代表取締役 水野 元気
設立 | 2007年12月27日 |
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事業内容 |
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会社HP | http://jyounetsu.co.jp DCC(ドリームカンパニークラブ) |
常に、夢と目標を持って動く
高校に入る時はプロゴルファーを目指して、ゴルフ部に入部しました。
ゴルフ場でアルバイトをしながら頑張っていましたが、結果は関東大会止まりでした。
高校時代、全国大会にいけなかったらこの夢を諦めようと心に決めていたので、
そこで青春時代をかけていたゴルフをすっぱりやめました。
大学進学を決めたものの、特に代わりになるようなやりたいことは見つかりません。
アルバイトや合コンをする学生生活。そんな日々が続いたあるとき、
『ジャパニーズドリーム』という本に出会い、感動して、「起業したい」と強く思ったんです。
業種等のジャンルは決めていませんでしたが、とにかく「起業したい」という思いに駆られました。
大学1年の終わりごろから、将来の起業のためにも、何か仕事を始めるべきだと思い、
家庭教師を派遣する会社で営業のアルバイトを始めました。
営業先は一般家庭。そこでいつも怒られる日々。
会社からの成約率は8割以上を要求されていましたし、アルバイトといえども厳しかったですね。
何度か店舗が変わり、大変な時期もありましたが、3年生になってから学生の代表を任されました。
学生の採用や面接、月の目標から営業戦略もたて、初めて目標を達成することができたんです。
その時は大学に行く暇もないほど、忙しかったですね。
「起業」を念頭においた「就職活動」を行った
就職活動の時期になり、業界問わずベンチャー企業ばかり受けました。
3社から内定をもらい、太陽光発電の会社に入社。新しく立ち上げる福岡支社に配属されました。
新しい支社ということは、全員が同じスタートライン。
ここで結果を出して、最年少のマネージャーになろうという目標を持っていました。
3年はここでがむしゃらに働いて、その時に見える景色で、その先の人生を決めようと思ったんです。
ここで社長を狙うか、転職するか、あるいは独立するか…
最初は結果がすぐに出ましたが、後が続かず、心が折れて逃げ出しそうになったこともあります。
何のためにこの会社に入ったのか悩みながらでしたが、同期の中ではトップの営業成績でした。
2年目、当時は画期的だったのですが、
新卒だけで立ち上げる部署のマネジメント3名の中に入ることになり、東京へ戻りました。
そこでは、新人の教育をしながら売上を上げ、さらに新しい売り方も考える業務に携わり、
最終的には一番「売る」部署に。
この時の経験は、今の仕事にもとても大きく影響しています。
独立のきっかけは、強い「思い」
3年目になって、まだ全国でトップをとっていなかったので、
とにかく営業で結果を出してやろうと思いました。
結果が出せれば、何でもできる力がつくだろうと思い、数か月後についに全社トップに。
ちょうどその頃、会社の成長も止まってしまい、
会社の考え方に疑問を感じることも出て来たため、転職を決意するに至りました。
この頃は「環境さえ変わればもっと成功できる!」と自信があったこともあり、
正直迷っている頃でした。
しかし、迷った時は、何度でも「自分は1人でも起業したいのか?」と自分に問い続けました。
必ず考えた結果「大事なものを捨てでも」やっぱり起業したいんだと思いなおしていました。
社会人になって4年経ち、転職を2回経験し、いつも会社に不満がありました。
でもそろそろ気がついていました。
起業するなどと言っているが、今の会社で頑張れなくて何をやっているのか、と。
そんな時、私が師匠と尊敬する人との出会いがありました。
その経営者が経営する居酒屋で働くスタッフたちは、店員も含めて全員が輝き、
本気で夢を追いかけていました。
こんな人になりたい!こんなチームを作りたい!そう思うほどの衝撃でした。
彼に手紙を書き、直接会うことができました。話を聞く内に、自分の中の目的意識が変化し、
明確になり、形作られてきたんです。
今までは正直、起業が目的だと思っていましたが、自分のやりたいことはなんだろうと思い始め、
すべての制限を取り払って自分のやりたいことや欲しいものを書き出してみました。
200個くらい書いて、今度はなぜそれがやりたいのか、なぜやらないのかを全部書きました。
それが、一つになったんです。
それは、「たった一度の人生、一点も後悔したくない。
だからこそいろいろやりたい、という思い」でした。
そんな人生ってどんな人生なのか考えた時、一番好きな「情熱」が湧いてきました。
今まで逃げたり言い訳したりしてきましたが、私が一番情熱を感じるのは、
人に情熱を語ったり、誰かの情熱に火をつけようとしている時でした。
情熱を持って、独立を決意。何をやるかではなく、思いからスタートしました。
「思い」は大事ですが、その前に会社として利益を出さなければ続けられない。
そこで飲食の人材紹介を立ち上げ、すぐ軌道に乗りました。
でもそこでも、「何のために会社をやっているのか」という思いに立ち返る日々が始まります。
毎日、それをぶれないように自分を言い聞かせながら続けていました。
「日本の中心で夢を叫ぶ」集まった1500名
去年の6月に1500人規模のイベントを開催しました。
「日本の中心で夢を叫ぶ」というイベントで、1500人が集まりました。
最初は「失敗するんじゃないか」や「誰のためにやるの?集客したいだけじゃないの?」
などと言われ、腹も立ちました。
その時に、このイベントで本当にやりたいことは何なのか、考え直しました。
私は一歩踏み出す勇気を届けたかったんです。
1人ではなく、1500人が一歩踏み出せば何か変わるんじゃないかと、という思いがありました。
人に勇気を与えるには、まず主宰者である自分が勇気を見せなければいけない、と思って。
立川駅前でイベントの告知や自分の思いを話すことにしました。
毎日続けている内、たくさんの人が応援してくれるようになりました。
失敗するんじゃないかと言ってた人も、本気で応援してくれました。
全然関係のない人から「今度おもしろいイベントがあるよ」と、
なぜかそのイベントのチラシを渡されたこともあります。
当日は、ほぼ満席でした。
イベントが終わると同時に、当社のメイン事業である
「ドリームカンパニークラブ」という研修事業をいよいよ本格的にスタートしました。
仕事はイヤイヤやるものではなく、楽しんでやるもの。社員がわくわくできて、
やりがいを持って仕事ができる社会を作っていくために、社会人になってからでも
変えられるものがあるのではないか、と感じたことが事業のきっかけです。
自分自身も企業の社長として、社員も変えられる仕組みを作りたいと思いました。
そして思いついたのが、マインドの成長に特化した中小企業向けの研修事業でした。
今、生きる意味は
「世に生を得るは 事を成すことにあり」
これは坂本龍馬の言葉です。
世の中をよくしたい、せっかく生まれたんだから世の中を変えてみたい。
そんな使命感を感じる龍馬のシンプルな言葉に感銘を受けました。
自分も平成維新のつもりでやっていこうと。
“就職活動”のやり方は自分で決めて欲しい
常識にとらわれない就職活動をすればいいと思います。
大手の求人サイトは、もちろん便利なので使ってもいいのですが、
やはり大きな会社の広告が目立ってしまっています。
世の中には小さくてもいい会社がたくさんあります。
そこを探してほしいと思います。
人に聞いてもいいし、インターネットで探してもいい。
いいと思える会社があれば、求人募集をしてなくても連絡をとって、
履歴書を持って会社に行けばいいんです。
エントリーなんて気にしなくていい。
そうして連絡すれば、絶対社長は喜んで会ってくれると思います。
もうひとつは、どんな仕事でも、つまらなくするのも、おもしろくするのも、
自分次第だということです。
何をやるにしても、やりがいのある仕事にするのは自分。
やりがいのある会社が見つからなければ100社でも何社でも受ければいいと思います。
もし、私が今学生に戻れたら、100人の社長に会いに行きたいです。
学生の内しか社長に会える機会なんて、なかなかありませんから。