代表取締役 太田 京介

株式会社マキシマム&アドバンテージ 代表取締役 太田 京介

代表取締役 太田 京介

株式会社マキシマム&アドバンテージ
設立 2007年5月21日
事業内容
  • ECソリューション事業
  • ECバックオフィス・コンサルティング事業
会社HP http://maxad.jp/

流通システム改革への熱い想いから起業

大学卒業後、金融系の企業に入社し営業マンとして働いていました。
初めての社会人経験であり、ただひたすらに無我夢中で業務をこなす日々でした。
その頃時代的にも携帯電話が普及したり、windows95が出始めたことで
インターネットの世界に興味をもちまして、流通系の商社に入社し、
宅配システム等のネット通販のバックヤードシステムの開発に携わっておりました。

海外と比較しても日本の流通形態はメーカーから
消費者までに数多くの問屋・卸等の仲介業者が存在していました。
そこで、今後インターネットが発達すれば当然世界との競争になるわけですから、
日本は価格面でも流通形態でももっとシンプルに世界標準にする必要があると思い、
仲介業者を通さずにユーザーに直接売れるシステムをつくろうとの想いから始めました。
しかし、徐々に会社が発展し規模が大きくなるにつれ、社内での稟議の回数も増えていき
アイデアを実現化するまでに非常に時間がかかることに不満を覚えるようになりました。

そこで、昨今の時代のめまぐるしい変化に対応するには自分でやるしかないと考え、
「銀座ジュエリーブランドショップ」というネット通販会社の経営に携わるようになりました。
当時はウェブで年間数十億、モバイルでも月間1億の売り上げをあげるなど業績は好調でした。
しかしある知人に「そもそもやりたいことは何だったのか」と問われた時に
自分の初心は小売として商品を販売することではなく、
ネットショップを運営している企業のバックシステムサポートだと改めて思い返したんです。
そこで、その想いの原点に立ち返り一から始めたのが当社の始まりです。

グローバルに活躍できるネットショップを輩出したい!

当社のメイン事業はECコンサルティング業です。
ネットでの商品の売り方、コスト削減方等、中小企業を中心にアドバイスしています。
なぜ中小企業に特化しているかと言いますと、高い広告宣伝費をかけられないような
資金力やインフラが伴わない小規模の事業を手助けすることで
ネットショップ業界全体の発展に繋がればという想いがあるからです。

同業他社が協力しあって消費者へのサービス向上を目指していくことで
市場全体の活性化に繋げていくことが我々ベンチャーの使命であると思っています。
現在は、通販業の課題である送料の問題をいかに解決していくかに注力しています。
特に沖縄、離島だけ送料が高いという常識を覆すべく奔走する日々です。

“できない”のではなく“やってない”だけだ!

ビジネスにおいて、いい意味で“その場しのぎ”が大切だと思っています。
適当にその場をやり過ごすという意味ではもちろんありません。
例えばお客様との取引で、現段階では難しそうなことでも次に繋げるために
とりあえずやってみる!という姿勢を見せることで、
やらざる終えない状況に自分を追い込めるんですよ。

できない理由を考えて立ち止まるくらいなら、
やるための方法を考える方が一歩でも先に進めますし、
現状の課題をクリアできなければ今後の目標に到達できる訳が無いという
攻めの姿勢で、今後も新たなことにチャレンジしていきたいと思います。

大切なのは“常識を疑うこと”

就職活動でも仕事でも、先入観を持たないことが必要だと思います。
自分の就きたい職業や、やりたいことは何だろうといろいろ考えると思うのですが、
それが本当に自分に合った仕事なのかなんてやってみないとわからない、
同様に働きたい会社があったとしても、実際入ってみないとわからないですから。
常識にとらわれず、幅広い視点で物事を見る姿勢が何事にも大切だと思いますね。

当社のモットーは“世の中の常識を疑ってかかること”です。
「これは何のためにあるのか」「どうしたら改善できるか」と日頃から考えることが大切です。
「何で?どうして?」という疑問を常にもって仕事に取り組める人と働きたいですね。

学生へのメッセージ 〜失敗談から学ぼう!〜

学生時代には、本当に“自分の実になる”勉強をしてほしいと思います。
社会生活において“経済の仕組み”を理解することは非常に重要なことのひとつです。
これを意識的に学んでいる人とそうでない人では格段に差が付いてくると思います。
アルバイト等、働くことを通してお金の稼ぎ方、使い方を学ぶことが大切です。

私自身、創業当時から数々の失敗を繰り返してきましたが、
その都度、失敗の経験を活かして乗り越えてきたと自負しています。
学生の方々は様々な本を読む機会も多いと思いますが、
他人の成功体験ではなく、逆に失敗した人の経験談に触れることを是非おすすめします。
最後に、就職活動は思い悩むこともたくさんあると思いますが、企業名のブランド力ではなく、
自分個人の能力で勝負できる人間を目指してほしいと思います! 頑張ってください。