代表取締役 岡田 悦彦

ラポール・ラボ株式会社 代表取締役 岡田 悦彦

代表取締役 岡田 悦彦

ラポール・ラボ株式会社
設立 2007年4月
事業内容
  • システム開発
  • ソフトウエア開発
  • WEB制作
  • コンサルティング
会社HP http://www.rapport-lab.jp/

学級委員や生徒会の役員をしていた子ども時代

小学校2年の時、初めて自分から学級委員に立候補して、
それ以来、周りから薦められて、いつも学級委員や生徒会の役員に。

みんなを引っ張っていきたいという思いもありましたが、
縁の下の力持ちというのかな、みんなが楽しめる場所が作れればいいなあ、
という思いでやっていました。

役員をしてると、生徒と先生の間にたって、
それぞれの思いを伝えてまとめていく役割を自然と果たすことになります。
そういうのが好きでしたし、向いていたんでしょうね。

起業したいという漠然とした憧れも、小学生の頃からありました。

学校卒業後、酒類小売チェーンに入社

起業したのは36歳。それまで学校を卒業してから、3つの会社で経験を積みました。
最初に入社したのは、酒類小売チェーンの会社でシステム部に配属。
当時は、就職氷河期で、100社アポ取りして、30社近く試験を受けました。
書類で落とされたり、社長面接で落とされたり、すべてのパターンは経験しましたね(笑)。
専門は情報システムでしたので、情報系の会社をメインに就職活動をしていましたが、
酒類小売チェーンの会社に入社して、結果的に仕入れからお客様に販売するという、
一般的なビジネスを学ぶことができました。

身近だった上司や役員から得たこと

私の起業に一番影響を与えたのは2社目の会社です。
システム系の会社で、社長は出逢った当時30代後半でした。
20代後半で会社を設立した人で、会社もこじんまりとしていたので、
社長は身近な存在で、よく飲みに連れて行ってもらいました。
そこで、経営や会社についてのいろんな話を聞いて刺激を受けましたね。

また、私がいた3社に共通しているのは、社長や役員との距離が近かったこと。
最初に入社した酒類小売チェーンの会社では、下のフロアに商品部の
サンプルのお酒が多数置いてあるのですが、時折、部長以上が集まって
酒盛りをしているんです。
退社の際、深夜なので挨拶にいくと、必ず巻き込まれていじめられました(笑)。
また、人事担当の人にはわりと気に入られていて、ここでもよく飲みに連れて行ってもらいました。
入社2年目頃の生意気だった若造の私は、疑問に思っていたことを聞くわけです。
例えば、「あの人にはそんなに能力があると思えないのにどうしてあのポストにいるんですか」とか。
すると、「会社が小さくて苦しかった頃、自分の結婚資金を会社につぎ込んだ人なんだよ」と。
自分はなんて、浅はかなんだろうと思いました。
会社が厳しい時代に、社長を支えてきた人たちが幹部に就いていたんですよね。

また、競合他社との競争で、仕入れ価格を下げる、つまり仕入れが高い取引先店とは
手を切るしかないのではと提案したことがありました。
うちの会社は酒の小売チェーンの先駆けだったのですが、
それで昔メーカーから圧力がかかったり、新店舗を出せば、
夜中に窓ガラスを割られるという嫌がらせもあったそうです。
でもそんな大変なとき、細々とお酒を卸してくれた取引先店だから、
この取引先店は切ることはできないと言われました。

経営って難しいなあと痛感しましたね。
自分達の利益だけを考えるわけにはいかない。
いろんなところに支えられて存続してきたわけですから。
そんな経営の難しさ、おもしろさを上司や先輩に聞きながら、
自分ならこう運営したいと常に考えていました。

自分の適正を考えて起業を決意

3社目の会社にいたとき、今後の自分の適正を考えたんです。
このまま技術の仕事を続けていけるだけの、技術力は自分にはない。
人事や経営にも興味がある。
このまま会社に残っていれば、10年、20年技術職を続けるしかない。
少しでも若いうちに飛び出したい。
そう思案しているとき、会社の役員が背中を押してくれたんです。

はじめの1年はフリーランスで、1年後に法人化しました。
個人事業主でいたら、それこそ自分の技術一筋で生きていく人になってしまう。
私は、自分の場合には技術だけでは厳しいと思い、会社を飛び出したわけですから。

人材力の育成に力を注ぐ

事業内容はシステム開発がメインです。
お客様の会社の中に入って、システムの仕事をさせていただく。
常駐形態がメインです。
私が、その業界にいたこともありますが、物流や流通システムのノウハウは、
かなりあると自負しています。

今、会社の中で力を入れているのは、人材力の育成。
チーム力と営業力を強化したい。
団結力がないと組織でいる意味がないでしょう。
今は常駐形態がメインですが、今後は自社での開発、受注にも力をいれていきたい。
そのために一丸となってプロジェクトを成功させなくてはいけません。
さらに、仕事がなければ発展もないので営業力も強化をしていきたいですね。

座右の銘

「努力なき栄光は夢である」
「夢は叶えるためにあるもの」
「Let bygones be bygones(過去は過去)」
この3つが好きな言葉です。

夢をかなえるために努力しよう、
そして、過去を振り返るよりも前を向いて行こう、
ということです。

今の世の中、楽して稼ごう、一攫千金を狙おう、という広告がよくありますけれども、
結局そんなものに飛びついても、失敗するか、騙されるかのどちらかだと思うんですね。
お金を稼ぐということは、
本来、汗水たらして努力して苦労して、それで「これだけしかもらえないの」
これが現実です。
でも、そんな泥臭いことを地道に続けていく。それが積み重なって最終的に結果が出る。
ゴールにたどりつくまでは、苦しいし一筋縄ではいかないけれど、
その経験も自分の財産になるし、ゴールにたどり着いたときの喜びにもなります。

「石の上にも3年」ということわざがありますが、
いろんな角度から検討した結果、自分が納得して入社した会社であれば、
さまざまな苦労はすると思いますが3年は続けて欲しい。
それでも、その会社が自分に向いてないのなら、
前向きに転職を考えればいいと思いますね。

とにかく夢を持って、あきらめないで前向きに努力することが、
いちばん大事なことだと思います。

テーマカラーは青紫

弊社のテーマカラーは青紫。
青はIT業界のカラーで、そこに紫を加えて、
夜が明ける=発展をイメージしています。

個人的には、赤が好きなんですが(笑)。

テーマカラーは青紫

一緒に仕事をしたい、弊社で働いて欲しい人は、一言でいうとドMな人です。
この言い方は極端かもしれませんが、苦労を苦と思わない人ですかね。
弊社は、仕事で成果を出してくれた分は、
きちんと本人にその分の報酬をできるかぎり還元していきたいと思っています。
ただし、ただ頑張ればいいというわけではなく、ここが会社の厳しいところですが、
あくまでも結果を出さなくていけません。

ですから、仕事が楽しくて仕方がない、報酬は後からついてくると思ってくれる人。
さらなるやりがいのある仕事が報酬だと思える人。

そんなヤル気のある、先輩たちのおしりに火をつけるような人材に、
弊社では活躍していただきたいと思います。