代表取締役社長 松岡 正美

株式会社オングストローム 代表取締役社長 松岡 正美

代表取締役社長 松岡 正美

株式会社オングストローム
設立 1993年3月31日
事業内容
  • 各種イベントの企画、構成、演出、進行
  • 照明、音響、美術、映像に関するプランおよびオペレート
  • 照明、音響、美術、映像に関する技術者の派遣
  • タレントのブッキング、および、プロモーション
  • 関連機材のレンタル
会社HP http://www.angstrom.co.jp/index.htm

フリーの3人が出会った

ある日私たち3人は出会いました。
3人の共通点は、フリーのまま、イベント業界で働いていたということ。
生まれも学歴もバラバラなのに、仕事現場で出会うとまさに意気投合。
不思議な出会い、運命だったのでしょうね。

私は大阪から先輩を頼って上京し、フリーで働き始めました。
学生時代からフリーで仕事をするつもりでいました。
どこへも就職しないで働こうと思ったのは、制限を設けられることが嫌ということ、
そして何でも自分でやりたかったということですね。

同じような考えを持っていた私たちですが、出会ってから一緒に仕事をするようになりました。
しかし景気の影響もあり、仕事が少なくなり、
3人とも暇を持て余す時期が訪れます。

じゃんけんで負けた瞬間、家が事務所に!?

『何かしようか?』
『懸賞にでも応募してみる?』
仕事がないからって、
3人で机に向かって葉書を書きながら過ごす時期もありました。
こうしたら、ああしたら当たるんじゃないかとか、色々考えながら(笑)

しかし暇な状態が1カ月を越し・・・
『・・・何かしようか?』
『会社でも作ってみる?』
そんな会話がきっかけとなり、
司法書士さんのするようなことまで自分たちで調べ、
3人で会社を一から作ってしまいました。
これは後々考えれば良かったと思いますね。
自分たちで作ったから、崩し方も知ることができた。
ダメだったら解散、そういう選択肢を設けることができましたから、
起業することにおいての恐怖を、持たずに済みました。

ちなみに私が代表なのは、じゃんけんで負けたから(笑)。
そんな会社も今年の4月で18期目。
当時はじゃんけんで負けた瞬間、私の住んでいたアパートの一室を
事務所として提供する羽目になりましたが、
今は家と独立した事務所ができるまでになりました。

社名とコーポレートカラー

社名のオングストローム(Å)は、
光の波長の単位なのですが、調べれば調べるほど「これしかない!」と思い、
会社名としました。
また、Åという形は人のように見えるし、Aはアルファベットの初め、
そしてAは『エエ(良い)』と読みますね。
関西人としては、そんなところからも気に入りました。

テーマカラーは、広いイメージの、
空の青、海の青をイメージしたブルーグリーンです。

人のため、人の喜びのため

当時は、人の役に立てる、人の喜びに繋がる仕事なら、
何でもやっていました。

今でも根本的には人のため、人の喜びのためというスタイルですが、
喜び、役立ち、それを追及していって、
バブルの最中も一緒に生き残って成長した、
太い繋がり、強い信用を築けたお客様とのお仕事が、今やっているものです。

現在社員は8人、Maxの現場は8現場。
照明・映像のオペレーション、科学イベントの制作・進行の2つのチームがあります。
前者はコンサートやミュージカルで、後者は学校や劇場などで活躍しております。

デザイナーや演出家の意図に沿ったオペレーションは、
経験や懐の豊かさが必要になります。どう違うの?と聞いたらダメですね。
たくさんの提案や技を持ち兼ねている必要があります。

科学イベントでは子供たちの接点が欲しい企業様や、
実演をされる方へのサポートなどのお仕事が多いですね。
学校での営業は、身近で見られるように自分で実験ができるように、
劇場での営業は、空間を活かし、見栄えを良く、広く見せる工夫をします。
両者とも、実験の成功率を上げるために
データをとるという仕事もやっております。

人づくり、そして信頼を

どんな形にせよ、組織を作れた。
組織になったからにはちゃんと、信用を築くような仕事をしないと、と思いました。
お客様にお仕事を任せて頂くためには、それが一番ですよね。

会社は人が有りきだと思います。
会社は人づくり。
手間をかけ、手をかけ、声をかけ、心をかけ・・・・
ひとつひとつを丁寧に。
そうやって育て、助け合った人材が、
お客様との信頼を育てていく、そう感じています。

信用を築くのは簡単じゃなくて、一日一日の積み重ね。
でも、そのコツコツとした積み重ねが誇りになり、
働く意欲になるのだとも感じます。
信じてもらえることから得られる力って大きいです。

それに、仕事は楽しいですしね。
そして、その仕事で、皆様に楽しんで頂きたい。
その気持ちを持ち続けることをやめず、
一日一日を積み重ねていこうという姿勢は当初から変わりませんし、
社員にも求めていることでもあります。

継続は力なり!城の石垣のように・・・

私の座右の銘は『継続は力なり』

よく城跡、なんて言って石垣だけが残っている場所がありますね。
複雑な形をして重い石を丁寧に積み上げて行く過程は、
考えただけで憂鬱になりますよね・・・
だけど、だからこそ、石垣だけは残るのでしょうね。
城が風で飛んでも爆弾で破壊されても、つまり、上モノがどうなろうと、
「継続した」というとで得たものは、
必ず強くて、必ず残るのだと確信しています。
石垣を積むように、毎日毎日を、コツコツ積み上げていきたいです。

仕事だからこそ

仕事をしているときの醍醐味、というのは、
自分が一番かっこいい!
と思える瞬間の誇りや気持ちよさですね。ひとつひとつ自分が築いたものを
実感できる瞬間というものが訪れます。

しんどければしんどいほど楽しい、
辛ければ辛いほど面白い。

何かできないから辛い訳だけれど、
何かできるようになるって嬉しいですよね。

そうやって色んなことを
乗り越えられてきた自分、
ひとつ成長した自分を一番誇りに思える。
それは仕事だからこそ、得られる感覚なんじゃないでしょうか。
最初はやりたくないなー、って思うことが一杯あるでしょう。
でも、それを乗り越えるとできるようになってる。
嬉しいですね、楽しいですね!
辛いときこそ、チャンスだと思って、
やり抜いて欲しいです!

やる気×元気=ラッキー!

では、しんどいことをどう楽しむか?
今苦しいことはどう笑って過ごせるか?
それを考えることが大事でしょうね。

そのために必要なのは、やる気と元気、
それだけを自分が持てていること、
それだけでラッキーです!

これはバブルを乗り越えてきて、それをひしひしと感じました。

求めれば、出会いは必ずある!

人が生きているのと同じように、企業も生きています。
就活生が企業を求めるように、企業も輝く人を求めています。
採用は少なくなっても、出会おうと求めれば、運命の出会いはあります。

そして、その企業でうまくいかなかったとしても、
そこから粘り強く頑張ってほしい。

自分のやりたいことを主張するよりも、
企業の色、企業の視点から様々なものを見て、
そのなかでどう自分が楽しめるか、自分のエネルギーをどう活かせるか、
そうやって考えていく姿勢が大事だと思いますね。

それに負のエネルギーというのは、必ず倍になってプラスに戻ってきます!
そのチャンスを貰えたこともまた、運命です。

もし就職したい企業があるのなら、
粘り強く頑張ってください!
あなたが企業に、運命を感じさせるくらいに。