのが、
インド洋を眺めているうち、波が秩序だって、数式だって見えて
「物理は自然の美しさを垣間見る道具だ!」と閃いたときのことです。
そう思うと世界が全然違って見えてきたのです。

帰国後、「物理を志せば普通の人は気付かない自然の美しさを
虫眼鏡のように眺めることが出来る」と思い物理学を志し、船舶海洋学科に進みました。
そこでアメリカスカップ(ヨットの国際レース)のゼネラルマネジャーをされていた先生
と出会い、数値流体力学、材料工学などのテクノロジーを研究するとともに、
実際にサンディエゴに行ったりもしました。

そのアメリカ滞在中に最新のインターネット技術に触れ、
帰国後、友人と一緒に検索エンジンを開発したり、ソフトウェアを開発したりするようになりました。
インターネットの可能性を強烈に感じた時期でしたね。

ホットリンクの誕生

大学生の頃に必死で「何故生まれてきたか」を考えていたらインド行きました。
必死で勉強したらアメリカスカップに行くチャンスをもらいました。
アメリカで必死に研究していたらインターネットに出会いました。
インターネットに夢中になって開発し続けました。
海外の投資家にプレゼンする機会に恵まれ、事業が加速しました。
気がついたら、起業していました。
って、目の前にあるワクワクすることを、ただ120パーセントの力でやってきただけで、
次々とさらなる道が見えてくるんです。
だから今の私も会社も、常に先に先にと突き進んできた延長線上にあるのです。

現在はソーシャルメディア分析ツール(ブログ分析ツール、twitter分析ツール)を活用したサービスを提供していますが、
今後はもっとユーザーの声を集め、その声を企業に提供することによって
企業がよりよい商品やサービスを提供できるようにすることが目標です。

今後のビジョン

弊社の事業イメージは、例えば人工衛星で人間の頭の中をのぞいているようなものなんです。
どんなことを考えているかが分かることにより、
現在必要とされているものなどの予測サービスが可能になる。
そのシステムを様々な企業に活用していただきたいと思っています。

目指すは社員満足度100パーセントの会社。
自己完結するって意味ではないですよ。
私たちがこう思うのは
「社員が働くことに満足してこそお客様に満足度100パーセントのものを提供することができる」
と思っているから。
これは全社合宿をしたときに社員同士が決めた合言葉です。
私自身はオブザーバーとして見学していただけで彼らが決めたものなのです。
だからこそ、その言葉に対する自覚や責任を持つようになる。
その意識が大切だと私は思っています。