代表取締役社長 新免 流

Acroquest Technology 株式会社 代表取締役社長 新免 流

代表取締役社長 新免 流

Acroquest Technology 株式会社
設立 1991年
事業内容
  • システム開発
  •  提案や要件定義といった上流工程から携わる、システムの受託開発

  • パッケージ開発・販売
  •  システム開発ノウハウのパッケージ化

  • コンサルティング
  •  Java障害解析、CMMI達成ノウハウを支援するコンサルティングサービス

  • オープンセミナー
  •  システム開発を効率化するための、実践的トレーニングセミナーの開催

会社HP http://www.acroquest.co.jp/

【独立のきっかけはクビ!?】

元々、物を自分で作り出したいと思っており、
大学は工学部建築学科で一生懸命勉強しました。
卒業後はゼネコンに勤めて現場監督の仕事をしていましたが、
ゼネコンの仕事は分業化されていて、業者の管理をして、
工費を値引くのが主な仕事で、「物を作り出しているのか?」
という疑問を2年目位から持ち始めました。
そして3年間勤めた後に、転職を決意しました。

何か自分で作れるものはないかと考えた時に、
ソフトウェアなら全くの無から有を生み出すことが出来ると、
通信関係のソフトウェア会社に転職しました。
現場監督の管理工程と似ているところもあり、
自分で無から有を生み出せる、ハードをソフトが制御する、
そんなプログラミングの仕事は今思えば天職だったと思います。
天職と出会い、転職した会社には7年程勤めていたのですが、
会社自体は派遣体質であり、案件ベースで技術者を派遣する
会社の常として、どんなに技術が高くても、案件が失敗しないで成功すると
「お客様と仕事が良かった」と判断されました。
技術者の評価には繋がらない会社でした。

技術の蓄積が出来ないとの日ごろの思いから、
社長へ「派遣ではなく一括受託にするべき」と直談判に行ったところ、
一括受託は儲からない話しをされ、生意気な社員として、
その日にクビになってしまいました。

それがきっかけとなり、派遣する会社ではなく一括受注する会社、
転職があたり前、お金が高いから仕方なくいる会社ではなく、
「定年までこの会社で働いていて良かった」と思える会社を創ろうと思い、
独立することにしました。

【価値ある人生を、価値ある仲間と、共に切り拓く】

もちろん会社として利益は出していかなければいけないのですが、
「儲けるよりもおもしろい仕事」を大事にしています。
「個人一人一人がより成長していく、新しい技術をどんどん追いかけていき、
自分達で、会社を運営、成長していく」ということが一番大事だと思っています。
そのため、社のビジョンはもちろん、教育制度や就業規則も社員全員で決めています。
以前、私は喫煙者だったのですが、MA(全社員会議)で社内禁煙が決定、
社長だろうがなんだろうがMAの決定には従わないといけません。
苦しみながらでしたがお陰様で禁煙できました(笑)

他には就業時間にサマータイム、ウインタータイムの導入議論とか(笑)
給料の査定までも360度評価で、上司・部下・同僚含めて評価しています。
評価に不満があれば言う。みんなで検証して、納得がいくまで話し合います。

【会社の今後の方針】

《 品質のAcroquest 》
ソフトウェアはクラウドもあり、パッケージ化していくと思います。
その中で弊社としては、サーズサービス?SaaS?⇒品質向上のための
ソフトウェア販売や、「JAVAのトラブルシューティング」という
ソフトウェアのトラブル解決サービスなど、技術はもちろんですが、
技術のみならず、お客様から任された内容を管理する品質管理や
中国オフシェア開発からの受入れで重要になっている
試験スキルの充足に力を入れていきます。

【学生へのメッセージ】

楽でお金を儲けられる仕事はない、自分の努力があって
初めて仕事の成果につながっていくと思います。

「しっかり努力して自分のやりたいことを決めること!」
「向き不向きなんて小さいこと!」
「どういう環境で働けば自分は満足いくかを自分で見極めること!」

最後に、企業が一番欲しい人は、能力やスキルよりも、
自分の会社を好きだと言える人だと思います。