代表取締役/Producer 秋吉 勝也

株式会社ECS 代表取締役 Producer 秋吉 勝也

代表取締役 Producer 秋吉 勝也

株式会社ECS
設立 2007年5月
事業内容
  • Cross Media Solution
  • Web Creation
  • Desktop Publishing
  • Audio&Visual
  • Cross Media Solutionとは?
  • ECSはWebをハブとしたコミュニケーションデザインで、企業のプロモーションを成功に導きます。
会社HP http://www.web-ecs.com/

【幼少時代】

私は17歳まで大分県の田舎町で過ごしました。
父親が電気店を経営していたせいか
物心ついたころから機械いじりが好きで、
ビジネスの話に敏感でした。

そして小学校3年生の時に担任だった先生が変わった人で、
社会の時間に日本の企業の規模や株式投資などの話しを聞かせてくれました。
私はよくその先生に儲かりそうなちょっとしたビジネスを思いついては
相談していました。

先生は「それで将来が変わるかもしれないからやってみろ!」
とアドバイスしてくれました。
このころから将来サラリーマンになるという選択肢は私にはありませんでしたね。

小学校6年生の頃、とにかく機械やロボットに興味があった私は
無線の勉強をしたり、簡単なプログラミングをしてみたりと、
今で言う情報系の分野に強い関心を抱いていました。

このころの将来の夢はロボットを作ることでした、
ロボットが自立するには人工知能が必要だから、
それを解決するためにはコンピューターの知識がなくてはと思ったわけです。

そして中学生の時に第1次パソコンブームが訪れ、
とにかく自分も情報系の高校に進学したいと願いましたが、
相談相手の先生も情報系に疎く、そんな田舎町に情報処理科などという
先端分野を扱う高校もありませんでした。
仕方なく商業系の高校へ進学し、とりあえず簿記や商業経済の勉強をしていました。
簿記は単なる計算で退屈でしたが商業経済は実践的で楽しかったですね。

【脱・田舎生活】

しかしいつまで経っても先が見えないし、
高校を出たらどこかに就職という図式があり、
そんな退屈な未来はまっぴらゴメンだと、17歳のとき高校を中退。
とうとう家出同然にバック一つを抱えて、原付バイクで東京へ。

ゆくゆくは時代の最先端アメリカを目指そうと思いました。
あの時田舎町を出た爽快感は今でも忘れられません。

でも無謀だったんですね、あっという間に軍資金が底をついて
仕方なくも大阪で滞留。
しばらくはアルバイトを転々として食いつないでいました。

そんな生活を5年ほど続けた後、アメリカでMacが登場したのをきっかけに
再びパソコンへの興味がわきあがりました。
パソコンはプログラムをする道具から、デザインやCGなどを処理できる道具に
変わっていたことに衝撃を受けました。

そして家電の修理販売、AVシステムプランニング、映像制作と
徐々にステップアップをして先端分野を目指しました。
でもこのころはっきりわかったのは、自分には機械工学や
プログラミングは向いていないということです。

【単身アメリカへ】

しばらくの間映像系の仕事に携わっていましたが
アメリカでソフトウエアビジネスやデジタル技術を駆使した映画、インターネットが
普及し始めたころに、自分がやりたかったのはこういうことだ!とはっきり感じました。

思ったが吉日、TVで特集されていた企業数社に手紙を書いて訪問を懇願し、
返事がないまま単身アメリカへわたり突撃訪問。
門前払いは当たり前で、警備員につまみ出されるなんて事もあり、
結局2,3社しか見ることができませんでしたが、とても貴重な経験をしました。

中でも、1994年にモザイク・コミュニケーションズとして設立され、
同年にネットスケープコミュニケーションズに社名変更した超有名企業の会長
ジム・クラークさんがたまたまランチに誘ってくれ、
「誰もが最初は0からのスタート。やろうと思ったらなんでもできるよ!」
という言葉に強い衝撃を覚えました。
それにジム・クラークさんの歩いてきた道や性格が自分と似ていて、
すごく勇気がわきました。

劣等感や短所を、ポジティブな方向に活かすことが出来るのだと気付いたのもこの頃です。

【起業、そして、これから】

帰国後、Macで映像制作をしよう、Macがあればインターネットもできるから、
そこでwebの基礎を覚えてwebビジネスに転身しようと考えて、
再度映像系の会社に入社しました。
ところがあまりオペレーティングに向いておらず、
結局制作の仕事よりは企画系の仕事が中心になっていきました。
自分はそういうことが得意で向いているとも思い、
その分野でwebビジネスを展開することも出来ると考えました。

1998年にはじめて自分のMacを買うことが出来、
日本でのインターネットブームとともに起業を決意。
準備期間を経て2000年6月に創業しました。
2007年には法人化を果たしますが、当社は制作会社ではなく、
webを活用した『クロスメディアプロモーション』がメイン事業で、
マーケティングや集客の仕掛けなどをコンサルティングしています。

商品販売や集客に困っているお客様の仕事だけを引き受けるという
スタンスで事業を展開してきましたが、企業テーマでもある
「ホビー」「ソリューション」「コンプレックス」という3つをキーワードに、
今後はツイッターやソーシャルメディアを活用した独自のサービスも
いくつか展開していきたいと考えています。

さらに将来は、幼い頃から夢だったロボットを作るために、
ロボット産業への投資にチャレンジしていきたいですね。

twitterアカウント
https://twitter.com/ecs_akiyoshi