代表取締役 海子 裕明

株式会社ラヴィアンローズ 代表取締役 海子 裕明

代表取締役 海子 裕明

株式会社ラヴィアンローズ
設立 1997年4月
事業内容
  • エステティックサロンの経営
  • 化粧品・エステ関連商品の研究開発・販売
会社HP http://www.st-laviee.com/

“マイスペシャルゲスト”ができるまで

昭和60年から自営業を開始。
元々茨城に生まれ高校はすぐ辞めてしまい、やりたいことを求め東京へ。
しかし、東京へ出てきたのはいいものの、なかなか16、17歳で働けるところもなく、
お金もない私は、まず職を探すことに苦労をしました。
多くの会社を受けさせて頂いた結果、大手の寝装品や家庭用治療機を
販売する会社に営業としてなんとか入社しました。
バリバリの営業会社で、私の社会人としての基礎を作ったのがこの会社です。

この頃、企業同士で集団引き抜きが流行っており、私も例に漏れず他社へ
引き抜かれることに。
しかしながら、寄せ集めで作った会社だったせいか、3年で倒産。
仕事が無くなり、これからどうしようかと悩み、同じ想いを持った4人の仲間と
マンション一室で代理販売事業をスタートしました。

営業もしましたし、ラーメン屋を3店舗立ち上げるなど、やれることはとにかく挑戦していましたね。
私は売上管理をしており、毎月の利益を5等分し一つは会社に貯金するという、
今考えれば会社ごっこのようなことをしていました。

平成9年ごろ、社員も増えていき、あるメンバーから、「美容の仕事をしてみませんか」
という提案を受けました。
私自身“女性を綺麗にする仕事”とはどういうものか理解はしていませんでしたが、
世の中にエステという言葉がやっと定着しはじめた頃で、
新しい挑戦、事業に3本の柱を作ろうと考えていたのでラヴィアンローズを立ち上げました。
この、ラヴィアンローズは、私たちに大きな価値観を与えてくれました。
お店に来てくださる方達は、ただ綺麗になることを目的に来てくださるのではなく、

結婚式では最高に輝いた自分でありたい。
親子参観日に、「○○ちゃんのお母さん、綺麗だね」と言われたい。
将来の良い伴侶に巡り会いたい。

など、綺麗になったその先に得たい目的を持っています。
それを叶えた時にお客様に感動して頂ける。これを目の当たりにすることで、
人に感動を与えることの喜びを知ることができたのです。
これは、ラーメン屋を運営していた時にも感じていたことで、
「うまい!!」と、お客様から喜びの声を頂き、そしてそれが繰り返されることで
お店の前に列ができていきました。
お客様が味に対して感動して頂いた結果、列を作ったのだと考えています。
このように人に感動を与えるビジネスを展開していきたいという想いから、
平成12年に牛角のフランチャイズを始めとした株式会社コングを設立しました。

そして平成20年に介護事業を主軸とした株式会社マイスぺを設立。
この「感動」をより多く作るためには、自分にとって大切な人を
沢山作ることが重要と考え、私たちは「マイスペシャルゲスト」を理念に掲げました。

マイスペシャルゲストとは

お客様に感動を提供する。これはほぼすべての方が目指していることだと思います。
しかしながら、「お客様だけに」感動を提供することなんてできません。
お客様の前では「頑張りましょう」と言って、裏に行ったら仲間の文句を言う。
そんな裏表のある人では本当の感動は提供できません。
本当に感動を与えられる人とは、24時間同じ人でいる。
24時間周りにいる人達に感動を与え続ける。
周りにいる人達全員をマイスペシャルゲストとして接することで、
心からの感動をお客様に与えることができるのです。

海子社長が情熱を傾けるものとは・・・

社員を幸せにしたい。これに情熱を傾けています。
弊社は順風満帆に成長したわけでは決してなく厳しい時代を経験し、
その中でも会社を拡大していきました。
そうした結果、社内にひずみができ、何人か辞めていく人達が出てきました。
その度、私たちは理念を振り返りこう感じました。

「自分たちは一体何をやっているんだ」と。

私たちが掲げた“マイスペシャルゲスト”を本気で浸透させるためには、
まずは社員に幸せになってもらわなければならない。
そう考え、あるタイミングから人作りに本気で取り組んでいきました。
24時間同じ人でいてもらうためには、24時間を楽しむ人間でなければなりません。
そのためには、人生で起こる問題を解決していく力を身につけることが求められます。
その力を付けるフィールドが会社であり、会社で身に付けた問題解決能力を活かし、
生活すべてを楽しめる人間になってもらう。
そういう人間でなければ人に感動を与えるなんてことはできないと考えています。

人生の大半を過ごす会社だからこそ、
これからもメンバー全員が楽しんで成長できる場にしていきたいですね。