代表取締役社長 菊池 三郎
設立 | 2005年7月1日 |
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事業内容 |
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会社HP | http://www.artsoft.co.jp/ |
専門知識のある社長になりたい
学生時代から漠然と、自分で自分の会社を設立したいという夢を持っていました。
当時、社長というのは経営について学んだ文系大学出身者、
というパターンが多かったのですが、私は理系学部で学んでいました。
理系にいながら社長を夢見ていたことは珍しかったのかも知れません。
経営の知識などは後からつければいい、大事なのは、
自分の提供する商品に対するプロフェッショナルになること。
その為には商品開発の基礎知識を身につけることの出来る
理系学部で学ぶことが重要だ、といった確信があったのです。
20代は研究開発に携わる、30代は国際マーケティングにも視野を拡げる、
そして40代で雇われ社長になり、50代でオーナー社長になる、
という大枠のビジョンを持ちつつ、勉強をし、働いていました。
そして、私がなりたかったのはオーナー社長。
雇われ社長は出資をしませんからすべてを失うようなリスクはありません。
対してオーナー社長はすべてを失ってしまう可能性が大いにありうる。
しかし、すべてをはじめから作り上げる醍醐味を味わうことができるのです。
海外で学ぶこと
私が学生だった当時は欧米がビジネスや技術の最先端をいっていました。
留学したくてたまりませんでしたが、当時は、自費で留学などということは
考えられない時代でした。
そのため留学制度のある会社を選び、就職しました。
この会社で働きながら得たこと、海外で得たものは大きかったと思います。
最先端の技術を目の当たりにするたびに興奮しました。
国内外の優秀な技術者との出会いも大いに刺激となりましたね。
世界に通用するソフトウェアをめざして
アートソフトという会社を私が出資して立ち上げました。
この会社を設立した目的は世界に通用する
日本発のビジネスアプリケーションソフトを開発・販売することです。
実は日本には世界に通用するゲームソフトはあるが残念ながら
ビジネスソフトは皆無です。
従って、日本発の世界に通用するビジネスソフトを
開発・販売したいというのが私の昔からの夢でした。
その為にはまだIT化が遅れ、しかも世界共通のマーケットがある業界が不可欠です。
それがコールセンター業界だったのです。
特にその内部マネジメントは世界的に見ても人海戦術に依存した部分が多く
IT化の余地が充分残されています。
また、コールセンター自体、個人情報を取り扱うという業務上の関係もあって
独自管理が主流で、そこに提供されるサービスも互換性がなく、
時間や人手が無駄にかかっています。
しかも、コールセンターに各メーカーから提供されている電話交換機には
全く互換性がありません。
この環境を鑑み、アートソフトが提供するソリューションは交換機および
ロケーションに依存しない完全にオープンプラットフォームなパッケージソフトです。
そしてこれによってコールセンターの運営効率化と標準化をめざしています。
こういったソフトは今のところ世界にもないパラダイムシフトを起こす
潜在力を持った商品です。
会社を始めるきっかけは色々ですが、常に情報アンテナを張り巡らせておくことが
新しい一歩を踏み出すためには重要だと思います。
ビジネスは学校の成績で決まらない
ビジネスとは、答えのない問題集のようなものです。
学校の試験のように、知識ややり方を暗記しているだけでは
良い成績を残せるとは限らないのです。
では、何が大切なのか。
私は人一倍の好奇心と、努力を続けるガッツだと思います。
スポーツにも、恋愛にも同じことが言えますね。
仕事もやはり、これに尽きるのではないでしょうか。
答えがないからこそ、何通りもの考えを導き出してみてください。
時代によって、環境によって、最適な決断は変わるでしょう。
様々なことに好奇心を持ち、今の時代に求められていることを感じること、
そして確信を持ったら突き進み続けることが必要だと感じます。
火だって、触らなくちゃ本当に熱いか分からない
とにかく、気になったらやってみることが大事だと思います。
関心を持ったことはとことんやってみてください。
極端なことを言えば、火だって本当に熱いか、触ってみないと分からないですよね。
小さいころ、本当に熱いか気になりませんでしたか?
論理的に考えること、机上で考えることも大切だけれど、
子供心、強い好奇心は絶対に失ってはいけないと思います。
抵抗勢力の大きさは、利益の大きさを物語る
今の時代は新しいことをどんどんやっていかないと埋もれてしまいます。
工夫を凝らして実績を上げていかなくてはいけませんね。
しかし、何事でもそうだと思いますが、新しいことをするときには
必ず抵抗勢力が存在する。
今まで自分が安泰にやっていたところに新参者がやってきて、
効率化を推し進めたりするものなら自らの利益が奪われてしまいかねないと
恐れる勢力がいます。
しかし、そこで諦めたらいけないと思っています。
抵抗勢力の大きさはつまり、そこに存在しうるマーケットの大きさ、
利益の大きさを物語っているのです。
ビッグチャンスを逃さないようにしてください。
就職活動生へ座右の銘を
Where there is a will, there is a way.
「精神一到何事か成らざらん」
私の座右の銘です。
自分のやりたいこと、興味のあることがなにかあるはずです。
何でもいいのです。
でもとにかく、それを貫いてみてください。
そうすれば自ずと、道は開けてくるはずです。