代表取締役 大熊 重之

株式会社オークマ工塗  部品塗装アドバイザー 代表取締役  大熊 重之

代表取締役 大熊 重之

株式会社オークマ工塗
設立 平成4年9月16日
事業内容
  • 金属塗装、樹脂塗装、焼付塗装、電着塗装、特殊塗装、デザイン塗装など
会社HP http://www.okumakot.com/index.html

【経営者意識の芽生え】

経営者であり職人でもある父親の背中を見て育ったせいか、
幼い頃から経営者の子供であるという意識があったように思います。
そのせいか、中学校ではバスケットボール、高校では体操と、
部活動ではいつもキャプテンを務めていました。

高校を卒業後はいつも身近にあった「職人」という仕事に強い憧れをもち、
そのまま父の会社に入社をしました。しばらく現場で経験を積み、
その後は役員として経営に携わるようになりました。

始めは何をしたらよいかわからず、異業種交流会に積極的に参加をしたり、
ビジネス書を読みあさったり、とにかく必死で勉強しました。
中でもスティーブン・R・コビー著の「7つの習慣」に強く感銘を受け、
当社でも「7つの習慣」を定め、今ではこの原則が当社の土台となる
教育の根本にもなっています。

他にも朝礼を改善したり、全社員にPCを普及させたりと、数々の業務改善と、
同時に社内イベントやミーティングなどの社員交流も図っていきました。

【社員満足度>顧客満足度】

こういうと誤解を招くかもしれませんが、
もちろん、お客様にご満足いただくことはとても重要です。
ですが、社員が満足のいく仕事をしていなければ、疲弊感の中でしか
仕事ができないのであれば、決して良いサービスを提供することはできません。

少し前に売り上げの半分近くを占めるお得意様からのお仕事を
お断りさせていただいたことがあります。
苦渋の決断でしたが、あまりの業務過多により社員がどんどん疲弊していくのが
感じ取れたからです。それ以降、空いた時間を有意義な会議の時間にあて、
その結果驚くことに売り上げは下がりましたが利益はそんなに変わらなかったのです。
それどころか、社員の皆が生き生きと働けるようになり、
そしてどんどん前向きなアイデアや意見が出てくるようになりました。

自分の幸せがまずあって、それを追求するために家族の幸せがあり、
そのために会社の発展が不可欠であるという事だと私は思います。

私はお客様か社員かと聞かれたらもちろん社員が大事だと答えます。
そのためのお客様であり、だからこそお客さまに最高のサービスを
ご提供できるのだと思うからです。

【日本一の売り上げではなく、日本一の社員満足度】


この4月から初めて新卒の社員が入社してきました。
私たちは彼に内緒で入団式を企画しました。
そこには内密に頂いたご両親からのお手紙や、サプライズのプレゼントや
メッセージを用意して彼を驚かせました。
そのあとにはこれまたサプライズである社員さんの誕生日パーティーまで行いました。

「みんなは一人のために、一人はみんなのために」私たちはこう考えます。

お金よりもやりがい、成長、そして何よりも社員一人一人とその家族の幸せ。
そこからお客様や会社の幸せにつながっていく。
私たちは決して日本一の売り上げなど目指していません。
日本一の社員満足度の会社を創っていきたいと考えています。