代表取締役 徳岡 臣紀
設立 | 株式会社トモノカイ |
---|---|
事業内容 |
|
会社HP | http://www.tomonokai.net/e/ |
サークルから株式会社へ
当社はもともと東大生の有志教育サークルとして平成4年に発足。
私がサークルのメンバーになったのは平成11年のこと。
ただ単純に学生生活を送るのはつまらないので、
何かチャレンジすることがほしいと思い、知人に紹介してもらったのがきっかけです。
もともとチャレンジすることが好きなので、
それを一番体験・経験できる社長やビジネスをやりたいとは考えていましたが、
サークルから起業するとは思ってもいませんでした。
しかし、何かを変えるにはサークルではなく、最もダイナミックに活動できる
株式会社が一番と考えたからです。
その想いから翌年には株式化し、ビジネスとして活動を始めました。
当たり前のことをやることで登録者数が増加
サークルを母体にしたとはいえ、実質一人での起業。
そのためネットワークもあってないようなもの。
家庭教師の紹介事業からスタートしたので、質の高い先生を集めることが課題に。
そこで意欲があり、勉強が好きで、教えるのが上手い人を集めながら
研修の強化を行うことで先生の質を高めました。
これにより、子どもの成績がアップし、親御さんに満足してもらう。
この当たり前のことを行っていくと口コミで広がり、先生の登録者数も増加しました。
大きくなるにつれて人を雇わねばなりませんが、これが一番苦労しました。
アルバイトを雇っても社長が若い・事務所がワンルームマンションという理由で
定着しない。
考えた結果、やりがいを感じてもらえる仕組みをつくることに取り組みました。
“次の時代の価値を創り出す人間を輩出する”
家庭教師の紹介は1対1であるためミスマッチが発生したり、
登録しているだけの先生が増加したりしていました。
また塾や予備校では講師不足が深刻化。
両方の問題を解決する道として、塾講師の紹介事業を始めました。
これは決して講師不足の穴を埋める紹介でなく、塾が広告よりも
教材や講師の質を高めることに力を入れて欲しいと考えているからです。
この他にも自分にあった塾を探せる塾比較サイト「塾ナビ」、
地方の中高生にモチベーションの土台である憧れを持ってもらう
「大学体験プログラム」を運営しています。
これらはすべて当社の使命である
“次の時代の価値を創り出す人間を輩出する”のためです。
今後の展開としては2つ考えています。
1つは事業を日本、そして世界へと広げること。もう1つはコンテンツ強化。
「先生の登録者数」という量から「どう教育すればよくなるのか」という
質を高めていきたいですね。
徳岡社長を漢字一字と色で表すと…?
漢字では「真」ですね。
私はよく「本質を追求しましょう」と言います。
ビジネスの本質を追えば、顧客に誠実で、
社会的に意味のあるビジネスしか残りません。
また、運やビジネスモデルがあっても本質的には、
経営者の成長量と社員の成長量でしか会社は成長しません。
一喜一憂することなく、物事の真の姿を見極めることが大切かと思います。
色は誠実なイメージと真を表現する「青」です。
「昨日の成功体験を捨て、果敢に新しいことに挑戦する」
景気がいいときは過去の成功を積み上げていくのも大切です。
しかし今はそういう時でない。
今苦しんでいる企業・業界は無意識のうちに
「今のままでも・・・」「成功しなくても・・・」と考えてしまっています。
それでは昔の栄光にすがっているだけ。
新しいことに挑戦できる人は今のような時期でも成長していくでしょう。