代表取締役 加藤 正之

株式会社プラクトン 代表取締役 加藤 正之

代表取締役 加藤 正之

設立 1988年
事業内容
  • 電話、FAX、インターネットの複合利用によるコスト削減
会社HP http://www.plactn.co.jp/plactn/index.html

独立へのあしかがり

元々実家が商売人だった為、小さい頃から私は「経営者」の姿を見てきました。
それもあって、組織人としてのみ一生を過ごすつもりはありませんでした。
近畿大学の理工学科を卒業し、株式会社ダイケイ(現ゼンリン)に入社をした後、
富士通の汎用コンピュータシステム管理及びプログラム開発を担当。
多くの学びはあったものの、会社の方針や流れと組織に属している
自分の思いとのギャップに気付くのも早かったと記憶しています。
私が30歳になる頃、会社が中国の深?(シンセン)に合弁会社を設立し、
「行ってみないか」と言われた事をきっかけに
昔から考えていたビジョンを改めて思い出し、
自身の道を進む方向に時間を使う事を選びました。

株式会社設立への道のり

今では1円でも会社設立は出来ますが、当時は資本金が必要だった為、
まずは個人事業主として仕事を始めました。

社会的存在価値及び金融機関やクライアントからの信用確立などを目指して
株式会社化を2年足らずで実現しましたが、これもやはりバブル期だった事と、
自分がプログラム開発やコンサルティングが出来る知識をサラリーマン時代から
社業以外の部分で勉強したり、
異業種の方達との交流に時間を使っていたからだと思います。

その後、インターネットの事があまり知られていない時代から
電話の自動音声応答とWebとの連動や、
FAX・イメージ処理の複合サービスを実現して行った事により、
資金調達にも困らず、信用を持続出来、
世の中の動きもその方向に向いている事などから
当初掲げた目標が間違っていなかったものと確信しています。

加藤社長が情熱を傾けるものとは・・・

これまで堅実な経営をしてきました。
その結果、大きな飛躍はなかったものの、少しずつ会社は成長していきました。
一つの要因に、「長いものには巻かれろ」という考えがあります。
これは、決してネガティブな発想で出た考えではありませんからね(笑)
例えば、プラクトンが良いサービスを持っていても、
大手同士で取引している企業間に入ることはとても困難。
ただ、そこで諦める必要はありません。
発想を転換し、私たちが直接アプローチするのではなく、
商品を提供している会社に自社サービスを扱ってもらえるようにするのです。
そうすれば、結果的には弊社のサービスを大手企業にも利用して頂けます。

私たちは、「社会に求められるもの、良いモノを提供していく」を軸に
サービス開発を行ってきました。
その結果、先述したとおり他社様にも販売をしてもらうことができますし、
皆さまから商品を求めて頂けるような環境でサービスを提供してきました。
そして、製品のクオリティだけでなく、
お客様が求めるものに対してフレキシブルに対応する
“即応できる会社”であり続けることがIT企業のあるべき姿だと考えています。

常に進化を続けるIT業界、その進化にどう乗っていくか。
その進化に対して、どんなサービスを提供していけるかを考え続けることに
情熱を傾けています。

学生へメッセージ

社会人になると時間の有効活用が出来るかどうかで
物事の結果を生み出す力が大きく変わってきます。
ビデオに始まり、携帯電話や、PC、今で言えばiPhoneやiPad。
時間を短縮してモノゴトを進めるアイテムが沢山あるのに、
それによって生み出された時間の使い方を学べていないと
宝の持ち腐れになってしまいます。

学生の頃から時間をどういう風に使えば有効なのかを
絶えず考える生き方を訓練しておくといいのではないでしょうか。