代表取締役 石川 幸千代

株式会社ゼネラルフード事業スタジオ 代表取締役 石川  幸千代

代表取締役 石川 幸千代

株式会社ゼネラルフード事業スタジオ
設立 平成10年7月
事業内容
  • レストランビジネス専門のコンサルティング
  • レストラン新規オープンご支援
  • レストラン不採算店の再生・活性化ご支援
会社HP http://www.general-food.com/

【英語教師として5年間勤めて】

大学卒業後に5年間英語教師をやっていましたが、教師という仕事を
続けていて、何か違うなと感じる機会が多くなりました。学生の頃から、
事業は決まっていてないけど、将来私は何かのビジネスで起業するんだ
という気持ちがあり、5年を節目に起業を思い立ちました。

【場所から事業を考える】

私が他の社長と大きく違うことは、起業する場所を決めて、
次に何をするか考えたところですね。
ビルの2階という場所が先に決まり、そこで何をやったら
一番良いだろうかと検討を始めました。
そこで「経営ノウハウはないから、他の店と大きく差別化するために
何かに特化しなければ成功できない」と強く思い、
「コーヒーとパンケーキ」をコンセプトに喫茶店を立ち上げました。

それまで、高級ホテル内の喫茶店でしか味わえなかった
ラグジュアリーな雰囲気とおいしいパンケーキを
そこで提供できたら人気になるだろうと考え、
そのようなコンセプトで喫茶店を始めました。

その後高級料亭やレストラン、かに料理店等、扱ってないジャンルは
中華料理だけというぐらい店舗を増やしていきましたが、
バブル崩壊の影響を受けて、25億円の負債を抱えて経営が
いきづまったこともありました。
しかし、その経験が今の事業の成功に繋がっています。

【一生懸命やっていたら必ず誰かが助けてくれる】

この言葉を実感しております。最初の会社が倒産したときも、
私の経営コンセプトを評価していただいた出版各社の編集長
および記者の方々が本を出して下さいました。
日本社会は海外と比べて事業に失敗した人に対してとても厳しく、
10年間は新しく事業を行うことが出来ません。
その10年を周りの方々が支えてくれたからこそ、
今の会社を立ち上げることができました。

今の事業を始めてからも、私はたくさんの方々に支えられています。
自身が誠心誠意心から頑張り続けていれば、
必ず誰かがそれを見て助けてくれるのです。

【レストランドクター】

現在、私はレストランドクターとして活動しております。
飲食店の赤字原因をその店の「病気」と捉え、
その病気の根治のためにコンサルティングを行っております。
過去あらゆるジャンルの飲食店を経営していたノウハウを活かし、
女性ならではの視点で飲食店の赤字原因を見つけ出します。
その中で特に大事にしているのは「短時間」と「低投資」
というコンセプトです。経営者にとって、改装期間中は売上が0
になってしまいますし、改装に多額の資金を充てる余裕もありません。
私の経験からも大きなネックであるその2点をクリアできること
が成功する立て直しの重要な要素だと考えています。

【ビジネスの根底は全て同じ】

私のキャリアを振り返ってみて、高校教師としてスタートしましたが、
その後の飲食店経営も、今のコンサルティングも、ビジネスとしての根底は
全く変わりません。生徒もお客様ですから良い授業を
行えていなければ学校に人が集まりませんし、飲食店も魅力的でなければ
繁盛しません。業態は違っても、魅力的な商材を提供するというベースは
一緒です。最近ニュースでもよく取り上げられますが、就職しても、
「やりたいことと違った」という理由で辞めてしまう人が多いですね。
本当にやりたいことと多少ずれていても、そこで全力で学び、
十分な知識と経験を蓄えてから他のことにチャレンジするという姿勢を、
今の学生達に持ってもらいたいと思います。