代表取締役社長 兼元 謙任

株式会社オウケイウェイヴ 代表取締役社長 兼元 謙任

代表取締役社長 兼元 謙任

株式会社オウケイウェイヴ
設立 平成11年7月
事業内容
  • Web2.0による日本初、最大級のQ&Aサイト「OKWave」の運営及び関連する企業サービスの同時拡大
  • Q&A形式の情報交換コミュニティサイト運営(OKWaveなど)
  • FAQヘルプデスクソリューションの提供(OKBizなど)
  • Q&A形式の情報活性化ソリューションの提供(OKWave ASK-OKなど)
  • Q&Aサイトの問題解決力を活用したCGMソリューション(OKWave QA Partnerなど)
  • FAQ作成/支援コンサルティング(OKWave FAQカレッジ)
会社HP http://www.okwave.co.jp/

自らの経験から必要に迫られ始めたQ&Aサイト

私は大学卒業後、京都のデザイン事務所勤務等を経て、
その後都内でWebデザインの仕事を請け負いました。
しかしほぼ未経験から始めた仕事であり、
HTML等に関する知識も独学で習得しつつ業務をこなしていました。
しかし、やはり業務を遂行する上で自分では解決できない疑問点が生まれてきたのです。

そこで、様々なBBSやネットの掲示板を利用し回答を求めたところ
「仕事に関することをここで訊くな」とか「質問だけでなくお前も情報を提供しろ」
というような誹謗中傷めいた回答が押し寄せ、非常にやりきれなさを感じました。
もしかしたら、私の質問の仕方や表現が適切でなかったかもしれませんが、
そのとき、幼少時代に私自身が在日韓国人3世(※現在は帰化)ということでいじめを受けたときに
感じた疎外感を再び味わうこととなったのです。

そこで、世界中の人が真摯に質問の解決策を
話し合えるような真の意味の“助け合いの場”になるサイトを創りたい。
そして、その意見交換を通していろんな人が知り会えるコミュニケーションの場を
提供したいと考えたのがQ&Aに特化したサイトをつくったきっかけです。

“グーグルを超える日”の実現を目指す!

当社の社員はアルバイトも含めてパートナーであると考えていますし、
ひとりひとりが創業者という意識をもって取り組んでほしいと思っています。
当社のクレドは「ありがとうが自然と生まれるコミュニケーション」です。
「Challenge」、「Possible」、「Positive」の3つの視点を主軸にして、
“過去にありえないことを新たに実行すること”のできる会社にしたいと思います。

私の著作に「グーグルを超える日」というのがあるのですが
それを実現化し「グーグルを越えた日」にすることが今後の一番の課題です。
また、現在は中国語、韓国語、英語、日本語の4ヶ国語のQ&Aサイトがありますが、
次はスペイン語版をつくることを検討しています。
そして今年中には10カ国語まで増やすことを目標にして取り組んでいます。
近い将来、世界各国を繋ぐQ&Aサイト構築を必ず実現したいと思っています。

共に働きたい人物とは 〜自己の利益より他人の利益〜

やはり、一番は元気があり声が大きくて快活な人です。
共に働く周囲の仲間にも、
その明るさが伝わっていい影響を与えあえるような人物と働きたいですね。
こういった内面的な部分は自らの心がけ次第で変えることができます。
僕自身も、以前は人前で話すことが苦手でしたから…。
だからこそ、自分で変われる面は変えていこうという常に前向きな志のある人を求めます。

そして、自分の利益より他人の利益を優先できる人です。
何事においても、自分がひとりで楽しむよりも、
周りとその楽しみを共有する方が、楽しさも倍増すると思うんです。
ある意味、自分を犠牲にしてでも他人の為に尽くすことができる人。
他人の喜びを自分の喜びだと感じることができるような人がいいですね。

テーマカラー&座右の銘

テーマカラーは、燃えるハート、情熱を表す“赤”です。
これからも、常に情熱を絶やさずに熱く生きていきたいです。

座右の銘は、あるハードボイルド小説の中の一文なのですが、
“強くなければ生きていけないが、やさしくなければ生きていく資格もない。”
当社の運営するOK Waveのコンセプトは、
皆さんの持っている知恵や情報をお互いに交換し合う助け合いの「場」です。
そういった思いやりの精神を人としての生き方としても大切にしていきたいので。

学生へのメッセージ

様々な条件を考えるよりも、まず自分のやりたいことを見つけること。
そして、いかにして人に尽くすことができるかを最優先に考えるべきだと思います。

仕事は“他人のため”であり、それがひいては“自分のため”に繋がるのです。
誰かのために役に立つことを一番に考えて取り組めば、
必ず自分にも対価として返ってくるはずです。自分自身が誇りをもって、
将来自分のこどもにも胸を張って話せるような仕事選びをしてほしいと思います。