取締役 経営企画室室長 兼 品質管理課長 小林 昌平

株式会社あみだ池大黒  取締役 経営企画室室長 兼 品質管理課長  小林 昌平

取締役 経営企画室室長 兼 品質管理課長 小林 昌平

株式会社あみだ池大黒
設立 昭和26年12月
事業内容
  • 和菓子、洋菓子の製造、および販売
会社HP http://www.daikoku.ne.jp/

【苦手克服より、得意を伸ばした大学時代】

中学・高校時代、グランドホッケー部に所属していました。
県下でグランドホッケー部がある学校は1 校のみ。
県大会がなく「インターハイへ出場できる、全国大会へ出れる!」という
口コミにつられて入部しました。
それに、クラブに入ったら足が速くなるかなって思いまして。
小さい頃って、足が速かったら女の子にもてるでしょう(笑)。

でも結果として6年間補欠で、足も速くなりませんでした。
近畿大会では、ベンチで同級生たちを応援していたのですが、
敗れてしまってインターハイにも出場できませんでした。
途中で辞めようかと思ったこともありました。
それでも6年間続けたのは、最後までやり遂げたかったからです。
そして、この苦しい6年で気づいた事は、苦手なものを克服するのもいいけど、
やはり得意なものを伸ばした方が良いということでした。

大学時代は、走らなくていい、投げなくていい、そして活躍できるスポーツとして、
体育会系のウインドサーフィン部に入部しました。
ウインドサーフィンというスポーツは、毎回レースによって条件が違います。
風が違う、波が違う、海流が違う。
それらの情報を事前に集めて、分析・予測して、レース当日の作戦(Plan)を立て、
実際のレースに挑むんです(Do)。スタートしてからは、
作戦が当たったか外れたかをチェック(Check)して、コース取りを修正していきます。
そしてレースが終わってから、結果に基づき反省して、
次回より高順位になるよう練習に励んでいく。(Action)
そういうPDCAを繰り返す性格と、中学・高校時代の粘り強さ、逃げ出さない忍耐力が実を結び、
大学3年で、国内予選を通過してオーストラリアのワールドカップ本戦に出場しました。

【社風に惹かれてオリックスへ入社】

就職活動は大学3年の11月頃から始めました。
当時は就職氷河期で、先輩が非常に苦戦しているのを見ていましたから、
早く始めようと就職課に行ったのですが、早すぎて相手にしてもらえませんでした。

そんな時に、大学内でオリックスのセミナーがあって、
雰囲気もいいし、勢いもある、提案型営業などおもしろそうなこともやっている、
いい会社だなあと思ったのです。

結局オリックスには7年間在籍ました。
オリックス時代に経験したすべてのことが、今の自分の土台になっています。
営業活動を通して金融の知識を習得して、それが今の経理に通じていますし、
新卒の採用や合同説明会の担当をした経験が、今の人事に役立っています。
また、評価制度、社員のモチベーションアップは、
オリックスのトップが私達にしていたことを参考にしています。
特に大きかったことは、現場の意見、考えを大切にするという姿勢です。
お客様に一番よく接している営業担当者が一番お客様のことを知っている。
担当者の嗅覚、直感が重視され、上司は会社の方針や条件を刷り合わせる。
会社にとって利があると思われる事は積極的にやらせる姿勢。

当社でも社員の能力を最大限引出すことを意識し、
「やりたい事をする(させる)」姿勢。
現場に解がある。現場志向を推進しています。
社員から見ると「やりたい事が出来る!」会社です。
その社員の期待を裏切らない様にしたいと思います。

【老舗こそベンチャースピリットが大事】

過去の歴史というのは先代が創り上げてきたもので、私が築いたものではないんです。
私は、これから40年、50年先の方針を考えなければいけない。
そう考えたときに、これはチャレンジャー、つまりベンチャー企業と同じだと思いました。
チャレンジャーとしての姿勢を持たなくては、生き残れないと実感し、
不断無い挑戦の継続こそが歴史を築くと思います。
当社の歴史は挑戦の歴史でもあるんです。

老舗とは、重要なことは受け継ぎつつも、その時代時代にあったやり方を考える、
代々、会社が新しくなっていく、つまりベンチャースピリッツが根底にあるんです。
全国見渡せば、当社より長い歴史のある会社ほど、ものすごく挑戦していますね。

【大阪名物「岩おこし」の復興】

大阪名物の復興が、私の目標です。
40、50年前は大阪名物といえば、「岩おこし」=「あみだ池大黒」でした。
今の大阪名物というと・・・たこやき、お好み焼き、タイガースですよね。
やはり、「あみだ池大黒」を大阪名物として、復興させたいです。
それに向けて今、動きだしているところです。
2011年は新卒採用を初めて行いました。
就職氷河期で、いい人材を集めることのできるチャンスですから。
大阪名物の復興には、このような若い人たちの活躍も多いに期待しています。

【学生へのアドバイス】

夢やチャレンジ精神を持って欲しい。
そのために会社を利用する、そのくらいの野心をもって欲しいです
老舗ほど私はベンチャーだと思っています。
やりたいことができる、お客様もいる、お金もある。
何かやりたいと思ったらすぐにできる環境が整っているんです。
「こんな商品あったら売れるんじゃないかな」と思ったら、
すぐに試作を作って店に並べてくれる。
どんどん自分の力をチャレンジできる環境だと思いますし、
そんなチャレンジ精神を持った人に私は活躍して欲しいと思います。

2012年度新卒採用インターンシップ情報はこちら
http://www.daikoku.ne.jp/recruit/top.asp