代表取締役 樋口 敦士

株式会社 StrapyaNext  代表取締役  樋口 敦士

代表取締役 樋口 敦士

株式会社 StrapyaNext
設立 1998年 5月
事業内容
  • 携帯グッズのインターネット通販
  • 携帯グッズの企画、卸
  • 携帯グッズの輸出入
  • ECサイト向け業務管理システム開発、提供
会社HP http://www.strapyanext.com/

大学3年生で事業をスタート

会社経営をしていた家族や親戚の影響で、
子どもの時から自分も起業するのが当たり前のように思っていました。
大学3年の時、周りが就職活動を始めたタイミングで、
「それでじゃ僕は起業しよう」と思って事業を始めたんです。

1997年当時は、大企業や銀行が相次いで倒産し、
「これからの日本を変えるのはベンチャーだ!」という風潮があり、
またインターネットがこれから普及する時期で、タイミングもよかったんですね。

ハイビスカスストラップの製造販売で大当たり

初めは「世界一のインターネットスーパーを作ろう」と思って
買い物の代行から始めたのですが、なかなか注文が来ず、1ヵ月で断念。
そして、経験も知識も人脈もない状態でできるものはないかと探していた時に、
天然石のアクセサリーを露店で売っている人に出会いました。
お客さんに「夢は何ですか」と聞き、
オーダーメードで「あなたにはこの石を」と、1000円や2000円で売っていたんです。

これはおもしろいと。
高いというイメージの天然石が安いし、しかも東洋の神秘的なものだから、
欧米にもネットを使って販売できると思ったんです。
そして、天然石のアクセサリーのネット通販を始めました。

その中に携帯ストラップもあり、反応がよかったんです。
もっと面白い商品を作れないかと、天然石のストラップを持って渋谷の街でリサーチしたところ、
「ハイビスカスの花を付けるといい」と言われてそうしたら、みんな欲しがりました。
それで、今の事業である携帯ストラップのメーカーになったんです。

1998年、大学4年生の時に会社を設立。
ハイビスカスストラップは大当たりで、ひと夏で7万〜8万個くらい売れました。

倒産の危機から、携帯ストラップのネット通販で再起

しかし、その年の暮れに1600万円の取り込み詐欺に遭い、倒産の危機に。
ハイビスカスストラップの在庫を売ってなんとか持ちこたえましたが、
お金はなく、悶々と過ごす日々。
その時期に、自分の持っているものと能力の棚卸をして、何ができるかを考えました。

お金が5万円。
ストラップの卸をしていたので、問屋さんとのネットワークがある。
天然石のネット通販をしていたので、ホームページの制作ができる。
時間はたっぷり。

じゃあネット通販だ、と考えました。
調べてみると、事業として本格的にやっているところはありませんでした。
しかも、ストラップは日本で生まれたものなので、世界でも競合がない。
日本で始めて一番になれば、すぐに世界で一番になれるだろうと思ったんです。
そして、1999年に、携帯ストラップのネット通販に特化。

挫折や失敗を経験したからこそ、携帯ストラップの市場性がわかり、
今の事業につながっているので、失敗は全て糧になっているんですね。
その時はつらかったですが、いい勉強になったと思っています。

ネット通販、通販システム事業を世界に拡大したい

今後は、物販に関しては、
携帯ストラップのメーカー色をもっと強め、ネット通販と卸を太くしたいです。
また、ECシステムを拡大していきます。

当社の携帯ストラップのネット通販は15サイトほどあり、
その裏側で受注と在庫の一元管理をするシステムがあります。
これが非常に効率よく、画期的なものなので、
他の会社にも使ってもらえるのではないかと事業化したところ、
現在500社ほどに使っていただいています。
これを、数年後には10倍くらいの規模にしたいですね。

そして、この両方を海外でもさらに展開していきたいです。
欧米向けの通販は以前からやっていて、
去年は中国に事務所を作って中国でも始めました。

携帯ストラップの世界市場は約7000億円。
ネット通販の店は、世界に25万店舗くらいあると思います。
これが10年後に250万店舗くらいあるとすると、
店舗運営の裏側のシステムという隙間でも事業を伸ばせるだろうと考えています。

採用条件は、アントレプレナーシップとグローバルな視野

どんな仕事でも、コツコツやっていくうちに、いろいろなチャンスが見えてきます。
僕が天然石のアクセサリーを売り始めたら、
いろんなチャンスと巡り合って今に至っているのと同じように。
それを見つけて、しかも形にできるような、
アントレプレナーシップを持った人がいいですね。

そして、グローバルな視野を持った人。
これからは世界に出ていかないと、日本は。
しかも当社のような商売は生き残れないと思っています。
世界を見れば、携帯電話は何十億台とあるし、
ネット通販もますます広がっていきます。
チャンスはいくらでもあるんですよね。

座右の銘は前向きな言葉たち

「一生懸命」「素直」「情熱」「幸せ」

一つには絞れないのですが、そういう前向きな言葉が好きですね。

自分の可能性に自信を持って

自分の可能性に自信を持って頑張ってほしいですね。
根拠がなくてもいいので、「自分はやれば何でもできる」と思って
いろいろなことにチャレンジしてください。

就職活動も、やるなら徹底的に調べて、希望の会社を絞ったら、
その会社の先輩社員やお客さんにコンタクトを取ること。
そして、その会社がなぜそこまで成長できたのか、
これからどうすればもっとおもしろくなるのか、
自分が入社したら何をするのかを追究。

そこまですれば、認められて入社できるのではないでしょうか。
本気で入りたいのなら、徹底的に。