安川 元力
設立 | 1985年12月 |
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事業内容 |
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会社HP | http://www.able-eka.com/ |
すべての原点は「やる気」
私は自分がこうしたいと思うことを貫く性格。
若い時から常に今自分がどうすればいいのかということを考えて動く人間でした。
ですから、人の指示に従って動くだけの仕事には向いていないと判断し、
自分で自分の人生を切り拓いてきました。
私が初めて香港で商売を始めたのは23年前。文字通り開拓です。
その後上海にも会社を持ち、スタッフはみな現地の人々としました。
現在、知育教材は全国ネットで販売されていますが、生産は中国で行っています。
これはあることからヒントを得て始めたことで、
中国の工場とのネットワークを築くことで生産力を付ける事ができました。
上海エーブル エカはオーストラリア、イタリアにも輸出しています。
努力は大切ですが、やはりそれだけでは必ずしも成功できるわけではない。
私自身、一匹狼的な野生根性で頑張っては来ましたが、
大きなチャンス、運命がうまくマッチングすることが多かった。
「ダメだ!」と思った時に、運命がクルリと変わって私に運が向いて来たり。
人にも恵まれていました。
良い人間に恵まれるには、まずは自分が良い人間になるよう、努力することが大切。
目標を持って努力すれば、それを見て相手のことも変えることができるでしょう。
独創的な商材を作りたい
他社の製品を追いかけるよりも、独創的な商材を作っていきたいと思っています。
皆が知らない、認知されていないものを取り入れ、
アレンジして商品化していきたいですね。
現在は知育教材・理美容器具を主に販売していますが、
私自身は、これ、と決めているわけではありません。
知育教材・理美容器具以外の商品もたくさんあります。
すでに販売されているものでも、商品は少しずつ変わるものですから、
それに合わせて変化も取り入れています。
顧客に喜んでもらえる商品を、広く輸入・販売できたら、と思っています。
ただ、どんなに良い商品でも宣伝力・ネームバリューがモノを言います。
中小企業だと、一生懸命に作っても、大手よりも宣伝費が劣る。
化粧品などに関して言えば、中身が見えていなくても、
ブランドだけで売れてしまう状況がありますよね。
宣伝するだけの力がないから、市場ではね除けられて潰れてしまう。
それが現在の日本の傾向です。中国では一極集中ということがあまりありません。
良いものがたくさんあるのに、名前を売り出す機会に恵まれない。
ですから、日本はベンチャーが育たない。本当にやる気のある社員が育たず、
大手志向の社員ばかりになってしまうのではないでしょうか。
こんな人と働きたい!
「賢い人・雰囲気の良い人」
明るい、頭が良い……一緒に働きたいのはそういったものをみんな持っている人。
全体人間・トータル人間です。
なかでも賢さは大切だと思います。頭の良い人だったらたくさんいるでしょう。
しかし頭が良くても頑固だったり、融通がきかない、というのは賢い人ではない。
また、ひとつのことはずば抜けてできるが、それ以外は…という人も賢いとは言い難い。
あれこれ器用にこなせる人が賢い人だと思います。
「初めてすることですが」と言いながらも良くできる、こなしてしまう。
自社のスタッフに、事務から販売に回った人がいますが、
初めて販売を経験したと言いながらも、とても良く販売してくれました。
おそらくどうしたら買ってもらえるのかを的確に理解しているのでしょう。
賢い人は、何をやっても上に立てると思いますし、話していてとても面白いですね。
また、雰囲気が良い人もいいですね。雰囲気とは、その人の心の持ちよう、
生命の傾向性。賢い人が良い雰囲気だと、まるで良い香りを漂わせているようです。
学生へメッセージ
まずは世界を知って欲しい。それはとても大切なこと。
アジアの若者たちが、どんどん留学などで海外へ出て行っていますが、
日本は相対的に島国の中に閉じこもっている。
島国根性と決定づけられてしまう日本スタイルがあるように思います。
日本には誇りに思うべき部分はたくさんありますが、
まずは宇宙から地球を見下ろすように、自分を見つめてみて欲しい。
自分で動いてみて、時代を察知して、何をすれば良いのかを考えてみてください。