代表取締役社長 間下 直晃

株式会社ブイキューブ 代表取締役社長 間下 直晃

代表取締役社長 間下 直晃

株式会社ブイキューブ
設立 1998年10月
事業内容
  • ビジュアルコミュニケーションツールの企画・開発・販売・運用・保守
  • 企業などへのビジュアルコミュニケーションサービスの提供
会社HP http://www.vcube.co.jp/

大手企業と闘った学生時代

大学一年生の時にホームページを作るアルバイトをしたのが始まりです。
当時ちょうどインターネットが家庭にも普及してきた時期でした。
まだまだ企業のホームページが一般的ではなかったので、
大手企業と一学生が対等に戦えるフィールドがそこにはありました。
ホームページ制作の話をいただいて、一部上場企業とコンペになることも多数ありましたが、
「何百万でホームページを制作します」という大手企業に対して、
十分の一以下の価格で提案できました。
時間と技術は持っているわけですから、
学生ながら安くて大手と同等のレベルのものを提供することが出来ました。

自分が作ったものでお金をもらう。その対価として二週間で二十万円がもらえる。
そんなクリエイティブな体験を大学一年生にしたのです。
成果に対してお金がもらえるという、この体験が面白くて
どんどん仕事が楽しくなっていきました。

大学三年生になった時に売上が一千万円を超えたのをきっかけに会社を設立しました。
起業して「やっと起業できた!」というよりは
「箱がなくて困っていた・・」というイメージが正しいかもしれません。
法人格のほうが取引先も安心しますから。
その時はこれで一生食べていこうとは思っていませんでした。
大学を卒業したら普通に就職するつもりでしたから。
キャンパスライフの一部であり、サークルのような、そんな感覚でした。

大学を経て大学院へ進学し、そこで仕事が軌道に乗り、
この仕事を突き詰めていく決意をしました。
大企業への就職が当たり前の大学だったので、大学院を卒業した時に
資本金一億円以下の会社に入ったのは自分だけ。
入ったというより、自分で起こした会社ですが。
ここまできたらとことんやってみようと思いました。

現在の主力サービスである「V-CUBE」はLAに子会社を設立する際に誕生しました。
当時日本の方が進んでいた携帯電話のアプリケーションの開発・販売を
アメリカでも事業化しようという目的で設立したのですが、
当時まだ小さい会社だったので私がアメリカにいると
日本の業務が滞ってしまう、日本にいると今度はアメリカの業務が進まないという
問題に直面しました。
アメリカにいながら日本のお客様や社員と会議できないかと考えた結果、
誕生したのがこのサービスです。
そして、この原型から商品化し、よりいいものとしてお客様に提供することにしたのです。

「V-CUBE」の一番のヘビーユーザーは自社だと言い切れます。
最初は社内利用で使いながら少しずつ自分達に便利なように改善していくことで
他の企業にも魅力的なサービスとしてのメリットができてくる。
その結果できたサービスを自信を持ってお客様に提供していく。
このサイクルはこれからも大切にしていきたいと考えています。

“見える化”を進める

今年9月から新たなサービスを開始しました。
これは企業が採用面接をする際にオンラインで面接をするというものです。

採用を行うにあたって、やはり面談するときは
Face to Faceで双方向のやりとりが出来た方がいいですよね。
想いを伝えるにはそれが一番いい。

また遠隔地に住んでいても映像を使ってコミュニケーションが出来る。
ですから日本にいても海外から人を採用することが可能ですし、
その逆も可能になるわけです。
このように、交通費などの経費がかからないだけでなく、
採用のチャンスを広げることが出来ます。
またCO2削減にもつながり、エコにも貢献することになりますね。
無駄を削減して必要とされるもののポテンシャルを上げていきたいと思っています。

V-cubeでコミュニケーションを

日本人は昔からずっとFace to Face の文化を大切にしています。
ですからその視点のコミュニケーションツールは必要とされていくはず。
私たちはそういう“ものづくり”をしていきたいと思っています。

今後はビジュアルコミュニケーションをより一般化させていければ良いですね。
企業人でなくても、家庭の主婦や学生が情報交換などに使ったり、ないと困ったりするような、
そんな存在になって欲しいと思っています。
日常のシーンを創るのが私たちの目標です。
気付いたら今よりもっとV-CUBEの商品を使っているという未来を
創出したいというビジョンがあります。

想いを持つためにも開発を全て自社で

求める人材としては、基本的にモノづくりの考え方を持っていて欲しいです。
そしてニーズに対して作りあげる能力があって欲しい。
もちろん働くにあたってITやビジネスの知識も必要です。
しかしそれは一朝一夕には身につかないもの。長い目で習得できればいいと思います。

私たちの会社はサービス会社ですので、
営業に特化するわけでも開発に特化するわけでもありません。
そのバランスをいかにとっていくかを常々配慮しています。

我々はシステム開発から営業まで全て自社で行っていますので、
会社に対する想いを持っていて欲しいなと思っています。
迅速な対応が必要なときにも、自社の製品なのですぐに対応できます。
自分たちが作ったモノですから、愛着がある分、対応も非常に速いのです。

学生へのメッセージ

「色んな事に好奇心を持って、あきらめない力を持つこと。」
新しいものは色々な可能性があります。そこで新しいマーケットを創れるかもしれない。
そこで新しいビジネスが出来るかもしれない。
もしそこでやりたいことが見つかればまずやってみることを薦めます。
何をどうしたいのかを考えることが大切だと思いますね。

起業するなら学生である間にするべきだと思います。
リスクが低いから失敗を恐れないで行動が来る。
あきらめなければ何とかなる。やりたいと思ったことをやりきること。
そうでなかったらまずは就職するべきだと思います。
社会人として徹底的に鍛えられてからまた考えてみればいい。
現在は起業するのは簡単に出来ます。だからこそ何をするかが重要です。

やりたいことがないのに箱は作るべきではないと思います。
作るだけなら誰でも出来る。
その前にまず「こういうことをしたい」ということを持つことが大切です。
シンプルに何がしたいのかを明確にすること。
やりたいことありきの考えが大切だと思いますね。
その人次第で答えは変わっていくはずです。
やりたいことが見えれば「起業」も「就職」もその実現までの道中に過ぎません。
まずはあなたが何をやりたいか、実現したいかを考え、行動に移しましょう。
その上で「起業」するという選択肢があれば、是非挑戦してほしいと思います。