代表取締役 太田 広彦

朝日テック工業株式会社 代表取締役 太田 広彦

朝日テック工業株式会社 代表取締役 太田 広彦

朝日テック工業株式会社
設立 1998年8月
事業内容
  • 1.トイレ自動洗浄器及び関連製品の製造・販売
  • 2.福祉介護用トイレの研究・開発
  • 3.トイレ空間、関連製品の研究・開発
  • 4.節水システムの研究・開発
会社HP http://www.atk3.com/index.html

「音姫」の不思議

かつて建築関係の仕事をしていた頃のことです。
「音姫」に関する調査を目にしたことがあります。

「音姫」とは女性用トイレに設置されている流水音を流す装置です。
女性ならばおなじみの機械でしょう。

女性のプライバシーを守る画期的な装置として大ヒットを遂げた商品です。
しかし当時は、当事者である女性たちからの評判はあまり良くありませんでした。
設置された「音姫」を使っているわけではないし、好ましいものでもない、というのが彼女たちの意見。
そして、販売する側や購入における担当者は男性。

(この業界、何なんだ…?)

このときの疑問が起業のきっかけになっています。

常識破りのトイレ!!

起業は15年ほど以前のこと。
「いい人」で終わってしまうようなそれまでのサラリーマン生活に退屈を感じ、起業に踏み切りました。

着手したのは「トイレ」の製造。
TOTOやINAXといった大手企業に挑むべく、新しいトイレの開発に7年間を費やしました。

そして現在、ちょうど完成したのが従来のものより90%節水できるトイレ。
陶器でなく樹脂で製造しており、軽量で扱いやすくもあります。

開発の際、「TOTOやINAXに勝てるはずがない、」と言われ続けてきましたが、
製造の際にCO2排出量を従来の半分以下に抑えることのできる弊社のエコトイレには大きな注目が集まりました。
宣伝用のポスターは京王線のトイレに貼ってもらうことができ、
これからいくらでも大手企業を追い抜く力があると自負しています。

まずは駅トイレの設置を目指すべく奔走しています。

どうですか。
トイレひとつにしてもこのような展開があるとは思っていなかったのではないでしょうか。
便利で既に進化した世の中で、もう発展の余地はないように思えるかもしれませんが、
実はこんな身近なところにも改革できる点はあるのです。

こんな事象に直面すると、私はつくづく、世の中は広くてウソみたいな世界だなぁ、と
思わずにはいられなくなるのです。

インテリアトイレ

トイレを樹脂製のものにしたことで、設置における可能性が広がりました。
樹脂であれば安価で、しかも色や形を自在に変化させることができます。

これからは弊社の開発によってデザイン性を追求したトイレを生み出そうと考えています。
カラフルなもの、丸いもの、可能性はいくらでもありますよね。

座右の銘

「成せばなる」

まずは想いは実現する、と思うことが重要。
信じなければ実現へのスタートもきれません。

こんな人と働きたい!

経営者としては志を同じにしてくれる仲間とともに働きたいと思いますね。
弊社で目指しているところは「第一のトイレメーカー」。
仕事好きで経営者と同じ方向を向いている人がいいですね。

就職活動生へメッセージ

就職活動、アピールがうまい人が面接に通るのではと思いがちですよね。
確かにそういった場合もありますし、アピール上手な方が得をしているようにも感じてしまうでしょう。
しかし、そんなのは一過性のことです。
たったいちどの面接に一喜一憂せずにテクニックによらない自分を磨きましょう。