代表取締役 祖上 仁

株式会社ポジメディア(旧・株式会社ワンセルフ) 代表取締役 祖上 仁

代表取締役 祖上 仁

株式会社ポジメディア(旧・株式会社ワンセルフ)
設立 2008年12月4日
事業内容
  • 障がい者支援事業
  • モバイルを中心としたWEBプロデュース事業
  • メディア事業
会社HP http://posi-media.co.jp/

独立までの経緯

広告代理店で会社員を5年ほど経験し、
その後従業員三人というベンチャー企業に転職。
そこでは役員として経営に携わり、
従業員50名ほどの会社に成長するまでを経験。
その後、インターネット事業の創業メンバーとして、
会社を一から設立を手伝うことを選択。

インターネット事業は時代の潮流をとらえ、
会社も上手く軌道に乗せることができたため、
私の収入も普通のサラリーマンが稼ぐ何倍もの数字となっていきました。

しかし、お金と成功を手に入れたのに、どこか満足していない自分がいました。
「ふと、自分のやりたかったことはなんだろう?」
「この仕事は自分じゃなくてもできるのではないか・・・。」
心に「モヤモヤ」としたシコリのようなものが生まれ始めました。

「このモヤモヤを解消したい!!」そうした思いから、
世界的な経営コンサルタントとして活躍されている、
大前研一さん主催の「一新塾」に通いだすことを決意しました。

塾生には、主婦、学生、政治家、経営者など、多様な人々が参加していました。
そこでは、少子高齢化、経済問題、年金問題、資源問題としたテーマに対し、
専門家を招くことで、社会で実際どんな問題がおき、
今後どう問題が発展していくのかを学ぶ事が出来ました。

また、国や政治、他人任せではなく、自分の立場でその問題に
主体的にどう取り組むべきかを参加者同士、ディスカッションするうちに、
自分は、
「多様性の溢れた社会を実現する」ことを自分が取り組むべき目標だと感じました。

それは、男女雇用機会均等法ができた現在では、
徐々に女性が社会進出し、今までにないイノベイティブな商品や作品が
生み出されていく事を目にする機会が増えましたが、

かつての日本はほとんど男性健常者のみが働く社会。
今後は、性別をこえ、年齢、住む場所、国籍などを越えた
ダイバーシティ(多様性)のある日本が必要となる。

そう考えた私はまずは、取っ掛かりとして、
85%の障害者が失業しているこの状況を改善する事や
障害者が活躍するロールモデルを作る事で、
三年後には障害者という言葉自体なくなっている、
そんな社会を実現しようと起業を試みました。

起業して、2年・・・この想いは変わらず、
この社会の意識を変革するきっかけを提供する企業として、
今も事業を推し進めています。

ポジティブな手段で社会問題を解決する

「生きテク」という言葉をご存知でしょうか?

2010年、日本における自殺者は3万2千人を超えるというデータがあります。
今や、検索エンジンで、「自殺」で検索すると自殺の手段が
事細かく説明されたサイトがでてきます。

皆さんは【自殺】する人に対し、【負け組】のイメージを持っていませんか?
しかし、実際は決断力、行動力があり、優秀な人が多いのです。
故に優秀な日本人は自殺成功率がきわめて高い。
そのため、自殺による日本社会に対するGDPの機会損失は
1兆円にもなると言われています。
※日本人の自殺成功率は9割。対する欧米の成功率は4割程度です。

自殺を試みた人に聞いてみると
「死にたくなかった。ただリセットしたかっただけ。」と答えます。
「リセットする方法が自殺しか思いうかばなかった。」とも。
そうした人がいきるテクニックをアーカイブ化したサイトが「生きテク」です。
自殺のテクニックではなく、生きるためのテクニックです。だから「生きテク」

様々な生きるテクニック、ここを見ればあるよってサイトです。

「生きテク」のウェブサイトには、様々な生きるテクニックの記事を載せています。
「生きてみる」ボタンも設置してあります。
「生きテク」の記事を実際に読んで、
死ぬ事をやめよう、生きてみようと思った人が押すボタンです。
2010年現在では1万2千人以上の方がボタンを押しています。

これは一つの事例でしかありませんが、
こうしたポジティブな手段を用いて社会の問題を解決していきたいと思っています。

挑戦し続ける人生

私が好きな漢字は「挑戦」です。

最近メディアの影響で、よく勝ち組、負け組とあたかも世の中の人間が
どちらか二つに分類されているような錯覚を受けます。

しかし、私は違うと思っています。
人生には、挑戦する人生と、挑戦しない人生の2種類があるのだと思います。

前者は勝ったり負けたりを繰り返しますが、後者はなにもなく人生が過ぎていきます。
死ぬときに後悔せずに死ねる人生は、
自分のやりたいことのために挑戦した人生ではないでしょうか。
私はそう思っているので、常に「挑戦」を胸に今後も生きていきたいと思っています。

学生への応援メッセージ「自発的な行動は、100%の解に優(まさ)る」。

学生には是非、失敗を恐れず自発的な行動をしてほしいです。
現在の教育では失敗は悪いものだと思われがちですが、
自分の頭で考え、しっかり準備した上での行動した失敗なら、
「ナイストライ!」そういってあげたいです。

特にベンチャー企業で求められる人材は、
与えられた指示を100%遂行できる人間ではなく
自分だったら何ができる?
自分はなにがしたいのか?
を自発的に考え、行動できる人間が求められます。

学生の皆さん、失敗を恐れず挑戦し続けてください。