代表取締役社長 手塚 久雄

株式会社 HAKU 代表取締役社長 手塚 久雄

代表取締役社長 手塚 久雄

株式会社 HAKU
設立 2007年3月
事業内容
  • パソコンの出張買取業務
  • 中古パソコン販売
  • パソコンデータ削除
  • HDDの物理破壊
  • HDDデータの復元
会社HP http://www.haku-t.com/company/index.html

世界各国を旅して目の当たりにした、自然破壊

高校卒業後、就職はせず、スノーボードをするために世界各地を旅していました。
日本で仕事をしてお金を貯めては、世界各国へという生活を20代半ばまで続けていました。
スノーボードを目的に旅をしていたため、行くところというと、
ニュージーランド、ドイツ、カナダ、スイスなど雪山があるところばかりだったのですが・・・
私はそこである問題に気付きました。
それは、地球温暖化で雪が少なくなっていることです。
また、今年、冬期オリンピックがカナダで開催されましたが、
オリンピックへ向けて山が切り崩されどんどん開発が進み、
そのため、ウイスラーでお世話になった宿もなくなってしまいました。

このように、着実に進む地球温暖化や環境破壊を目の当たりにし、
それほど大きなことはできなくとも、
少しでも自分なりに自然環境に貢献していきたいと思い始めたのです。

そこで思いついたのが、中古パソコンのリユース事業です。
幼少期からパソコンやゲームが身近にあり、
気付けば自然とパソコンに詳しくなっていました。

その自分の武器であるパソコンで、自然環境に何か貢献できないものかと考えたときに、
まだ使えるパソコンをクリーンアップし、中古品として販売することを思いついたのです。
さらに、再利用するためには、その過程でデータの削除をしなければならなく、
中古品の販売と同時に、データの破壊も含めたサービスを開始しました。
1台〜10台までは、1台につき2415円でデータを削除します。
普通に中古パソコンを破棄するだけで通常3150円かかりますから、
それを考えたらオトクですよね。
このデータ破壊と、「パソコン売るならタイタン」を運営して
中古パソコンの販売を中心に、弊社は事業を展開しています。

とはいえ、起業した当初の売り上げは伸び悩んでいました。
それでも、確実にニーズが高まっていく事業ですし、
まずは周知してもらうまでは耐える時と考え、広告の出し方や伝え方、
日々工夫を重ねた結果、次第にお客様に集まって頂けるようになっていきました。

これからの展望は色々ありますが、
こまずはこの事業を広く認知してもらえるよう努力を重ねて行きたいと考えております。

座右の銘

世の人は我を何とも言わば言え 我が成す事は我のみぞ知る」

これは坂本竜馬の言葉です。
世間の人達が自分のことをなんと言おうと、自分のやることは自分だけが知っている、
という意味です。

この言葉と出会ったのは、20代の最初の頃、
「てっちゃんにぴったりな扇子だから」と友人が
高知のお土産に買ってきてくれた扇子に書いてあったのが、この言葉でした。

竜馬は世間から「デカイことを言う奴だ、本当にできるのか」という疑問を
持たれながら幕末を生きた人ですが、
私も起業したとき、周囲の人達から「会社は1年持たない」とさんざん言われていました。
それでも今、会社も3年目を迎え業績を出しています。

誰になんと言われようと、自分の志を貫く。私の根底に常にある言葉です。

地頭とヤル気

一緒に働きたい人は、
地頭ができていること、あとはヤル気です。
私が考える地頭とは、
中学から高校にかけて、いかに勉強して頭を鍛えてきたかということ。
そこがしっかりできてヤル気さえあれば、
どんな仕事にも対応できると思います。

ヤル気と行動力が道を切り開く

ヤル気があって、それを行動に移す力があれば、なんとでも道は切り開けると思います。
失敗したとしても、それは勉強。失敗したらむしろ喜んだほうがいい。

京セラの創業者であり、現JALの会長の稲盛和夫さんが、
「失敗しないと製品は生まれない」とおっしゃっています。
失敗してその原因を追究し改良を重ねる。だからこそよりよい製品が生まれる。
これは仕事だけではない、どんな場面、人生においても当てはまることだと思います。

それと、日本の社会では、学校を卒業すればすぐに就職することが、
当然のようになっていますが、私はもったいないと思います。
日本のGDPは世界でも3番目に入ります。
それほどお金を持っている国に生まれてきたからこそできること、
それは、いろんな世界を若い時に見たり、経験をすることだと思います。

私はスノーボードのために海外を旅してきましたが、
様々な人たちやその国ならではの価値観に出会いました。
そこで学んだこと。それは国籍は関係ない、
人と人とがきちんと向き合って付き合うことの大切さです。
海外では100%1人で生活できません。人の力を借りて自分も出来ることは助けてあげる。
それは社会でも同じことですよね。

だからこそ、海外での経験は今の私の糧になっていると思います。